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エアコンがない?

ある会議。

関東地区の役職の方達の集まりなのですが、驚くべき話がありました。
東京から代表で参加する立場なので、他県の方達の話を聞けるのは非常にありがたい時間でした。

未だに、エアコンのない施設がある。ということ

予算がないから付かない。
信じられますか?その施設とは「学校の教室」です。
参考までに未だ東京都の学校でも「特別教室にはついていないという学校もあります」

確かに、夏休みがあるという理由で付かなかったという経緯はあります。
ですが、夏休みに入っても、子供たちは部活や自習そして夏期講習など休みなく学校に行きます。

東京以外は涼しいんですか?

そんなことないでしょう。と一様に答えました。
でもエアコンがついていない。

今から、15年ほど前にヒアリングがありました。そこに参加していた係長さんたちは全員「エアコンをつけてください」と訴えていた
私は、そこにいて黙ってみていたけれど自分の順番が来た時、「あなた方、恥ずかしくないんですか?今時どこの建築物にエアコンのない建物があると思います?少なくとも人が常駐している施設でエアコンがないなんておかしくないですか?」と言ってしまった。

そしたら、その後調べてくれた担当者が教えてくれました。

実は調べたんですよ。うちの持つ施設でエアコンのない建築物って、倉庫と学校でした
平成15年と言えば、もう猛暑でしたよね・・・
まああきれるやら、おかしいやら・・・そうか、学校って倉庫と同じなんだ。って生徒とかって荷物ですか?

そんなやり取りをした記憶がある。今回その話を関東地区の皆さんに伝えたのですが、「要は予算がないのではなく、その予算をつけてもらえないということが問題なんです。」と

まさに鶴の一声。じゃないけれど知事の一声で一斉に設置された平成19年。
それまで、学校ではエアコンがなかったのです。今の子供たちは生まれた時からエアコンの中で生活しています。夏は涼しい部屋で育ったはずです。
健康管理とか、熱中症予防とかいろいろなことを言われていますが、教室の気温は40度まで上がることを考えると、今もなおエアコンがないというのは信じがたい現実です。

このことが、日本における国の教育費への考え方です。

この国は確かに無償の義務教育があり、高等学校も無償化し(就学支援金というのがあり、一部無償になっている)今度は大学も無償化するらしいが。

この無償化に関しても、納得できない。
そもそも所得制限をつけるべきなのか?年収が高ければ税金も高額で払っているわけです。同じじゃないですか?教育を受ける権利だけで言えば。
なぜ、所得制限をつけるのかわかりません。

少なくとも学校は平等にしてほしい。

こうしたばらまく予算はあっても、エアコンを設置していなかったり、壊れたままの設備を我慢していたり・・・そんなことがたくさんある。

選挙があると、政治家の先生たちは「皆さんの為に」なんていうけど

皆さんのためじゃなく、一部の人達のためではないですか?

教育というのは、いろんなことを教えるところでもあるけれど
基本、将来の「納税者」を育てるのです。そうしないと社会が成り立たなくなるから。

皆さんのお子さんたちが通う学校
それこそ「教育」って必ず子供を学校に入れるし、その滞在時間の長さだって相当です。そして、今共稼ぎは当たり前の時代。学校に行かせている時間はとりあえず子供にとって安全な時間と思っています。またそうでないといけない施設です。

予算の少ない自治体もあるでしょう。それこそふるさと納税とかを利用するのもいいかもしれませんね。
こういうことは多くの有権者が知ってほしいことです。
「教育」って成果とかが見えにくいので、ばらまく以外の予算をつけてもらえない傾向があります。


将来を見据えた予算が大事だと思うのですが・・・




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