見出し画像

自己治癒力の発達

保育園に行ってから1年ぐらいはあらゆる病気をもらってきて、しょっちゅう熱あげたり風邪引いたりする

というのはよく目にする話だった。

ご多分にもれず、去年の6月から今の保育園に通っている娘も、そりゃ〜もうよく風邪を引いた。

とくに年末からはエンドレスで、やっと鼻水が収まったかと思えばまた鼻水が始まるを永遠のループ。(娘の風邪はたいてい鼻水で始まり、鼻水で終わる)
RSウイルスが流行ったときも、ヘルパンギーナが流行ったときもしっかりともらってきて、ばあばに「娘ちゃんは流行りにのるタイプだな」と真顔で言われていた。

1回行ったら平気で3〜5時間ぐらいかかる病院にも、どれだけ通ったか知れない。
小児科があまりに時間がかかるので、事前予約ができる耳鼻科にもよくお世話になった。
鼻水がメインの風邪が多いゆえに、中耳炎(子どもはなりやすい)が癖になってしまったこともあり。

余談だが、この耳鼻科は絵本が充実していて娘は好んでいた。通っている小児科は、小児科のわりに絵本のラインナップがまったく…で時間を潰すのが大変なのだ。

そして世はまだまだコロナ禍であったので、熱があれば院内には入れず車で待機である。保育園に通っているとコロナの検査も受けなければならない。小児科の駐車場は常に順番待ちの車で溢れていた。

常に動きまわりたい2歳児と車内で時間を潰すという苦行を乗り越え、車のままでコロナの検査を受け(幸いコロナ陽性だったことはない)、さらにひたすら待ってから個室の待合室へ呼ばれ、そこから「これから宇宙へ行きなさる??」ってぐらい全身を防護服で固めた先生に診てもらう。たいてい診察は5分で終わる。

1ヶ月何回通院してんだよって白目剥くほどだったけど、それがマジで入園1年経ったら、風邪を引かなくなったんである。

鼻水がたれだして、これまでで言えばまさに「風邪が始まるよ(cv.槇原敬之)」の状況だったのに、病院に行かないまま自然に治った…という状況が、ここ3回続いている。

さらにお盆のあと、保育園で謎の高熱が流行ったときも(また流行りに乗ってしまった)、保育園で38℃、自宅では最高39.2℃を叩き出したが、なんと1日寝ただけで完全復活したのである。

自己治癒力が……育っている…!!!

免疫力や体力がついた、ってことなのだろうが、これは革命的である。

もはや、娘は風邪菌に自力で打ち勝てるのだ。

座薬を打っても高熱が引かなかったが、超絶不機嫌モードになりながら、娘の体内で激しい戦闘が行われていたのだ。
そして彼女は勝った。

今現在も保育園でヘルパンギーナが大流行中であるが、娘はピンピンしている。
それどころか、これまでには娘の風邪をもらってばかりだった私が、酷暑からの急激な気温低下により風邪を引いたようなのだが、なんだか娘は大丈夫な気がする。

1日に何度も鼻水を吸った日々も、往復1時間かけて病院へ通った日々も、熱が出ると決まって夜中に唸って何度も起きる娘に付き合って寝不足になった日々も、保育園から電話が来るたびに仕事を中断していた日々も、今は遠し。

今まさに子どもさんが保育園や幼稚園でしょっちゅう風邪を引いたり熱を上げたりしている、というママがいたら、安心してほしい。

成長するにつれ、その「一番頻繁な時期」は必ず終わるはずだから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?