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いなか古民家ぐらし

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田舎暮らしや古民家暮らし、移住をイメージしたい人へ。 ひとり暮らしののち、2023年から2人ぐらしになりました。
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#看護師

住むことで感じる「田舎暮らしの魅力」

和歌山で田舎暮らしを始めて1年、私はたくさんの場面で「移住して良かった」と心から思います。実際に生活の中で感じた、田舎暮らしの魅力をお話します。 密を避けやすい環境和歌山に移り住んですぐに「移住は正解」と感じた理由は「密を避けやすい環境」があるということです。 和歌山に移住する前は大阪市内に住んでいました。当時、看護師だった私は、自分のことを「コロナに感染している可能性のある汚い存在」と思っていたので、極力人混みを避けて生活をしていました。 都会では、最低限の外出場面で

2021年自ら望んで達成できたことを挙げてみる

最近、「ユダヤ人大富豪の教え」という本を読んだ。お金儲けの本かと思って読み始めたが、実際は「仕事とはなにか」「生きるとはなにか」が書かれていた。 著書の中で「自分が望んできて達成できたことを書き出す」という方法があり、1年の振り返りに丁度いいと思い、羅列することにした。 田舎暮らし私が「田舎暮らしがしたい!」と強く思い始めたのはいつからだろう。 たぶん東京での都会生活に違和感を感じた時からだった。 あとは地方の仏さまたちに会いに行ったのもきっかけだったと思う。 思い起

人間は枯れて死ぬのではなく熟して死ぬのかもしれない

ミカン採りをしながら、同僚のお姉さんが 「看護婦さんは、もうすぐ死ぬかもって分かるんやろ?」 と聞いてきた。 そのお姉さんは、お父さんが亡くなるときに主治医がタイミングよく現れてビックリした、きっと亡くなることを予測していたのだろう、と話してくれた。

畑だからこそできる、大事な話。

突然、会いたくなった友人がいた。きっと畑をやっている友人と、農について話したくなったからだろう。彼女との再会は、私に多くの気づきをくれた。 きっかけは「看護師」という共通項 彼女とは、1年ほど前にコミュニティナースの研修で出会った。出会ったばかりは「同じナース」というだけの繋がりだった。 当時のわたしは、訪問看護師としてバリバリ働いていて、農や食について一切の知識が無かった。彼女はすでに農×ナースというビジョンを持っていた。だから交わることがなかった。 2ヶ月ほど前。

なぜナースの私が農家バイトをするのか

近所のおっちゃんに、ミカン収穫のバイトに行く、と言ったら 「なんや、はよ看護師に戻らんかい」 と言われた。なんか、すごい悔しかった。でも上手く言い返せずに、まぁね〜って笑ってごまかした。 笑ってごまかした自分にも、悔しくなった。 「看護師の方が良い」と言われる違和感おっちゃん以外にも 「農業よりも看護師さんのほうが給料いいでしょ〜」 「いい資格持ってるのに〜」 と言ってくる人は、多い。その質問になんとなく返答はするけど、上手く言葉にできない自分がいた。 看護師

看護師という信頼があるから話してくれる大切な話たち

ただいま、絶賛ニート中。 今後の方向性は、ぼんやり見えているものの、まだ輪郭が見えてこない。 けど、どんどん減っていく通帳残高に少し焦る日々。 近所に、顔色の悪いおっちゃんがいる。 繊細なところが少し私に似ていて、妙に親近感を覚えて気になる存在。 そのおっちゃんに久しぶりにあった日、その日も調子が悪そうだった。 気になって話しかけた。 「あんた、看護師やからわかるやろ?おっちゃんも色々と大変やねん。季節の変わり目は特にな。」 季節の変わり目のしんどさは、私もよ

1ヶ月の梅収穫バイトが私にもたらしてくれたこと

1ヶ月の梅収穫のバイトが終わった。 初の農家バイトに、体力面の不安が強かったけど、なんとか1ヶ月乗り切ることができた。 というより、大変さよりも得るものの方が圧倒的に多くて、楽しさが明らかに上回っていた。 せっかくのたくさんの学び、気づきを整理していこうと思う。 農作業の大変さ、食のありがたみ 脚立に乗っての収穫。時には木にも登る。 強靭な木の枝が顔などを傷つける。 ムカデやハチ、毛虫など虫に刺される。 炎天下での作業による熱中症。 農作業は、わたしの想像を

私の求める生きる力は自然に沿う、ということだった

生きる力を身につけたかった1年前1年ほど前、ふと思ったことがあった。 「生きる力を身につけたい」 という思い。 でも、しばらく何に対して「生きる力」と感じているのかわからなかった。 田舎暮らしの中で感じる「生きる力」 「生きる力」を求めて田舎移住をして、半年ほどが経った。 古民家で暮らすこと、ガーデニングや農作業、料理や保存食づくり、地域の人々との関わり。 いろんな経験の中で今わたしが思う「生きる力」は 「自然に逆らわずに、沿って生きる」 「自然の力をもらい