見出し画像

空の夏の1コマ【のんびり鎌倉紀行 五番/『来迎寺』】

 今回はこちらのフォトコンテストに参加します。

 ええ。もちろん、この写真は私じゃあありませんよ。笑
 みらっちの「ほのぼの鎌倉紀行」ではお馴染みのフォトグラファー、空ちゃんの写真で参加です。

夏の花といえばタチアオイ
Photo by 空

 2024年7月7日、七夕の日は、鎌倉西御門にある「来迎寺」さんへ参拝いたしました。
 こちらの写真は「来迎寺」に咲いていたタチアオイの写真です。

 来迎寺という名前のお寺は、鎌倉に2つあります。
 ひとつは材木座、もうひとつがこちらの西御門の来迎寺です。

 数年前に鎌倉三十三観音巡りをしたときには、予約制と言うことも知らず、ふらりと行って、表に置いてあった紙の御朱印だけいただいて帰ってきました。
 今回はぜひ、実際に「如意輪観世音菩薩」様を観たい、ご住職さんのお話も聞きたい、内部を見学したい、ということで、予約をしてまいりました。

実に暑い日でした
 門がいくつもありますが、どの門も綺麗です。

 西御門の来迎寺のご住職さんは、学校の先生と兼業とのことで、お寺を開放している日が決まっています。
 月に1~2回の完全予約制です。
 12名までとなっており、本堂に椅子が設えられてありました。
 ご住職さんはさすが学校の先生、と言った感じで、お話がとてもお上手でわかりやすく、微に入り細を穿つ歴史の説明に聞き入り、引きこまれました。

 かつての鎌倉幕府からみて西にあるこの土地は、西方浄土への憧れから要所と考えられ、頼朝の墓が安置されるなど、大切にされてきたのだそうです。それゆえいくつもの小さなお寺がありましたが、様々な事情から廃寺になったり統合されたりを繰り返し、今の「来迎寺」となったとのことです。
 ブラタモリなどを絡めながら、詳しくお話しくださいました。
 
 長い間に宗派も変遷し、珍しいことに「来迎寺」さんには、真言宗、浄土宗、禅宗、時宗などの宗派が入り交じった仏像が安置されています。
 現在は「時宗」です。

かつてこの場所にあった太平寺跡の石碑
時宗の家紋
時宗の家紋についても
詳しいお話が聞けて嬉しかったです
一遍上人の実家の家紋だったそうな
よい構えの本堂でございます

 予約制となっている特別拝観のため、お話のすべてをここに記すのは、控えさせていただきます。やはり、予約して参拝した方が聴くべきお話、だと思います。

 先代ご住職さんが作られたという、特に婦人病に霊験あらたかというお守りを購入し、御朱印をいただいて帰途に就きました。

 とにかく、暑い日でした。

 空ちゃんと、駅に行くまでにどこかでお茶したいねと話していて、でも実はあのあたりは意外とお店がなく、ふらふらと彷徨いこんだ小道で発見したのがこちらのお店です。

 鎌倉八幡宮の近く、横浜国立大学付属小・中学校の裏手にあります。

「Cafeb」さんの看板
わかりやすいけど
奥の細道なのでわかりにくい
なんとも言えない
「迷い込んだ系」の道にあります

 拝観が13時からだったため、この日は昼食を済ませてからの集合。
 美味しそうなメニューを見て、実に残念でした。知っていれば早めに集合して行ってみたのに、と空ちゃんと話しました。

この日のデザート
ココナッツミルクとオレンジセット
をいただきました

 ご夫婦でやってらっしゃるお店で、この日はレトロなステレオからビートルズが流れていました。「Cafeb」の「b」はビートルズの「b」でしょうか。
 知る人ぞ知る、という感じの、隠れ家的お店でした。

 このところ、私も空ちゃんも忙しく、なかなかお参りの日にちが取れません。今年中にはなんとか1周したい(2年かけてます)と思っています。
 ほんとうに「のんびり」ですが、鎌倉紀行、これからもおつきあいいただければ嬉しいです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?