見出し画像

宮城県蔵王町からの贈り物


昨日寝ているときに、AM 11:08。電話が鳴って、起きた。軽く風邪をひいて体調不良というのもあったし、まあ普段から昼まで寝ている。番号の相手に見当がつかず、眠かったので、申し訳ないが一度は見なかったことにさせていただいたが、もしかして、夢遊病で無意識にUberでも頼んだのかもしれないと、期待を込めて折り返したら、ヤマトだった。

取りに玄関まで行くと、「クールなんで。クールなんで。」と何回も言われた。クール便は本人の立ち合いのもと手渡す必要があるのだ、ということである。あまりに寝起きの私への配慮の言葉なのであろう。

さて、考えたところ、近しい人の中で、クールで荷物を配送するものは皆無。荷物を送ってくれるとしたら実家しかないが、りんごは常温で問題ないし、ほかクールがいいと思われるものでも「いま、寒いからいいっしょ」と普通便で送るはずだ。そのため荷物の送り主に見当がつかず、若干困惑しながら、段ボールオープン。


画像1


か、鴨鍋セットだと・・・・・・・・・!

今年Go Toでいった宮城県蔵王町からの贈り物だった。そういえば、宿にチェックインしたときに、なんかの抽選に応募した記憶がある。絶対あれだ。あれに当選したんだと思った。


画像2


まさか・・・・こんな高級鴨肉を食えるなんて・・・!

超嬉しいんですけど・・・・!

鴨肉大好き。というか、ラムとかマトンとかジビエとか、癖のあるお肉が非常に好き。飲み会等でもメニューにあると絶対に食べたいが、人を選ぶのが難点。苦手な人も多い。それでも諦めず、参加者のご機嫌をうかがって大丈夫そうなら注文を押し通すくらいの好物なので、狂喜乱舞。

今日の夕ご飯は鴨鍋!

いつも冬は鍋ばっかり食うため、今年は早々にかわいい鍋をロフトで買っていた自分の先見の明を褒めたくなった。

体調も回復し、18時くらいからやっと通常通り動けるようになったので、とりあえずYou Tubeをチェックし、21時頃から鴨鍋準備にとりかかった。野菜がなかったため、近くのスーパーでもう切ってある鍋野菜セットを買い、あ、ビールか、うわあああ、全然飲みたくないけどそれではどう考えても鴨鍋様に失礼だろ立場を弁えろぼけということで、最も好きなエビスのプレミアムエールも購入させて頂いた。

良い鴨肉といえども所詮は鍋。スープを沸騰させ、野菜と鴨だけいれて煮込んだら完成である。待ちきれず、迷わず鴨を食したら即ち、幸せの脳内物質がどばどばに放出された。にやにやが止まらず、表情筋をコントロールできない。こんな狭いワンルームの散らかった部屋でも、上質な幸せを味わえることに涙を禁じえなかった。


宮城県蔵王町のことを思い出す。今年の誕生日に行ったのだ。遠刈田温泉という、最寄りの白石蔵王駅から車で40分くらいのところにある温泉街へ。

おもてなしが格別だった。まずチェックイン後に無料でお酒を提供していただいた。バランタインのハイボール、まじで美味しかった。到着早々ホテルロビーで小宴会繰り広げる酒好き一家を、にこにこしながら見ていてくれた。チェックアウトしたあとは「これも良かったらどうぞ。特産品です。」といって梨をくれた。次の宿では、「良かったら車で食べて行ってください。」といって、自家製のパンを持たせてくれた。

鴨肉。にゅうめん。海鮮。梨。ごはんもお酒もすごく美味しくて、温泉も気持ちよくて。まったり、人の温かさにどっぷり触れた幸せな誕生日を過ごしていた。

画像3


蔵王町の一押しスポット、御釜を見たのも忘れられない思い出だ。蔵王連峰の火口湖。濃霧で、見られないことも多いそうだが、運よくみられた。あのエメラルドグリーンを忘れない。その造形は自然にしかつくられない美しさだと思い、素敵だった。

画像4


誕生日ということで、ありがたいことに、宿泊した旅館の方から写真を写真立てとセットでいただいてもいた。何度も見返すが、本当にいい写真。旅は行ったきりで終わらないんだと思った。いつまでも思い出が心にほっこり残って、思い出すといつでも幸せになる。これも旅の醍醐味なのだと分かった。

宮城県 蔵王町が大好きになりました。

ありがとうございました。どうかまた訪れさせてください。

#宮城県蔵王町 #旅 #遠刈田温泉 #鴨鍋 #エッセイ #東北

夢に向かって頑張ります‼