Last_チョコレート嚢胞だった
2022年は病院づくしだった。このチョコレート嚢胞の件以外にも、真夏に市の胃癌・大腸癌検診もやったし、母が勝手に申し込んでた民間の大腸癌検査も別でやってた(笑)死ぬほど忙しい中、決められた期間内に検便を2回も採取しなあかんというダルすぎるタスクが降りかかり、母を恨んだ(突然始まる母への愚痴)。
あとは婚約破談の錯乱で(だと思ってる)飲み会でぶっ倒れて記憶を飛ばし、緊急搬送されたりしたのが9月の末。ほんとハードな一年だったけど、なんだか振り返ると、切り替わりの一年だったように思う。
この一年でかかった全医療費は、入院費を差し引いて7万円を越えていた(領収書ぜんぶ取ってあるやつ計算してみた)。偽閉経療法に使ったレルミナも高かったしね。交通費を含めたらもっといくわ。
今年は、病院以外にも重めの習い事を始めたり、趣味であるコミュニティへ参加したりもしてて、いやいや365日で全部消化しきれないよ!ひとまずはチョコレート嚢胞の手術を終えただけで、自分まじでおつかれ!So proud of youって感じ。
通院歴
●3月19日 健康診断で卵巣のD判定(精密検査)
●4月23日 地元のクリニックで紹介状をもらう
●5月06日 市立病院初診 内膜症性嚢胞だろうとの診断
●6月09日 市立病院にてMRI
●6月17日 MRI結果 良性だろうけれど手術をすすめられる
●6月20日 別の病院を紹介される 紹介状受け取り
●7月01日 今後お世話になる病院の初診
●7月22日 付属器摘出の方針で固まる
●8月11日 イタリアで卵巣の検査
●8月15日 手術医との診断
●9月26日 術前健康診断+MRI
●10月3日 術前健康診断+MRI 結果
●10月26日 入院前のコロナ検査
2022年医療費(チョコレート嚢胞以外もすべて含む:ただし入院費のぞく)
●¥73,400
入院は10月31日から11月5日までの5泊6日。病室は安い部屋がたまたま空いて、費用が浮いたのは嬉しかった。
お役立ちメモ残しておきますね。知ってるわ!って言われるようなことばかりかもですが。
入院の際に持参すべきものは、病院で配られる入院のパンフレットに書いてあるとおり。パジャマやタオル(病院でレンタルできるところもあるはず)。歯ブラシ。基礎化粧品とシャンプーリンスセット。ティッシュ。イヤフォン。マスク。小型の除菌ジェル。かかとのある履物。
生理用ナプキン25センチサイズ1パック。これが病院からの持ち物リストに書いてあったのはグッジョブだった。付属器摘出の手術後3日間ぐらい、生理2日後ばりの出血があって、大活躍してくれた。
それから、大変申し訳ないけれど入院飯のマズが過ぎた。病院によるけど、今回の病院の病院飯は辛かった。ふりかけとか、持参したらいいと思う。私が入院した病院にも売っていたけれど、入院前に買いそびえれてしまって、数日間はふりかけなしで乗り切ったが、キツかった。好みのふりかけとか、好きな「ご飯ですよ」系のご飯用ジャム、あるといいね。
それから、全身麻酔の前にお水いっぱい飲んでおくと副作用が軽減されるらしい。看護師さんに術前に「水分たくさん摂っておいてね。1リットルぐらい飲んでおくといいかも」と言われてたのに、ぼんやりとネットばかりしてすっかり忘れてて、もう水分も飲めない手術当日の朝に思い出して後悔した。私は体質的に全身麻酔の副作用が強く出るタイプなのか、他人との比較がわからないけれど、看護師さんによると副作用が全く出ない人もいるみたいですね。
私は勝手に、前回の頭部手術(片側顔面痙攣)の際の激しい吐き気・嘔吐は単に頭の手術だったからであって、今回は腹部の手術だから、同じような副作用は出ないだろうと思い込んでいたのだ。
私は気が小さく、事前に色々調べてしまうと恐怖心が増すので、細かく調べずに出たとこ勝負で臨んでしまうところがある(だから親切心で手術経験者の方が色々教えてくださるのも、ちょっと結構ですという感じなのです)。普通に全身麻酔のことを事前に調べておけば、吐き気・嘔吐は全身麻酔のメジャーな副作用だということぐらい容易にわかったのだが。今回も、頭部手術の時ほどの激しいものではなかったが、吐き気・嘔吐に苦しんだ。
ちなみに、どうして頭部の術後はこれほどまでに激しい副作用が出るのかを当時聞いたのだが、頭部手術のときは吐き気に効く強い薬を使えないらしく、そのせいで副作用を抑えられないのだと、看護師さんに教えてもらったことを思い出す。
医師に、手術前と後のビフォーアフター写真を見せてもらった。ここにも載せたいところだが、生々しすぎるのでやめておく。通常2-3センチの卵巣が7センチまで腫れたMRIの画像は見ていたが、カラー写真で見るとこんなに腫れていたのかと改めて驚く。
左卵巣があまりに小さく感じるくらいだが、これが正常なのだ。7センチって、こぶしぐらいある。このこぶし大の白い卵巣が少し透けて黒っぽくなっているから、中にたっぷりと溶けたチョコレートが入っていることが容易に想像できる。アフター写真では、卵巣・卵管が綺麗に摘出されていた。
なお、摘出した私の卵巣と卵管は検体に出されるんだって。42年間ありがとうね、私の卵巣と卵管。
もう今のところほぼ100%、私は子供を産まない人生を選択したのだけれど、この術後にもらった「腹腔鏡下の手術のしおり」に、卵巣が両方もしくは片方残っている方は、毎月の排卵・月経があります。また、妊娠は可能ですと書いてあって、なぞの安堵と希望をおぼえた。
おつかれさまでした!
いただいたサポートは生活の足しにさせて頂きます。応援いただけたら嬉しいです!