初100mile【Mt.FUJI100】レースレポ①
2024年4月26日~27日
Mt.FUJI100(旧UTMF)に参加してきました。
距離は約165kmの累積は7500m。
距離がフルマラソン×4、累積は富士山×2って考えるとめちゃくちゃ長い。
参加者はITRAポイントを3レースで10ポイント貯めて、さらに抽選で通った人か出られる!国内国外から錚々たる招待選手も参加する、日本一のビッグトレランレースです。
去年応援で行って、一度マイルレースに出てみたいなと意識するきっかけになった大会。時期や地域的にも暑さはマシだし、制限時間も45時間とたっぷりあるのでデビューするのにも安心感がありそう、ということでここに決めていました。
レースの余韻がまだふわふわ残っているけど、忘れないうちにレースレポ。
レースがロングすぎてレポも長くなってしまうので二つに分けます。
まずは前編から〜!
<レース準備編>
⚫︎スタート装備&必携品
必携品は上下レイン、耳まで隠れる帽子(バフも可)、ヘッデン&予備バッテリー×2、携帯コップ、サバイバルシート、グローブ、クリップライト、ホイッスル、救急キット、携帯トイレ、スマホ、ダウンロードしたルートのgpx、水分2ℓ。
ウエアは上下共にレースで着慣れているルルレモン(特にタイツはポッケたくさんで使いやすい)、日焼け防止にワークマンのアームカバー、ソックスはfeetures、シューズはSALOMONのSLAB ULTRA、サングラスはOAKLEY。
昼間は暑い予報だったので、キャップと手拭い。
その他、ウォッチとスマホ用のモバイルバッテリー、コイン、予備コンタクトレンズ、日焼け止め、リップ(写真に備えてw)、その他お薬。
⚫︎スタート時の補給
エネ餅3、バイタルジェル2、サウルス3番(カフェイン入)、すあま6、おにぎり2、柿ピー、エネルギーバー、これに塩ジェル1、グミ。パラチノースは片方のペットボトルに溶かして。
重いのは嫌だけど足りないのも怖い。エイドで食べることも考え、多すぎず少なすぎず…考えるの結構大変でした。
⚫︎デポに入れたもの
後半分の補給食は何が食べたくなるか分からないので、バリエーション豊かに準備。
その他、下着やウェアやシューズの替え一式、ワセリンもin。
⚫︎タイムチャートは30時間半
初めてのマイルなので、全てが未知!長すぎる道中何があるかわからないので、ノートラブルでうまくいけば30時間半、ちょっとトラブルあって32時間、めっちゃ調子よければ29時間弱?最悪ぶっ潰れたら制限時間内。と想定したタイムチャート。一応目安で作ったけど、初めてのレースなので完走できれば御の字。という気持ちなので気楽なものです。
<レース前日>
午前中に到着して受付。時間が分けられていたので特に混雑もなくスムーズ。エキスポをお散歩して、友達と写真撮ったりしてわちゃわちゃ。
天気良すぎて、何もしてなくてもじんわり汗が出てくるくらい暑く、翌日のレースが思いやられる。
いつもお世話になっているニューハレブースでテーピング。
足首周りはもちろん、特に腰は貼ってもらうとめっちゃ楽になるのでスゴイ!近江くん、芥田さんいつもありがとうございます!
夕方には寝たかったので、お昼ご飯にビール&生姜焼きでしっかりローディング(ここでもいつも通りお酒は飲みますw)、スーパーで補給食や朝ごはんを調達して準備完了。
ご飯を食べて軽く飲んで17時には仮眠!
…しようとしたのに、目が冴えまくって寝付けない…お酒が足りないから?と焦ってもう一本飲んでみるものの←やっぱり寝られない。
横にはなったけど、結局一睡もできずに行くことに。睡魔に襲われて幻覚見るんだろうな…終わったわぁ…と思うものの、制限時間長いし眠くなったら寝ればイイっしょ!と切り替えて、21時ごろに着替えと朝ごはんを済ませて、準備完了。
スタート会場のこどもの国に23時過ぎに到着。
デポバッグを預けてトイレに並ぶも、大きな大会なので女子トイレも長蛇の列で諦め、WAVE1の後ろの方に整列。同WAVEの友達といられたからリラックスできて、緊張ゼロ。←いつもだけど
盛大なBGMとMCで送り出され、ワクワクした気持ちと共に0時ぴったりにスタート。
長い長い旅の始まりです。
<下り基調のロード〜25km/F1富士宮>
序盤はロードと林道を20kmほど、暗い中をひた走る。下り基調とはいえ微妙に登るところもあったり。
あえて後ろに並んだし抑えて走ってるつもりでも、ロードの登りが超絶苦手な自分的には周りのペースが速い気がしてきて不安に。
タイムチャート+5分くらいで富士宮エイドに到着。それでも、やっぱりちょっと頑張ってる感あるし速いな…という感覚。水を補給してあんぱん二つ頂いて出発。
<ロードは脚に悪い。〜53km/F2麓>
富士宮をoutして34kmあたり、走れるとこまで一緒に行こか〜と並走していた仲間がアクシデントにてお別れ。
ここから130km以上の一人旅。メンタル保たないとヤバそうだな〜と思いつつ進み、天子山地の登りがスタート。
登りは、リズムが合わない列の後ろに並んでいると変に疲れてしまうのでしばらく様子見しつつ自分のリズムをなるべく崩さないように登る。(同じペースでも、リズムだいじ。ランで例えるならピッチ的な…?わかります…?)
天子はなんやかんやサクッと終わった感覚。
さて下りで脚を休めますか〜と思い下り始めたら、左膝に痛み発生。
はい!いつもの腸脛靭帯炎!!
またお前かよ!!来るとは思ってたけど早いよ!
序盤のロードがめちゃ長かったしな〜。やっぱり序盤のペースミスった…ロード脚に悪いしこれだからヤダ…
とりあえず下りは足捌きを変えて(変わってないかもだけど気持ち的な問題w)飛ばさなければどうにか走れるので様子見。
ロードの平坦をキロ7とかで走ってもやっぱり痛いので、7時ごろにロキソニン投下。30分くらいしたら効き始めて、とりあえず一安心。飲んだ時間をスマホにメモ。ちなみに摂った補給も登りの歩きとかでなるべくメモしていたので、めっちゃ歩きスマホしてるやつになってましたw
そんなこんなで、だいぶ気温も上がってくる中なんとか麓エイドに到着。
時計を見ると、まさかの予定より30分近く早い到着。え、もしかしてペース速い?大丈夫か!?と思いつつも、序盤のロードと違って特に無理してる感覚はなし。膝も痛いし夜絶対に眠気で潰れるだろうから、まぁ動けるうちにこのまま行っとくか〜と富士宮焼きそばを男らしくかき込みながら考え、大福も摂取。
暑くなる予想だったので、水分は1リットルに加えて折りたたんで持ってきてたフラスクにもプラスで補給。
<暑い、暑すぎる…〜72km/F3精進湖>
麓を出てからは次の精進湖エイドまで約20km、気温がガンガン上がってきてマジで暑い…天気良すぎて逆に天気悪いパターン。持ってきた手拭いに水をかけてほっかむり。涼しくなるし、日除けにもなるし大正解。
この辺りで、すでに道端で嘔吐してる人もちらほら。確かに暑いし、すでに70km近く走ってるもんね。。
この区間の登りは竜ヶ岳。大汗かいて登り切ると、聞いていた通りの絶景。富士山綺麗すぎる!最高〜!とテンションアップ。
竜ヶ岳の下りはとにかく一番走りやすく感じた優しい道、すごく気持ちよかった!とはいえこの区間は登ってくるハイカーさんも多く、いつでも止まれるスピードで。すれ違いで止まって待っていると、道を譲ってくださる方が多くて感謝。
そのあとのロード区間でもゆるーいアップダウン。この辺りでみゃこちゃんつっちーに追いついてしばし並走!
一緒に精進湖エイドに到着。予定より1時間半巻いてるけど、相変わらず頑張ってる感はないし、無理にペース落とす方がストレスになりそうなのでそのまま行くことに。
汗かいてるから、塩味のあるスープパスタが美味しかった〜!
<ロード長すぎ問題〜100km/F4北麓公園デポ>
ここからまた長いロードがだらだら始まる。斜度がきついわけじゃないけど、70km以上走ってるから普通に辛い。ロキソニンも切れてきた気がしたので2錠目をキメる。ついでに芍薬甘草湯も投下。
普段の練習でも登りマジで走らない民(というより走れない)なので、全歩きしたかったけど長すぎて…たまには走らないと永遠に終わらないので、イヤイヤゆっくり走っては歩いて、を×♾️。
あ、飽きる…峠走やっておけばよかった…
やっとロードが終わり、トレイルにin。登りだけどトレイルのがやっぱり脚に優しいしスキ♡
登りが終わって、気持ちよく走れる下りの終わりかけで、応援のキムさん登場!ロードに出てからも自転車で追ってくれて、嬉しかったです。
そんなこんなで、富士北麓公園に予定より2時間早く到着。気持ち的には、ここまででようやく半分。
ここではデポがあるので、カップ麺にお湯入れて待ってる間にキャップ、手拭い、日焼け止め、ゴミ、食べなそうな補給食をポイして、後半分の補給食と入れ替え。着替えはなし。
前日一睡もせず100km走ってる割にテキパキ作業していたので、頭は動いていたようですw
ここでも男らしくカップ麺をほぼ噛まずに飲み込みw、アミノバイタルゼリー飲んで出発。そして何故か椅子に座らないで床に正座して食べてた謎。
エイドアウトの時には、ライト、GPXのルート、レイン上、水分1ℓの装備品抜き打ちチェックがありました。
待っててくれたちよちゃん&ひーちゃんが順位を教えてくれて、ここで初めて女子11位だと知る。え。なぜ私がそんな位置に?????
とはいえここからがマイルレース。これから恐怖の2回目の夜になるし、まだまだ何があるかワカラナイ。欲張ると碌なことないので、タイムも順位も関係ない。
ちなみに、ここでの滞在時間は約15分。短い?長い?どっちなんだろう〜。
前半はここまで!長いのに読んでくれた方、ありがとうございます。
地獄の後半に続きます…。
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