宗教二世のこと～家庭内編～

またかいな！
でもね～( •́ㅿ•̀。 )、宗教二世である子供が、閉ざされた「家庭」という空間の中でどんなことをされていたのか伝えたいんだ。

生まれてすぐから会合に連れていかれて、数時間大人しくしてなくちゃいけない。
これは子供にとって虐待に等しいとあたすは思う(。-`ω´-)

これは一人でお留守番ができるまで続く…。

あたすがＳのお経の練習を始めたのは幼稚園の頃。

みらいはシャチなのにお経できるの？？
法華経を唱えることができます！

朝晩のお経が修行の一つ。
お題目って…あれだよ「なんみょ～」ってやつ。

あたすはエレクトーンを幼稚園のときから習っていて。
金がない、貧乏、と言いながらこれだけはやらせてくれた？
やらされた？？

だから夕方はエレクトーンの練習とお経、
子どもがお経…
おかしな話だよね(´･∀･`)あほ？
朝はお経のためにその分早起きをする。
僧侶かよ！(。 ｰ`ωｰ´)／ﾊﾞｼｯ

それだけでも毎日ツラいのに、例えば学校で転んで怪我した、病気になった、というと
「今日の朝、ちゃんとお経していかなかったから！」
と怒られる(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )
病院についていくのも渋々、小学校のときバスケで骨折した時も母親は付き添わず一人で病院にいった。
会合から帰ってきて父親が帰るまでに夕飯の支度をしなきゃいけないから付き添わなかったんだ。
一万円と保険証を渡されて近くの整形外科に一人でいって、先生と看護師さんに驚かれたんだ。

そんな毎日で、高校受験になったんだけど…
Ｓ学会の同級生と比べてうちが何でも一番じゃないと気が済まない母親は、高校も決めてしまった。
公立の見栄が張れるところ。

担任もうちがＳだと知っているからＳ高校を薦めてきたけど、私立だから学費が高い。だから行かせない。
あたすも行く気なし！

あたすは普通の学力だけど、母親が言うところに合格した。

担任は気を遣って「お母さんの祈りが通じたわね！」と言われて母親は上機嫌だったけど、担任よ！それはちゃうで！！(  ºДº)/ｵｲ
全てはあたすの努力！勉強に励んだのはあたす！当日のテストでたくさん点をとったのはあたすだーー！！！

高校は母親の方針でバイト禁止。
でもお小遣いは少しだけ。

何のためにあたすは生まれたんだろうね。
なかなか子どもができずに苦労したって聞いていたけど、何だったんだ。

家に置いてもらっている間、門限もあって、旅行もダメ。
それは就職してからも続いて、結婚で家を出たんだけどそれまで続く。

また見栄の張り合いの大学受験がくると「Ｓ大学に行け！」と指令が下りる。
でもあたすは大学に行きたくない。好きなことを学びたいと医療系の専門学校を希望していた。

そうするとやることは一つで…あたすもこの年齢になると負けない。
受けた大学全て白紙で出してやった！

全落ちして烈火のごとく怒られた。
そうでなくても元々顔が怖いのに（般若の面）もっと目は吊り上がり大変な怒りをぶつけられた。

父親は「好きなことさせてやれよ」と折に触れて言ってくれるが、「子育てにお父さんは口を出さないで！」と跳ね返す。

専門学校に進学するときも渋々、ギリギリまでお金を出してくれない。
父親の「いい加減にしろ！」でやっと出した。

そして進路が決まるとすぐにバイトをした。
そのバイト代まで「家に入れなさい」と巻き上げた。
父親は「バイトなんだからいいだろう」と言ったが「うるさい！家に置いてやっているんだから当然よ！」と。

卒業のときは氷河期真っ只中で就職難。
どうするか考えた。今のバイトでつなぎながら就活するか…。
でもそれじゃあクソババァがまた怒り出す…。
仕方ないな…奥の手を出すか…。

「バイトしながら就活と大学行きます。Ｓ大学の法学部の通信教育行く！」

これにはクソババァは「やられた！」と顔に出てた。
でも次の瞬間
「そうよ！池〇先生の元で学ばなくてどうするのよ！」

この頃、Ｓと日〇〇宗は決別していた。
だからＳは「池〇教」の様相を呈しており、ますます池〇先生への信仰が強かったクソババァ。

本音はＣ大学の法学部の通信に行きたかったんだよ。
家から近いし、有名だし、どこに行っても恥ずかしくないし。

でも背に腹は代えられぬ。
クソババァを抑え込まなければ前に進めない。

それからすぐに就職も決まって仕事と学校とレポート提出と教習所もおまけにてんてこ舞いな数年を過ごした。
その間もＳがらみで喧嘩は絶えず、母と娘の戦争は嫁に行くまで続いた。

家庭という密室の中で宗教のことで喧嘩、心を傷つけられたり、理不尽なことばかり。
でも密室だから第三者にはわからない。
会合ではいい顔して仲の良い家族を演じるから。

宗教の無い家庭ではどんな会話するんだろ？
ってたくさん考えた。
答えは出なかったけどね。

何でも「宗教中心」に考えるからおかしなことになるし、私の心も知らず知らずのうちに病んでしまっていたのは後になってからわかったこと。
精神科でも患者の中に宗教二世は多くいると聞いている。

宗教一世は「自己判断」で入会している
宗教二世は宗教を「押し付け」られている

宗教で不幸になる人を出したくない。
それがあたすの願いです。