インタビュアーとして密かに目標としていること
インタビュアーとして活動し始めて、半年。インタビューも7件目となりました。
主なインタビュイー(インタビューされる人)は、「移住者」。
そろそろ「自分なりの」インタビュアーになってきた感覚があるので。
インタビューする上で大事にしていること、気づきなどを整理したくなりました。
目標と「なったらいいな」と思う未来
わたしが「優先したい!」と思う順に、挙げてみます!
インタビュイーが「話せてよかった」と思える時間になる
これは、ほぼほぼ実現できています。
インタビュイーは、必ずしも「インタビューされたい!」と思っている人ばかりではないので、良い時間だったと思って欲しくて、もっとも意識していることです。
インタビュー時間は、長いと2時間強。
記事修正の時間も含めると、それ以上の拘束時間がある。
だったら「話せてよかった」「楽しかった」
そう思ってもらえる時間にしたいと思っています。
そのために
できるだけ普通の会話のように話す、聴く
マジメすぎない雰囲気
あまり前情報を入れず、新鮮な気持ちで興味を持って聴く
ことを意識しています。
「この人に会ってみたい」と思わせたい
これも、実際に読者から「会ってみたい」という感想をいただけています。
記事を書く上で、私の優先順位が高いもののひとつに
「インタビュイーの良さを伝えたい」
という想いがあります。
取材中、私が感じた「インタビュイーの魅力」それが伝わるようにしたいと思っていて。
魅力を伝えることが、結果的には「会ってみたい」につながっているみたい。
私が掲載しているメディアは「移住」に関するもの。土地の魅力のひとつに「人」があると思っています。
だから、この「会ってみたい」が、定住や二拠点居住に繋がってくれたら、とてもステキだな〜、と夢を膨らませています。
移住候補地を選ぶきっかけになる
インタビュイーが話す「地域の魅力」は、余すこと無く記事に組み込むようにしています。
掲載場所が「移住」につながるためのメディアなので、これは最低限意識すべき目標。
だけど、私はときどき「人の魅力を伝えたい!」を優先してしまい、構成がグラついてしまう……笑。これは反省点のひとつです。
土地の魅力や、移住のきっかけ。移住までの経緯、田舎でのライフスタイル。
そんなことが1つでも移住したい人のヒントになったらいいな、と思っています。
「ふつう」の移住者の魅力が伝わる
以前、田舎移住をする友人が
「移住イベントに行ったけど、起業しているキラキラした移住者ばかりの話で。自分たちとライフスタイルがかけ離れていて、移住のイメージを描きにくかった」
と言っていました。わたしもすごく共感。
キラキラした移住者ばかりピックアップしてしまうと
「スゴい人じゃないと移住はできない」
と、移住への勇気が出なくなる人もいるように思います。
私が住む「日高川町」。
目立った観光地があるわけではないのですが、私はそこが好きです。
インタビュイーからも同じ言葉を聞きました。
この土地の良さは、派手じゃないこと。
普通に暮らしている人こそ、本質的な良さを分かって住んでいるんじゃないか?
そんな仮定を、密かに立てています。
色んな事例を見ることで「私にも田舎移住ができるかも?」と、一歩踏み出すきっかけに繋がってくれたら、最高にうれしい。
記事がビジネスの宣伝になる
インタビュイーが「話せてよかった」と思える時間になってもらうために、記事を「ビジネスの宣伝をする場所」としてもフル活用してほしい、と思っています。
インタビューした塾講師の方からは「記事を見て、4人の生徒さんが入塾してくれた」と言ってもらえました。
これは、予想以上の結果でした。
正直、SEO対策が甘い記事なのだけど……
学習塾が少ない地域のため、検索ワードに「日高川町」「塾」と入力しただけで、勝手に上位表示されてしまいました(笑)。
実際の入塾の動機を教えてもらうと
ネット検索→記事を読む→講師の人柄がわかる→安心→入塾
という流れになったそうです。
「この人に会ってみたい」記事を意識した結果、それが集客に繋がった。
理想通りの結果に、とても嬉しくおもいます。
その他インタビュアーの経験を通した気づき
看護師の経験が活かされている
これは、かなり大きな気づきでした。
ほぼ2年間、わたしは看護師を退き、色んな仕事をしています。
別ジャンルの世界に飛び込んだ。そんな気分でいました。
でも、違ったんです。過去の経験が確実に活かされている、って。
看護師の経験の中で培った、コミュニケーションスキル。聴く、聞き出す。
特に「聞き出す」の部分は、インタビュイーからも褒めていただいたこともあります。
過去の経験は、色んな形で活かされるんだな〜、と繋がっていることが嬉しいです。
移住者の意見の平均値を取れる
例えば「地元の景色が変わってほしくない」。移住者の数名が、同じことを言っていたんです。
「あぁ、数人が同じことを言っている。だったら、ここが地域の魅力の本質になりうるのかもしれない」
そんな風に、いろんな方と話すことで、自分の中で仮定を作り出すことが出来る。そして、より多く聞かれる声は、私自身も自信を持ってその意見を言うことが出来る。
これも、副産物として、良き機会をいただけているな〜と思っています。
田舎移住したい人全般に伝わる内容になりうる
田舎移住の準備をしている友人に、私の記事を読んでもらいました。
すると「参考になる!」と感想をくれたんです。
そこで気づいたのが、メディア自体は「日高川町に移住したい人」向けでも、田舎移住したい人すべてに響く可能性もあるんだなって。
これも、面白いな〜と思っています。
インタビューされた人の初めに読んだリアクションが多種多様
これは、とっても当たり前なことですが。記事を読んだインタビュイーのリアクションは、ほんとうに様々です。
「また新しいパターンが来た!笑」
と、いつも私が予測したものと違う反応が返ってくるんです。
紙媒体で完成記事を確認したい
もっとお笑い要素を追加したい
「いい言葉書いてくれたね〜」→それ、あなたが言った言葉ですよ(笑)
夫が夢を熱く語っていたけど……家族全員がその夢反対してるんです
メディアに出るのに抵抗がある……表現内容を見直したい
などなど。予測外のリアクションに、一瞬ハッ!とすることもあるけど。
いろんな反応があって面白いな〜!と臨機応変に対応しています。
すべての過程が「楽しい!」と思える仕事に感謝
インタビュー準備、取材、記事作成、修正。
すべての時間が、ほんとうに楽しい。
インタビューを通して、さまざまな価値観に触れながら人と出会えることも、ふつうの出会いとは違った繋がり方が出来る感覚があります。
すべてが楽しいと思える仕事。こんな機会をいただけて、本当に有り難い。
それでお金をいただけるなんて、本当に最高。
私自身が、楽しんで仕事している。
それが、より熱量の高い、良い記事に繋がっているのでは?
という仮定を立てつつ。
これからも楽しんで、仕事していきます!
⬇インタビュー記事(直近7件が私の記事です)⬇
⬇過去の「移住」についてのnote⬇
⬇私の田舎移住で感じたことはマガジンにまとめています⬇
読んでくださり、本当にありがとうございます^ ^