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新年の目標・・・について考えてみた

あけましておめでとうございます。
既に仕事も開始しており、新年の書き始めにはちょっと遅いですが。

自分の感情や願いを置く場として、
今年もゆるゆると書いていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

新年といえば、
昨年までの自堕落な自分
失敗した経験
などを見直し、
よりイケてる自分、ベターな自分を目指すために
「目標」や「抱負」を立てる事が一般的ですよね。

「成長し続けるドライブ」が大切と信じている私も多くの方と同様に毎年目標を立てていました。

・・・が、

多くの方と同様に
月日が経つと目標を忘れ
ハッと思い出した時には、巻き返し不可能なタイミング
目標を諦めるor努力をやめる
目標達成出来なかった自分に幻滅する年末
という負のループを繰り返し

最後に残るのは、

私ってやっぱりダメだ・・・という自己嫌悪

が毎年のパターンなので、
今年は目標立てること自体を検討中です。

ちょうど良い機会なので、
なぜ目標を立てるのか?
を私の場合、限定で考えてみたいと思います。
(他の人がなぜ目標を立てるのか考えたところで分かりようがないしね。)

私、ダメ人間です

常に何か頑張って成長しないといけない。
なぜなら、私はダメ人間だから。
何もしない私は人の役に立てません。

私が手放せない信念が、これ。
ここ数年、メンタルモデルとか内側の痛みとか、色々と自己理解の学びや体験を経て、やっと?たどり着いたこと。

だから、もう止まっていたり、何もしていない状態だと息できなくなっちゃうわけです。
回遊魚か?私は・・・

奇しくも現代社会は
一生学び続けて成長する
自分の価値を上げる

的なメッセージに溢れていて、
私の中の「成長ドライブ」を刺激し続けます。

自己啓発本はそれなりに読み漁った
SMARTな目標の立て方は空で言えるようになった
イケてる感じの目標を何度も立て、取り組んだ

目標を立てて取り組むテクニックだけは、ある程度上達しました。

ビジョンを持って
ゴールを定めて
ゴールに向かう最短距離を効率的に走る
そのために、目標を設定&達成する

だって、これが
「よりベターな自分になる方法」だと信じていたから。

そして、

ベターな自分になれたら・・・
ダメな自分はいなくなって、
安心、安全な気持ちになって生きていける。

そう信じていました。

いや、もう心の底からね。

目標は・・・何のため?

より高い給与、知識、スキルセット、人脈を手に入れるためにキャリアアップしなくては!
いや、これからの世界は会社に属しているだけじゃダメ!社会的に意義ある活動に参加なくては!
何者かになって、個人の実力で社会に認めてもらわなくては!
家族や友人と良い関係を築く為に、役に立てる人材、有能な人材にならなくては!

そうしないと、私は幸せになれない。
だって、私はダメ人間だから。
今の自分を少しでもベターにしていかなくては。

改めて書いてみると、
心の底からの「やりたい」・・・じゃないですね。
そもそも、「XXしなくては!」って言ってる時点で、自発的じゃない。

何かから、誰かから強制されている感じしませんか?

安心したいから
安全な場所に行きたいから
自分はダメじゃないと信じたいから
自分を鼓舞して、頑張る!
みたいな・・・

ダメな自分でも生きていくために
自分が作り上げた信念を何とかしたい。

脅迫だな・・・これ。

しかも、やってもやっても
ベターな自分になれた実感がない
安心安全な感覚にもなれない

なれなかったんですよ!
本当に不思議なくらいに実感できなかった。

だって1つクリアすると、
今度は次の課題が降ってくる。
また、クリアすると、また次の課題。
どこで止めたらいいのか分からない。
もう無限ループ。

目標をクリアしてもクリアしても
難しい顔して悩んで
楽しそうに騒いでる子供達の様子が目に入るたびに「うるさ〜い!」と怒鳴ってる

ダンナには
「帰宅した瞬間にあれやれ、これやれ!ってみんなにタスク振るのやめてくれる?常に何かやってる君とみんなが同じわけじゃないんだよ。ちょっとはゆっくりしてもいいんじゃない?」
と言われる始末。(しかもしょっちゅう)

私、ダメ人間のままじゃん!
ベターな自分になってない。
安心安全で満ち足りてない。

それじゃ、目標立てて頑張っても
意味ないじゃん!
少なくとも私にとっては。

・・・と、
目標を立てること自体に疑問を感じてきたのです。

目標は・・・必要?

今までの目標は、
ダメな自分をどうにかしなきゃ!という脅迫観念の産物でした。

しかも、

やってもやっても
自分が望む感覚?現実?(ベターな自分になったとか。安心安全な環境で生きられるようになったとか)は得られなかった

と気付いてしまった。

また、手放せない信念がある一方で、
ここ数年の学びと体験によって、
私が生きたい世界、作り出したい世界がすこーし見えてきてもいる。

私が生きたい世界、作り出したい世界は、

人間はありのままで素晴らしい、
唯一無二の価値ある存在。
何をしてもしなくても、
そのままの自分で世界と繋がり生かされている。

こんな感じ
・・・のような気がする。

頑固な信念が消えてなくなったわけではないけれど
生きたい世界、作り出したい世界が見えてきたら、

自分自身をあれできた!これできた!で評価する必要あるのか?
自分の体験や周囲の人、環境を良い悪いで常に切り分ける必要あるのか?
しかも、私の評価軸は、汎用的でもなく妥当性もない、しかも他の人から見たら良く分からない軸。
こんな軸で切り分ける必要あるのか?

という心境になってきたのです。

そして、自分にとって不快で不都合な感情、相手、体験を切り捨てて、
快適で憧れるような上質世界だけ選ぼうとしても
結局、自分自身が満たされない。
同じような不快な事象が起こるループから逃れられない。

私の人生に必要な体験は、
自分で選ぼうが選ぶまいが
どんなにくだらないことも嫌なことも辛いことも起こる。

を何度も体感した結果、

その時々の体験に対して、自分の感情を感じ抜いて、
体験から学んでいけば、十分なのでは?

だったら、
何かを達成する目標は、今の私には必要ないのでは?
という感覚になって来ました。

注記:
私の切り捨て体験については、以下のnoteに書きました。もし詳しく知りたい方がいたら、読んでみてください。

https://note.com/mira0618/n/nec1fff157415

で、今年は?

今まで目標必要ないよね?的な事を書いていますが。
あくまで、今の私に対しての話です。

やりたいこと、やるべきことがはっきりしていて。
大きな夢を達成したいとか、
ゴールに至るまでの進捗を定期的に確認したいとか、
そういうフェーズで頑張っている方には、
目標を立てて、行動していくのは、とても有効な方法だと思います。

私自身も
やりたいことが何もないわけじゃないですよ。

ざっくりと
こんなことやってみたい
こんな世界になったらいいな
みたいな願いや希望・・・あります。

ただ、そのために、
期限やゴールにたどり着くまでのマイルストーンを決めて、
日々のタスクを決めて
定期的に進捗を管理して
みたいな
戦略的なアプローチが、今はグッとこなくなっているというだけです。
(日々の瑣末な活動とかは、やっぱりある程度見通しを立てたいので、To Doリストとか相変わらず作ってるし。仕事では強制的に目標立てさせられるし。)

きっちり目標立てて、進捗を管理したい時が来たら、立てればいい。

ただ、それは今じゃない!

定量的に測れるような、外側の世界の何かを達成したい思いが、今はないだけ。

誰に言われたわけでもないけど、
私の内側がそう感じている・・・気がします。

なので

敢えて、今年の目標を設定するとしたら、

自分の内側の痛みに向き合う。
自分自身に繋がって、自己理解を深め、
自分の内側を整える。

でしょうか?

嫌な体験、不快な体験、自分の内側がザワザワしたり、痛みを感じた際に、
すぐに解決策を探さない
体験から感じた痛みや不快な感情を無かったものとして切り捨てない
自分の中にあるものとして感じ尽くす
その上で、自分がどうありたいか、どう行動したいかを理解してから動く

これ、簡単なように見えて、実はすごく難しい。
自分の生命を信頼していないとできないし、
結果的に自分が救いようがないほど傷つくことがあるかもしれません。

自分の痛みを回避して逃げ回っていたフェーズから、
辛くても痛みに向き合おうというフェーズにやっとたどり着いた気がします。

小手先のTo Doを決めて、表面的に問題を解決していっても私自身が満たされない。

体験を選り好みするのではなく
日々の暮らしを丁寧に
あるものをそのまま受け止め
目の前の相手や出来事に対する感情を味わい尽くし
自分の内なる願いを理解し、
イケてる自分だけではなく、みっともない自分も認め、愛することによって
ありのままの自分自身を愛し、認められる自分でありたいから。

結局、目標立てるんだ!的なオチになっている気もしますが・・・。

何をもって達成したかの評価は難しい目標だけど、それは、気にしなくていいや。

外の世界に何かを求めるのではなく、
自分自身に繋がって、理解を深め、自分の在り方を整えていきます。

2021年も様々な体験があることでしょう。
年末になって、1年を振り返った時に私は何を感じているかな?
楽しみです。

目標を立てる立てないに関わらず、
皆様のこれからの1年が豊かな時間になりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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