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リテラシー&リテラシー

2020年5月某日。

コロナ禍の中にあり、
避けたい場所のひとつは「病院」であろう。

しかしね2018年秋の訪れとともに
ある日突然「ガン患者」になり「ガンサバイバー」というスーパーヒーローの持つ武器みたいな
ナニソレ強そう!な称号をもらったので今も病院通いは避けられない。

ガンで死ぬもコロナで死ぬも
「死ぬ」に変わりはない。
仏教高校出身の自分。
たぶん普通の主婦より
「人間死亡率100%」意識は高いと思う。

その死亡率100%の枠の中でエピソードを増やして
どれほど楽しんだかが生きる道なんじゃないかと考えている。

子宮頸も左乳房と一緒にガッサーっと取ってしまったのだが、見事に癌化していて病理検査で8ミリのガンが潜んでいたことを知る。

子宮頸を取ったことで1年間ウイルスも出てこず何もなく過ごしていたが、
潜んでいたHPV(ヒトパピローマウイルス)が半年ごとに2回受けた検査で2度とも陽性ヒットしてしまい、より深い生検をうけることになったので、コロナ禍中の不要不急じゃない病院通いが続いているのである。

病理検査といえば、片方の乳と子宮頸を取り去ったあとの入院中のベッドで横になりながら電子書籍で病理漫画「フラジャイル」を読むという今考えると狂気なんだけど、その頃は無理にでも現実と向き合う努力をしていたと思う。
思い煩ったところで現実が変わる訳でなし来るものを受けながら出来る努力をやるしかねえな…と考えていた。

最近は病理医といえば
Twitter民におなじみヤンデル先生がうかぶ。
なんならあの甲高い声まで浮かぶ。

何者や。
まわしうますぎやろ。
踊るヤンデル御殿。
わかる人だけわかれば良い。

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それはさておき、
ガンになって良かったと思うことのひとつに、
医療リテラシーが上がったことだ。
医者家系に生まれ育ち医は仁術を守っているような
意識高い恵まれた環境にいたから知らなかった。

わしのばか。何も知らない乙女かよ。


患者に寄り添っているフリをして耳優しい言葉で患者を引き寄せ不安を煽って自由診療で銭集めに露骨な輩も医学部を卒業し医師免許さえ持っていれば医者である。


宇宙意識やガンも○きや血液クレンジング、
愛の波動が低いから病気になったっていうやつとか
免疫力アップとか。だいたい免疫力ってなんだよ。
免疫力について漠然と「こんな感じ」と思ってるけど明確に説明できるひといるのかな…。
教えて偉い人!

だいたい愛の波動や不安の波動をHzで表してるけど
どういう機械があるのか見せて欲しい。
エビデンス!エビデンスをよこせ!

病気になった奴から
お金巻き上げるなよな。弱り目に祟るなよ!

私は「人を呪わば穴二つ」とエビデンス?そんなのねえよ。という迷信めいたものを勝手に真面目に
信じているので「そういう奴バチ当たれ」と思うのだが穴二つが怖いんで、こっちに跳ね返ってこない程度のバチが当たってほしい。

鍵穴に鍵入りにくいとか鳥のフン頭にされろとか
静電気起きやすいとか苦労して編集したYouTubeが
なんかの拍子で全部飛んでしまうとかそういうの。

私の昔の知り合いでも宇宙と交信に夢中になっている人がいるが宇宙と交信できたからどうなるもんでもないだろ。そこにあるのは病であり宇宙は関係ねぇ。
早々に交友を切ったけど怖いもの見たさに見に行っちゃうよね。
ブログとかSNSとか。
真面目に信じてシェアとかしてるからなんも言えねえ!
「おうふ!」と胸焼けしてそっ閉じするだけ。
信じるのは自由だから。身内なら止めるけど。

どうやら、これからの時代は情報をうまく取り、
正しい知識をつけ自分の頭で考える癖をつけないと
無駄に病むし、お金巻き上げられるし、命まで落としかねない。

私も生まれ変わったら
医者とか弁護士とか志し高い職につきたい。
しかし来世の宿題に取っておく。

今世はエンジン爆ふかしで自分の好きを
とことん追っていくことにする。
命は有限だから。
馬なら蹄から血が出るほど前のめりで生きている。

あ、経過観察の身の上であるが
ウェイウェイ機嫌よく生きてます。


コロナ禍のなかでも小売販売業なので仕事もあるし
ネットリテラシー、金融リテラシーを練り上げ
アフターコロナをどうサバイブするかの策を練るのに忙しいので
「こうすればコロナにかからない」
とか言って宇宙次元から波動とか送っちゃう先生が
コロナにかかったどうすんのかな…と思うけど、
思うだけで時間もったいないから
まあ、いいや…と思っている。

でも腹黒な自分の本心は巷の宇宙意識野郎や波動野郎がコロナに感染したとして理論が破綻した時に次の球何投げるんかな…って言うことにバチくそ興味あるんで私は呪ってませんけどウォッチングはやめないし腹の黒さは漆黒である。



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