男女の友情とか「姉」ぽいとか「家族」ぽいとか

男女の友情について熱っぽく語ったのは結構前。ちなみに私は「友情」もあるんじゃないかと思ってる派。

その中学生からの付き合いの男「友達」は、
「男女の友情は成立しない。絶対にしない。なぜならば俺は女であれば、どんな女でも隙あらばやろうとしてる」
と言っていた。

「私は違うんじゃない？」
と私が言うと
「お前とだってやろうと思えばできる、けどやらないだけ」
と言っていた。
私は否定してほしかったけど、話は平行線だった。

その議論をしているときに、私はその男「友達」の家にいたし、その男「友達」に「やられそう」な気配もなく、飲み過ぎて寝た男「友達」の部屋のソファーで漫画を読み、うたたねして朝方適当に帰った。
で、その日の夕方
「寝たわ。ごめん。みらいって男友達と同じかも」
と言われた。
私は「ほらね」って思った。友達って性別とかじゃなくて、その人との関わり方なんじゃん？って。

彼は恋愛体質で、女がいないと駄目なタイプだった。そして彼女ができると必ず私に紹介した。
「どう思う？」
「いいんじゃない？大切にしなね」
そのやりとりに意味があるのかわからないけど、
紹介したいって言われるから、いいよ。って言って飲みに行く。ただそれだけ。
そんな彼も8年前くらいに結婚した。
それからは、あんまり連絡も取らなくなった。別にそれでいいと思ってる。

男も女も付き合いの長い友達が増える。
年を重ねていけば、その分付き合いも長くなる。
私は、「知り合い」と「友達」の境界線はしっかりとひいているつもり。
その人の人生と割と深くかかわる付き合いをしている人のことを友達と呼ぶ。

「みらいに彼女を紹介したい」
めずらしいことに今月2回言われた。

「付き合いも20年目。俺には女兄弟がいないからきっと姉がいたらこんな感じなんだと思う」
だいぶ年下のその男友達は、私より一回りくらい年下の彼女に私をそう紹介してくれた。

少し年上のもう一人の男友達は
「こいつとは一番長い男友達の次に長い付き合いになる。どうしても合わせたくって」
友達の遠距離の彼女は
「お噂はかねがね聞いていたので、お会いできてうれしいです」
と言った。

私は、今まで何度も男友達の彼女を紹介されている。
結婚した友達もいるし、別れた友達もいる。
彼氏の「女友達」として感じ悪くならないように、余計なことは言わないようにする。正解なのかは分からないけど、友達の彼女と仲良くできて、みんなで飲みに行ったり遊びに行けたら楽しいなって思う。
なにより、私は彼らが幸せそうなのが嬉しいし彼女と仲良くやってほしいと、本気で思ってる。

「彼女がご飯会したいって言うから、うちにおいで」って言ってもらうこともある。そういう時は行く。
彼女ができたら男友達の家で家飲みも控える。何があるわけじゃないんだけど当たり前な気がして。
私も気軽に「仕事帰り暇なら家にご飯たべにこない？」とは誘わなくなる。彼女が嫌がらなければ一緒においでね。っとはいうけど。

じゃあ、友達って何なんだろうね。彼女ができて、付き合いを変えるのは、私が異性の友達だから念のため「疑われたくない」と思ってるから。

そもそも紹介してくれた彼女たちが「男女の友情」は信じない派かもしれない。そうなると、私っていったいどんな風に見えてるんだろう。

となるとさ、男女の友情って同性の友情とはやっぱり違うのかもしれないね。
いや、同じ気もするんだけどな。
これって正解ってあるのかね。

#男女の友情