激キツレースで【彩の国100mile&100km】初ボランティア
2024年5月18日~19日に開催された、トレニックワールド100mile&100km in彩の国。初めてのボランティア活動をしてきました。
以前から、一度はやってみたかったボラ。
せっかくならお友達が選手として参加するレースでやってみたいと思い、彩の国をチョイス。
ちなみに彩の国のマイルは距離160kmの累積は11000m(1周約55km累積3500mを3周回…死。)の制限時間が35時間。
第1回は完走者0人とか、暑いと完走率は10%台とか、雨が降ると涼しくなって30%台とか、とにかく過酷で日本最難関のマイルレースだそうな。
怖い。。
こんな大変なのにエントリーはクリック合戦とのこと。
みんな変態ですねw
私は土曜日の朝〜午後までボランティア▶︎業務終了後は友達の応援という形に。
<CP2の堂平でエイド業務>
土曜日は4時起き。選手より早起きw
7時前にはスタート地点の越生ニューサンピアに到着。
事前に送られてきたエイド表では7時半に本部でスタッフ受付、7時45分に出発という感じだったので、100マイルのスタートを見送るために、スタート2km地点のロードに移動。
まだ7時台なのに、既に暑い。選手はきついだろうなぁ。と思いながら、元気なみんなをお見送り。
その後は本部に7時半前に戻って、スタッフ受付。謝礼、ボラ参加賞のソックス、スタッフビブ、名札を受け取って、すぐに出発。
7時半ぴったりに行ったんだけど、「あ!やっときたきた!良かった〜さぁいきましょう!!」って感じだったので、私遅刻した!?と焦りました。集合時間の15分くらい前には受付する方がバタつかなくて良かったかも。
車で来ている他のスタッフさんの車に乗せていただき、40分ほどかけて担当の堂平キャンプ場に到着。
担当スタッフは全部で10人ほど。みんなで自然な流れで分担しながら、設営やエイド食の調理、トイレの床のブルーシート張りなどの作業。
こちらはキャンプ場なだけあって、流し台や火も使えるしトイレも綺麗。序盤なので選手達もしっかり食べていってくれるエイドらしい。
⚫︎エイド食を超えたエイド食
流し台も火も使える場所なため、ちゃんとしたエイド食を作る。と聞いてはいたけど、本当にしっかり調理したものを出していてびっくり!
私は序盤は調理方面のお手伝い。
出すものはオードブル数種、スープパスタ、フルーツなど。
オードブルは、リッツなどのクラッカー数種の上に、チーズ・ピザソース・トマトを乗せたものや、クリームチーズ・フルーツ・ジャムを乗せたもの。ちゃんと甘いのしょっぱいのどちらも用意。
スープパスタは、具材にベーコンやパプリカなどを細かく切ったものをしっかりトマト缶で煮込んで味付け。仕上げにハーブ類などもちゃんと入れていて、私が家で簡単に作っているものより断然丁寧に作られている…!
すごく美味しくて感動しました…
もはやエイド食を超えて、レストラン。10年近くずっと堂平でエイド業務をされている女性の方のアイディアだそうです。素敵!
その他、バナナやキウイ、ブドウなどのフルーツに梅干し、お菓子なども。
ドリンクはスポドリ・水・麦茶の他に、氷水・ミルクティー・コーラ・ファンタ・ぶどうジュース・オレンジジュース・カルピス・カルピスソーダ・メロンソーダなど。
ラインナップ充実し過ぎててビビる。すごい。。
エイド食べるためにちょっと出たいかも。とか思ってしまうくらい。
⚫︎選手達が到着、大忙し
10時前には、マイルのトップ選手達が到着。
スープがまだ作り立ての熱々で、トップの方達は「アッツぅぅ!」ってなってしまって申し訳なかった。。ものの、ちゃんと食べていってくれる方が多かった印象。
一番忙しかったのは、マイルの選手たちのボリュームゾーンな10時半〜11時頃。
めっちゃたくさん用意してたけど、みんなレース序盤かつそこそこ距離が出てきた感のある23km地点なため、ほぼ食べていってくれるので、3人で作業して出していても追いつかないかも?レベルの売れ行き!
友達の選手達も、まだまだ元気!暑いけど頑張ってね〜〜!とお見送り。
一旦マイルの選手が落ち着いて、次はマイルの2時間後スタートの100kmのトップ選手。マイルのトップは何人か間を空けずに来たけど、100kmのトップはだいぶ間を空けてきた感じ。ボリュームゾーンは忙しかったけど、マイルの時ほどではなかったかな?
序盤、「掛水ってありますか?」と聞かれることが多かったので、急遽水道のシンクに水をためて、柄杓がわりに深めの容器を用意して簡易かけ水場所も作ってみたり。
14時10分、惜しくも関門outになってしまった選手もエイドでしっかり食べていってくれました。
とにかくみんな本当に暑そうで、フレッシュなフルーツ類と梅干しも人気。
お菓子類もほぼ綺麗に全部なくなり、余ったミネストローネは空で持っていた水筒に入れて持ち帰らせていただきました。
14時半ごろには撤収作業を始めて、調理器具を洗ったりゴミを分別してまとめたり。エイドの皆さん、とってもテキパキしてるし優しくて良い人たちで、初心者の私も気持ちよく作業させていただきました。
多分エイド業務初めてなのは私だけだったかな?皆さんや選手達の足引っ張らないか心配だったけど、なんとか任務遂行できたかと思います。
強いて言えば、忙しい時でも選手にもっとたくさん声掛けできれば良かったなぁ〜。
<業務終了!応援へ回る>
エイド業務が終わった後は本部のニューサンピアに戻って、応援仲間と応援準備。
ニューサンピアを起点に選手達は周回するので、一旦ビールを飲んで小休止しつつ、戻ってくるマイルの友達を待ちます。
16時過ぎ、マイルの1周目のnorthを終えたが2人帰ってきました!顔が見られると、安心します。
そのあとは100kの速いゾーンの友達もニューサンピアに帰還。
みんな一周でかなりキツそう。暑さとコースのエグさにやられて、食べられない…という人続出。
そのあとはランで3kmほど逆走して、マイルの友達2人と無事ランデブー。
基本は、少しでも気がまぎれるように声掛けて励ます。グロッキーになってテンション下がり過ぎている場合は、声掛けしすぎても逆に邪魔になるので、ただそっと傍にいるだけに留めますw
走ってサンピアにまた戻り、そのあとは友達の車でみんなでCP6の桂木観音の少し先にある駐車場(夜景が綺麗だからデートスポットになってるらしいw)へ移動。大体60km過ぎ?
ここは近隣に民家があるため、大声出しての応援は禁止。ひそひそ声で選手達に、頑張ってください〜…っと声をかける、不思議な応援スタイルにw
ここで、マイル走っていた仲間の1人がリタイア。もうすぐ日が暮れる時間帯になってくるので、このあたりで辞めていく人は多そうでした。
一通りここで会えそうな仲間を何人か見送ったら、コンビニで自分たちの補給食を調達して、次はCP8の竹寺エイドへ。そこからヘッデンつけてトレイルにピットイン、選手達の邪魔にならないように慎重にゆっくり逆走。お目当ての選手に会えるまで走るスタイルです。
逆走していると、かなりの激下り。標高図見てみたら完全に壁だった。。
80km近く走っている上にこれを登ってくる選手達はみんなめちゃくちゃキツそうでした…いいペースで進んでいるマイルの友達にも会えて、嬉しくなります。
選手達を応援しつつ、ロードに出るまで約3kmくらい?下ってロードに出たところで、待機。時間は23時30分近く。昼間の暑さが効いているのか、みんなタイムチャートより押している。0時にはニューサンピアから帰路に着く予定だったけど、記録速報を見ながらみんなが来てくれることを信じて延長待機。
23時30分すぎ、友達が2人戻ってきた!
ずっと体調悪そうだった友達が復活してたり、さっきまで元気そうだった友達が本当に辛そうにしてたり…声掛けすることしかできないけど、このあと頑張って!と最後の応援をして、時間切れにて私の応援は終了。
彩の国は道路上などに誘導スタッフがいない上に夜中だったこともあり、他の選手にも「久しぶりに人に会った!元気が出ました〜」って言ってもらえることも多く。本来は夜中の応援が一番選手的にはいてほしいポイントなんだろうなぁ〜。
少しでも、気が紛れた人がいてくれたなら嬉しいです。
<恐るべし、彩の国>
応援が終わって、家に着いたのは深夜2時。
そんなに走っていないのにものすごい疲れ果てて、お風呂に入る体力すら残っておらず、顔洗って歯磨きだけして気絶。数年ぶりに午前10時くらいまで爆睡。
応援終わって気が抜けたから?去年のフジの応援の時もこんな感じでした。
先月の自分レースのFUJIでは二晩寝ずに走ってもそんなに眠くならなかったのに…レース中のアドレナリンって本当すごいなぁと実感。w
起きてからもちょこちょこ速報を見たり仲間の報告を聞いていましたが、つよつよなみんなが軒並み悲鳴あげていて震えました…
私の知り合いでは、マイルを完走したのは2人だけ。
見た感じ、完走率は20%台?女子の完走者は3人?4人?
100kmでもみんなグロッキーになってたし、フジのマイルよりも断然難易度が高いのは一目瞭然。
なんて恐ろしいレース…
埼玉県民だしアクセスいいから来年出よっかな〜なんて気軽に思っていたけど、こりゃ無理だわ…と思い直したのでした。
今回ボラをやってみて、大会はいろんな人の細やかなケアの上に成り立っているんだなぁと改めて実感しました。
そして、思っていた以上に疲れることも。私は半日でしたが、二日間とか三日間とかボラやっている人たち、尊敬でしかないです。
今までもレース中は、誘導やエイドのボランティアの方達にお礼を言って通り過ぎるように心がけていたけど、今後はさらに感謝の念を込めて挨拶しよう…と思ったのでした。
良いものを経験・見せていただいて、感謝です。
参加された選手の皆さん、スタッフの皆さんも本当にお疲れ様でした!