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示談金か訴訟か

勤務先の病院から金銭の支払いを提示されました。

私はもともと医療従事者で、男性上司(医師)からパワハラ、セクハラを受け、精神疾患を発症して休業にいたっています。 

上司はいわゆる“自己愛性パーソナリティ障害”が強く疑われる人です。
以前勤務していた大学病院でもハラスメントで問題になり、大学病院を追い出されています。

いま、退職に向けた話し合いをしているところです。
病院はとにかく穏便に終わらせたいのでしょう。そして、後ろめたいことがあるからお金を払おうとしてくるのでしょう。

示談金を受け取ったら楽かもしれない。
もう縁が切れるから、思い出さなくて済むかな。

傷病手当金の申請書も病院がいまだに持ったままです。病院が保険会社に送っていない。
この半年間貯金を切り崩して生活していました。
だから、お金が入ったら嬉しいだろうな。

でもそのお金は自分が頑張って働いたお金ではなく、決して埋め合わせることのできない諸々をごまかすためのお金。
決して許されることのない罪を許してもらおうとするためのお金。
受け取って気持ちいいものなんだろうか。

お金を受け取ったら病院で起きたパワハラやセクハラに関しては口外禁止になるだろう。
もう2度と戦うチャンスは無くなってしまう。


訴訟にする、ということも考えています。
長い厳しい戦いになるでしょう。
負ける可能性だって十分あります。
私の病状が悪化する可能性があります。2〜3年、耐えられるだろうか。


でも悔しいのです。
被害者が病んで職場を去っていく。元の状態に戻るかどうかだってわからない。時間がかかるかもしれない。 
自分の他にも何人も退職者が出ました。
患者さん達のことを思って、真面目に働いてきた人ほど職場を辞めていく。
加害者は守られていて、普段通り暮らしている。

病院は適当な労務管理を行い、パワハラの再発防止を怠りました。
また、病院内で起きた様々な事を隠しすぎました。


パワハラに対してお金で解決しようとすると、お金で無かったことにされてしまうので、結局事は明るみにされない。
問題視されずに隠されてしまう。
加害者は反省なし。
また繰り返される。

お金で解決するしかないのでしょうけれど、示談金って意味あるかな?とも思うのです。
根本解決には全くならない。


こんなにハラスメントやらいじめが多くて、加害者が守られる風潮の国で、子供を産みたくなる人が増えるわけないですよね。


裁判を起こしてもパワハラは賠償金が少ない。
一緒に戦ってくれる弁護士さんを探すのも一苦労。
そして、弁護士さんに労力をさいてもらっても、パワハラで勝つのは難しい。
裁判を起こそうとする人は少ないわけです。

子供達がいじめで何人亡くなっても、パワハラで何人亡くなっても、日本は全然変わらない。 


被害者にならないように気を使って生きる、被害者になったらそこから逃げるしかない。
弱いものの立場に立ってくれる人があまりいない。
裁判所の判断だって、罪が軽すぎるよな…と思うことがよくあります。


こんなにブラックな事だらけの国で、今の子ども達が大人になった時、日本に生まれてきてよかった!と思ってもらえるのだろうか。



怒る人がいないと社会は変わらない。


社会に大きな影響を与えたい、とか大それた事は思っていませんが、
微力ながら社会に一石投じたい気持ちもあるのです。


私の明日はどっちだ。


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