名前の通り【志賀高原エクストリームトレイル】過酷だった
2021/9/26(日)
志賀高原エクストリームトレイルロング54kmの部に参加してきました。
なんとか完走できて一安心!忘れないうちにレースレポ。
ロングは前日受付なので土曜入り。午後には受付会場のパレスホテルでゼッケンをもらい、出店されているブースをのぞいてお買い物。ショート8kmの部に出ているスパルタン友達の応援をしたら、早々に宿に戻りレースの準備。もちろん飲酒は欠かしません。しっかりアルコールローディングして、早めの就寝。
<装備や携行品リスト>
Tシャツにアームカバー、ランパンにくるぶし丈ソックス、ヘッドバンドにサングラス、ヘッドライト。ここに来てベースレイヤーを忘れるという失態。
ザックにはレイン上、冬用グローブ、おにぎり4、ジェル4、黒糖わらび2、飲むあんこ1、キャラメルワッフル1、水分1ℓ、ミドルレイヤー、携帯トイレ、ウェットティッシュ、コイン、コンタクトレンズ、日焼け止め、リップクリーム、目薬、ロキソニン、正露丸、マグネシウム原液、救急セット。
↓これは出発前に自宅で撮ったのでレース当日は微妙に変更点あり。
終始雨だったので、レインとグローブはすぐ引っ張り出せるところに入れておいて正解でした。
ちなみにレースで大事なトイレマネジメント。基本朝イチでトイレ行けばOKなタイプなんだけど、万一に備えて?トレイルの時だけは正露丸を携行。携帯トイレもいつも持ってるけど、できれば使いたくないオンナゴコロ。
<いざスタート!泥んこ祭り。〜17km第1エイド>
早寝したのでスッキリ3:30起床。宿で配られたお弁当と、買っておいたお味噌汁で朝ごはんを済ませてスタートエリアへ。ストック持ってる人がとにかく多かったです。パッと見た感じ半分くらいの人は持ってたような。知り合いの方もチラホラいてちょっと安心。
初のヘッドライト装着!トレランの人って感じー!
私は5:15のウエーブでスタート。スタート地点で既に標高1700m、空気が薄いのか?少し走るだけで息が上がる。意外と気温は低く感じなかったけど、すでに小雨。しばらくはふかふかのゲレンデをゆるゆる登り、トレイルに入って横手山(標高2400m)を目指します。渋滞してるけど序盤だし焦ることもないので、のんびり歩く。
横手山終わってゲレンデを下ったら、第1エイドの一ノ瀬を目指してしばらくトレイル。雨のせい?いつもこんななの?かはわからないけど、ぬかるみがものすごい。。どろんこ祭り。ペースよく走ってる男性がいたので10kmくらいまではコバンザメ状態でくっついていかせてもらってんたんですが、途中でパス。女性も3人ほど抜いたかな?ぬかるみを頑張って走ってたら序盤なのに脚をガッツリ消耗。
途中、後ろを振り返ると池が見える綺麗な景色。まだ余裕があったので写真撮っておきました。
第一エイド手前で、前日にお風呂でお会いしてお話しした可愛らしいボランティアのお姉さんが!雨降りの中ポンポン持って応援してくれて、嬉しかったです。
ここまで17km/3時間20分
<激しいアップダウンにやられる。〜26km第2エイド>
第1エイドで一応お手洗いに行き、お饅頭1ついただいて給水して出発。もうこの時点で土砂降りです。
直後からまたゲレンデ登り。。一旦登って終わりかと思いきやその後にもガッツリ登り。これがかなりキツくて、左の腸腰筋に疲れを感じ始め、まだまだ先は長いのに不安に…焼額山までヒーヒー言いながら登ったら、そのあとは一気にくだり。ゲレンデ、ロード、砂利道、など盛り沢山。峠走好きな人はテンション上がりそう。
3分半くらい出せそうな坂もあったけど、アスファルトの硬さがなんか辛い…ここで飛ばしすぎると確実に後で脚にくるよ、と聞いていたのでキロ4分半〜に抑えて第2エイドへ。
第2エイドでは寒くて寒くて、温かいコンソメスープが神かと思うくらいありがたかったです。かじかんだ指をスープのカップの温もりで溶かして、ここでグローブ付けて再度レインを羽織りました。
ここまで26km/4時間半
<とにかく単調、終わらない。〜40km第3エイド>
第2エイドすぐ後から、4kmくらい下り基調のロード。周りに人もいないし、寒いし寂しい。眠るように無心で走って30km地点。ここから10kmひたすら単調トレイル。まぁ、走れる感じのトレイルなんだけど…下り基調でもなく…たまに登りが出てきたり…一応頑張って走ってるつもりなのに、全然距離表示が進まない。GARMIN壊れてるかと思ったよ。。
疲れと左の腸腰筋の痛みで脚もちゃんと上がらず、体がうまく動かせなくなってるせいか、レイン着てても冷える。指先がかじかんで感覚なし。ジェル開封も一苦労。
なんとか走って第3エイド(第1と同じ所)に到着。相変わらずの土砂降りで風も少し出てきて、この時が1番寒かったかも。止まった瞬間ガクブル。ここでもコンソメスープがぶ飲み。しょっぱくてあったかくて最高。
ここまで40km/6時間半
<ぬかるみ地獄。〜45km第4エイド>
第3エイドからすぐ、ゲレンデを激下り。が、ここで左脚の膝に、あの痛みが…
腸脛靭帯炎キターーーー!めっちゃ痛いーーーー泣!久しぶりにこの痛みを思い出して震える。あと14kmもあるのに。
登りはともかく、せっかくの下りは一歩一歩が痛くて、あまりスピードが上げられず。。足さばき、走り方を変えてなんとか歩かずに進んで、ロキソニン1錠投入。
その後すぐのトレイルだったかな?トラバースとでもいうのでしょうか?(山用語まだイマイチわからない)が、まーーーーとにかくツルッツルのドロっドロ。写真撮りたいくらいだったけど、手が泥だらけでスマホ触れず。前半も凄かったけどここは本当苦戦しました。膝までハマる箇所もたくさんあったし、もはや走るとか歩ける感じではなかった…上手な人はストックなしでひょいひょい走れるらしいけど。。
私くらいの位置で走ってる人たち、私含めみんなすっ転んでました。ぬかるみと水たまりがで濡れた足が冷えて、感覚が鈍くなって辛い。
しかもずっと斜めの斜面みたいな感じだから、何かに捕まってないと滑り落ちてしまうので、這いつくばるようにして進む。これが数km続くのでイライラし出して、途中から「え、なんなの?無理なんですけど?」とブツブツ文句言いつつ、最後のエイドに到着。
ここでもコンソメスープ補給。生き返るぅ!!トレ後にビール飲んだ時くらい良い顔してたと思います。ボランティアの皆さん、寒い中長時間本当にありがとうございます…!
ここまで45km/7時間半
<ラスボスにやられる〜50kmサンバレー>
45km過ぎれば、後9km、一桁やーー!と思って、めちゃくちゃに疲れてて遅いけど、気持ちだけはちょっと元気に。
で、もうすぐ50kmってとこでゲレンデ激登り登場。サンバレースキー場。ブリーフィング動画見たから、ラストにやばいの来るとは知っていたけど…
45km以上走ってきてヘロヘロのヘロな状態でこんなのを目の前にして、半泣き状態です。いや、もはや半ギレ。
もう脚は売り切れてたので、途中、名物っぽい激励看板がいくつもありましたがクスッと笑う余裕もなし。
「ビールが待ってる!」的なこと書いてあったけど、「今すぐ飲ませろっっ!」っと心の中で思いながらノロノロ登る。
↑天国への階段。
<最後の最後に、まさかのハンガーノック>
サンバレーの激坂がようやく終わり、50kmすぎた辺りから、急に脚に力が入らなくなり吐き気も少し。まさかの、ここにきてハンガーノック。
実はレース中、固形物はおにぎり1つと小さいお饅頭しかとってなくて。カロリーはとらないと!という意識だけはあったので、1時間ごとにジェルや飲むあんこなどを飲んでたのですが…
普段だったら残り数キロって結構頑張れるのに、フラフラ。なんとか胸元に入ってたキャラメルワッフルを思い出して少しかじる。
それでも、残り3km!頑張ればギリギリ8時間台いける?どうかな?と思いながら踏ん張って走ってたのですが、途中スタッフさんが「はい〜っ、ここからあと5kmでーす!」と…
トレイルあるあるの、距離がちょっと長いパターンんんんーーー!
聞いた瞬間、あ、無理やん。もうのんびり行こ…と、頑張るの諦めちゃいました。
ここからは、小走りと歩きを繰り返し。
ゴール会場が右手の向こうに見えてきても、なんかまだチョロチョロ登ったりしてるし…全然ゴール感ないジャン…とテンションだだ下がり。スタートはゲートをくぐって登りで始まったので、帰ってくる時は逆から下りで気持ちよく帰ってくる感じだと勝手に思ってたんですよ。そしたら、まさかのスタートと同じ方向から登りでゴールだったという…w
もう疲れMAXのポンコツで完全にふてくされて、トボトボ歩きながらゴールゲートに向かう情けない姿…めっちゃ感じ悪い!反省…
一応、40m手前から小走りっぽい演出をしてゴールしました。
<反省。。腹が減っては戦はできぬ!>
距離55.9km/D+2825m/9時間12分30秒
女子総合8位/年代別2位
↓ゴール後。疲れと不機嫌さがわかりやすすぎる
膝痛めたりハンガーノックなったり、トラブルもあったけど初心者の割にはまあまあで賞。速くもないし遅くもない微妙なタイム。
ただ、タイムがどうこうより、最後に頑張るのをやめちゃったのが地味に悔しい。自分らしいレースじゃなかったというか…10時間でも12時間でも、最後まで頑張って走って、笑顔でゴールできる方が絶対いい!
1番の失敗はやっぱり補給。
摂ったのは、おにぎり1、飲むあんこ1、ジェル4、お饅頭1、黒糖わらび2、キャラメルワッフル半分、コンソメスープ3杯、bcaa1袋、マグネシウム原液数滴、ロキソニン1。
土砂降りでレイン羽織ってグローブもしてたので、グローブを外しレインを脱いでザック下ろして、おにぎり出し、かじかんだ手で開けて濡れながら食べ、また濡れたグローブをしてレインを着る…
考えるだけで面倒くさくてつい、ジェルばっかりにしちゃったのがダメでした。やっぱり固形物を咀嚼するって大事。
他にも、1週間前のスパルタンや3日前の短距離ダッシュの疲労残ったまま出たのと(当日朝までハム筋肉痛)、序盤でついつい頑張ってしまったのと、山でこんな天気悪くて寒かったのも初めてだったり、色々!
名前の通りエクストリームすぎてほんっと疲れたけど、いい勉強にもなったから、このレースに出てよかったです!来年もまたチャレンジしたいなぁ〜。
ゴール直後は、なんなんこれ?!もう出たくない、おなかいっぱいですわ。と言ってたけどw
人は忘れる生き物ですね…
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