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2/1095 わたしってたいしたことないから、楽しい世界を見れる気がするの

去年の12月から、新しい仕事について4ヶ月が経過。

この4ヶ月は秒で過ぎていき、本当にあっという間の4ヶ月だった。私にとっては初めてのスタートアップ企業での仕事。今はベンチャーとは呼ばないのだと知ったのも入社してからという私は、つくづく俗世間から遠いところで過ごしていたのだなぁと思う。

この4ヶ月を過ごしてきて今思うのは、「私ってたいしたことねぇな」っていうこと。それを今日、イオンモールからの帰りの車の中で呟いたら、「たいしたことねぇよ」と、長男に言われたわ。あぁ、あんた知ってたよね、だよねだよね。ふっと軽くなったような気がしたよね。

履歴書だけでなく、実力も本物な人たちの集団の中にいると、いかに自分が頭の回転が遅いかということをまざまざと見せつけられる。なんとなく今までそつなくこなしてきた、こなせてきたことも、みじんも役に立たない。それに気づいていながらも、まだまだいい子ちゃんでいたい私は、言われたことを全部引き受けて「やらなければ」と抱えていたけれど。はい、もうギブね。ギブギブ。こんな量の仕事をスピーディーかつ、各所に高速で気を配りながら処理していくだなんて、私の可能な範囲を超えている。

能力が低いと思われようと、出来が悪いと思われようと、何と思われようと、もう素直でいようと思った。できないことはできませんと、素直に言おう。明日の朝。

自分にうそをつかず素直でいることを大切にしてきて、おおかたできていたつもりだったけど、幻想だったよね。全然できてねぇや。現実でいろいろな人とコミュニケーションをしていく中で、いろんな自分がまだまだ葛藤しているのに毎日何度も気づく。私はまだここにいるんだなって思うけれど、そういう自分も隠さずに、そのままありのままでいいのだと、温かいまなざしで見てあげていたいと思うの。少なくとも私自身だけは。

できない自分、未熟な自分、至らない自分、出来が悪い自分、頭の回転が遅い自分、ロジカルじゃない自分、感情的な自分、短絡的な自分、もっといっぱいいっぱいあるけれど、全部それが自分。そしてそれでいいじゃないか。いいか悪いか、優秀か劣っているか、早いか遅いか、みたいな〇か×かの2択の世界なんて息苦しいだけだもん。そうじゃない、グレーな部分をもっともっと優しさで満たすような、そんな温かい世界を生きたいと思う。

そういう、自分の思いと、現実目の前で求められることの差というかギャップを、いかに楽しみながら超えていけるかということは、今の私にとってかなりチャレンジングなテーマでもある。逃げるのなんて、簡単なのよ。そしてその選択肢はいつだってあることを許している。でも、だからこそ、簡単にそこに逃げ込むことには意識的でいて、もっと奥底にあるダイヤモンドの原石のような大切なことから目をそらさないようにしたいとも思っている。

たいてい大変なことっていうのは、今の自分に越えられるサイズだからこそ訪れているのだと思っている、おめでたい人なの私。だから今回も、いや今回こそは、目をそらさずに逃げずに、忍耐強く取り組んで超えていこうと思っているよ。

あどまーに!

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