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わたしが会社員からフリーランスになった理由

最近「会社を辞めて独立するのは不安じゃありませんでしたか?」とよく訊かれるので(超不安でした)、不安だらけのわたしがフリーランスを選んだ理由について書いてみたいと思います。(過去記事と重複する部分はあると思いますがご了承ください💭)

もともと3〜5年で会社を辞めるつもりだった

子どもの頃から「協調性がない」といわれたり、周りに合わせることにストレスを感じていたこともあり、わたしは昔から「自分は企業では働けないだろう」と思っていました。(学校の先生からもそのように言われていました笑)

就活生時代は、それでもなんとか3〜5年くらいは会社に勤めてみたいな、そこでスキルアップして独立か転職をしたいなと考えていて、面接官にも「3年で力がつけられるところに就職したいと思っています」「起業・独立するのが夢です」などと伝えていました(なんか嫌な奴、、🤮)。

なので、どちらにせよ早めのタイミングで会社を離れることになってしまうだろうとは思っていて、ただこの時点では「少なくとも3年くらいは勤めよう」と思っていたという感じです。

趣味→副業になった情報発信活動

新卒1年目の年末にちょっとしたきっかけがあり、大学時代に開設していた(そして社会人になると同時に休止していた)ブログ「東大みおりんのわーいわーい喫茶」の更新を再開しました。

その流れで、「ブログではよく見えないノートの中身も、動画ならしっかり紹介できるのでは?」という思いつきからYouTubeに投稿してみることに。最初に公開したのは、大学受験生時代の暗記ノートの中身を紹介するという動画でした。

動画を公開したのが1月の半ばで、それから約1カ月後の2月末に、この動画が突然バズりはじめました。コロナ禍が始まり、全国で一斉休校となったことが背景として大きかったと思います。

そこからあれよあれよという間にYouTubeが伸びていき、出来心で始めた趣味のようなものが「副業」として機能するようになっていきました。

片手間の副業→片手間ではできない仕事に

わたしは会社の仕事をバリバリがんばりたいと思っていたため、YouTubeやブログはあくまで「副業」として、本業の空いた隙間の時間で取り組むつもりでいました。

ですが、5月ごろからはYouTube経由で案件のお仕事や書籍執筆のお話もいただくようになり、「片手間でやってるので…」とは言えない状況になっていきました。お話をくださる方々はもちろんお仕事としてご相談くださっているので、そこに対してはいくら副業でもきちんと事業者として向き合う必要があると思っていました。

会社の仕事があると、もちろんそちらを優先しなければならないし、副業のほうは返信や対応がどうしても遅れてしまうことがあり、どちらも中途半端になっていきそうな自分が怖くなりました。

「いま賭けなければ勝てない」という確信

新卒2年目になった6月(YouTubeを始めて5カ月後)ごろから、副業を本業にすること、つまりフリーランスとして独立することを真剣に考えるようになりました。

それまで漠然とフリーランスというものに憧れはありましたが、わたしのようななんの専門スキルもない、1年ちょっとしか社会で働いたこともないペーペーが目指せるような働き方ではないとも思っていました。

ですが、コロナ禍の影響を受けてどんどん高まっていく自宅学習のニーズや、どんどん新規参入者が増えていくYouTubeやその他のSNSの状況を見るうち、わたしのなかに確信めいたものが生まれていきました。

「いま行けば絶対に勝てるわけではないけど、いま行かなかったら絶対に勝てなくなる」

その頃YouTubeや他SNSなどでは、コロナ禍以前に比べて教育系アカウントが徐々に増えていました。そして今後さらに増えてくるだろう、どんどんレッドオーシャンになっていくだろうというのは容易に想像がつきました。

もともと3年くらいは会社に勤めよう、と思っていましたが、ではもし本当にきっかり3年間勤めたら?いまから1年半以上も遅れてこの世界に飛び込むの?そのときにはきっと他のアカウントにシェアをとられて、わたしの参入スペースは残っていないだろう、と思いました。

でもいますぐなら、まだ可能性はあるだろうと思っていました。東大×女子×宅浪×地方×勉強法×ノート術…のような自分の差別化ポイントを考えたときに、大きく重なるアカウントがまだあまりなかったからです。

とはいえ、わたしはビジネスの経験が豊かなわけでも、YouTubeに造詣が深いわけでもなく、一人でどこまで戦えるのかはまったくの未知でした。明日のごはんが食べられないような生活になることもじゅうぶん考えられたので、独立するのか会社に残るのか、6,7月は病みそうになるくらい迷いました。

最終的に決断できた理由

そんなビビりのわたしが最終的にフリーランスを選ぶ決断ができた理由は2つあります。

1つは、お金のシミュレーションをしたこと。「コンサバプラン」「ノーマルプラン」「アグレッシブプラン」の3パターンを作り、何カ月後にいくらのお金が残るか計算してみました。

これをやってみたところ、少なくとも数カ月は生きていけそうだということがわかりひと安心しました。
そしてさらに「貯金が40万円を切るか、独立後半年の平均月収が10万円を切るかのどちらかが起きたら、その時点でおとなしく転職活動を始める」という撤退条件を作ったことで、こうなったらゲームオーバーという指標ができて具体的なイメージをもつことができました。

もう1つは、YouTubeやブログでの情報発信活動を本業にするにあたり、会社員時代の仕事や昔から付き合いのあった会社の仕事を「副業」とすることができたからです。

情報発信一本でやっていくには、やはりまだまだ不安がありました。というのも、じつはフリーランスになることを決めたとき、当時副業だったYouTubeやブログの収益というのは、まだまだ生活はとてもできないくらいの額だったからです。

そこでもともと本業だった会社のお仕事の一部を業務委託として発注していただいたり、学生時代にインターンをしていた会社からWebライティングのお仕事をいただいたりと、情報発信を本業にする代わりにその他の仕事を副業として確保する形をとりました。こうすることで、たとえ情報発信の本業がなかなかうまくいかなくても、副業の収入で生活自体は安定させるということができたのです。

これは本当にありがたいことで、わたしはお金の心配があると自分はメンタルをやられてしまいやすいということが大学時代の経験からよくわかっていたので、その不安をなくすことができたのは本当によかったです。

こうした副業のお仕事は結局独立から4カ月ほどの間つづけさせていただき、その後は順調に本業が忙しくなっていったため、継続的な受託は現在ストップして本業一本にしぼっています。

「フリーランス歴>会社員歴」となった最近

今年4月から、ついにフリーランス歴が会社員歴(1年半)を超える時期に突入しました。

はじめは「数カ月でしっぽ巻いて戻ったらすみません笑」と前職の方々に伝えていたので、なんとかここまでやってこられたのは自分でも少し驚きだし、本当にありがたいなぁと思います。

浮き沈みはあると思うし、今後もこのままやっていけるかどうかはわかりません。でも、そのときはどこかの会社に就職したり、なにか別のお仕事を始めたりと、どうにか生きていけるだろうとは思えるようになりました。そのときまでは、いまのお仕事をがんばってつづけていきたいと思っています。


ということで、どなたかのご参考になるかはわかりませんが、ビビりのわたしがフリーランスになることを決めた経緯のお話でした!

これからも少しずつがんばっていきたいと思います💪🏻

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