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ふふ箱根~びびり姉妹の温泉旅~(追記あり)

9月9日は温泉の日だそうですね。
なので、旅関連のお題で書いてみました。

お部屋にあるお風呂
とっても大きな湯船
温泉だそうです
お風呂上がりにまったりできるソファ
お部屋はこんな感じ


写真から載せてしまいましたが……
ここは「ふふ箱根」。

今年の5月に、姉妹旅をいたしまして、その時に泊まったお宿です。



まだ父が存命だった頃は、家族で毎年のように訪れていた箱根。

セレブでお上品なお宿もたくさんありますが、気軽に泊まれるお宿もいっぱい。
だからなのか、箱根ってなんとなく「ちょうどよい」雰囲気なのが心地よいのです。



わたし達一家は、セレブでもお上品でもないので、ファミリー向けのお宿にお泊りすることが多かったです。
でもたま〜に、お上品なお宿にも行かせてもらえたりして、あの時のときめきは今も忘れられません。

単純に数えても相当な数のお宿に泊まっているのですが「また来たい」と思えるお宿って、そんなに多くはなかったんです。


ですが、ここ「ふふ箱根」は、もう一度行きたいと思わせてくれたんですよね。


全客室がスイートの「ふふ箱根」

姉が見つけてきたこのお宿。
さすがに、ケチケチ家族旅行をしていた頃の旅費とは比べ物にならないようなお値段。

昔だったら、きっと、こんな贅沢はダメよ!と、選ばなかったと思うのです。


でも、コロナ禍を経験して、考えが変わったんですよね。
「行きたいところ」や「やりたいこと」があるなら、出来るうちにしとかなきゃって。

なので、「贅沢しちゃおうよ!セレブ姉妹ごっこしようぜ」と、「ふふ箱根」に行くことに。


行くことにはしたのですが……。
生まれながらの庶民なわたし達。しかも、超がつくほどのびびりさん。

「スモールラグジュアリーホテルって何?何なの?〜」と、お宿のホームページを見ている段階からすでに「怖いよ」「怖いよ」と、戦々恐々。

でも、もう人生の残り時間だって少なくなって来たお年頃ですから。
ここで諦めちゃったら後悔するよね?と、勇気をかき集めて、予約ボタンを。
押しましたよ。プルプルと、指が折れるほどの力を込めて。


この日のために貯金をしているのだから、お高いお部屋、お高いプランで贅沢すればいいものを。
なんとなく安心できそうな佇まいの、いちばんカジュアルなお部屋を選んでしまうあたりが、我ながら悲しい。


ま、何だかんだありながらも、今回は「スタイリッシュスイート」に泊まることに。


とは言え……。
いやいやいや、いちばんカジュアルって言ってもあなた、けっこうな「おされ空間」ですよ。

びびり姉妹は、エントランスに入った段階で、もう雰囲気に気圧されてキョドりまくっておりました。

お部屋のドアを開けるとよい香りが…
ふふは、お宿ごとに違う香りだそうです
バーコーナー
予約時にお酒は飲めませんと
お伝えしたのでお酒少なめです
洗面コーナーの花瓶も石
バスルームのランプも石


ふふは日光や熱海、軽井沢などたくさんあるのですが、お宿ごとにコンセプトが違っているそうです。

箱根のコンセプトは、写真にあるように「石」
でも、冷たく無機質な感じではないのがよいですよね。

はぁ、おされ……。いや、お洒落。
セレブ姉妹ごっこしなきゃだから、言葉もお上品にしないとね。
おほほほ。


ここは、お部屋のお風呂がとっても素敵でした。
1階のお部屋を選んだので、窓の外には緑がいっぱい。
さらさらのお湯は、長く入っていても湯当たりせず、優しい感じがします。


そして、お料理。
これが、また、素晴らしいんです。

箱根雲海と名付けられた前菜
葛胡麻豆腐や笹寿司、南瓜カステラなどなど
碓井豆のすり流し
お造り
本鮪中トロ、あおり烏賊、金目鯛
三品選べる進め肴
わたしが選んだ一品目は河豚の竜田揚げ
姉は握り寿司
鮪中トロ、縞鯵、煮穴子
二品目の進め肴
帆立マスタード焼き、白ワインソース
三品目、最後の進め肴
箱根山麓豚の香草焼き ベリーソース
お食事は自家製蕎麦
水菓子は、いちごミルク仕立て
黒蜜わらび餅、アイス、枇杷、さくらんぼ


お食事に合わせてお酒を愉しむペアリング。
大人なお店で、大人が愉しんでいるあのシステム。

お酒が呑めないわたし達には縁がないものと、いつも悲しい思いをしておりましたが……。

こちらには、あるのですよ!
ノンアルコールのペアリングが✨️



シャンパン、赤ワイン、白ワイン、カクテルと、4種類。
お料理に合わせて出してくださるのですが、どれもとっても美味しくて。

また飲んでみたいなと思うのですが、どこで買えるのかしら?

バトラーさんとの会話を楽しみながらのお食事とか、お酒じゃないのにお酒を味わってるこの感じとか。

やだ〜!なんか上品じゃない?
わたし達大人してるぅ♪



シャンパンなんて縁がなくて、シャンメリーで充分ご機嫌になれちゃうようなわたし達。
そんな2人が、おほほとセレブごっこをしながら、お洒落料理を味わっちゃったりして……。

実は、内心はかなりのど緊張でしたが、ずっと憧れていた大人な雰囲気に浸れて、とっても嬉しかったです。




朝は、鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりとお風呂に。
その後は、目に眩しいほどの緑を眺めながらの朝食です。

銀豆腐のお豆腐やお刺身
お宿特製のちりめん山椒などなど
上から見るとこんな感じ


温かいものを温かいうちに出してくださるバトラーさん達。
そのお心遣いが嬉しかったので、朝食は食べることに専念して、お写真はこれだけ。

猫舌のわたしは、ほふほふしながらお食事を満喫。

「お味はいかがですか?」と、優雅にお尋ねになるバトラーさんに、頬いっぱいにほおばった猫舌のりす、もとい、セレブ姉妹ごっこ継続中の食いしんぼうは「とっても美味しいです。おほほほ」と、ほっぺたを膨らましたまま答えました。

やっぱり付け焼き刃はいけませんね。
目指せ、本物のセレブ姉妹です。

和のものだけでなく、お宿特製のカレーもあるんです。
なので、お口も目も楽しくて、ついつい食べすぎてしまいました。


お食事も美味しくて、お風呂もとっても気持ちのよい「ふふ箱根」
お部屋のインテリアも、すごく素敵だし。
勇気を出して泊まってよかったなと思えるくらい、ゆったりと過ごせるお宿でした。



でも、1つだけ残念だったのが……
口コミを探すとだいたいの方が書いていらっしゃるように暗いの💦

くつろげるようにとの配慮らしいのですが、通路なんかは、鳥目のわたしにはちょっと怖いくらい。


お部屋も、わたし達はわざわざ1階を選んだんですね。
去年泊まった箱根「花扇」さんは、1階のお部屋の外に小さなお庭があって、それがとってもよい眺めだったので。


でも、それがいけなかったのでしょうか?
「ふふ箱根」では、本も読めないくらいに暗かったんです。
重い思いをして、いっぱい本を持っていったのに(泣)

もしかしたら、違うタイプのお部屋だともう少し明るかったのかもしれませんが……。




ですが、帰る前から「また来たいな」と思えるって、すごくないですか?
それくらい魅力がいっぱいつまっているお宿だったんです。

あなたも行ってみませんか?
毎日がんばっている自分へのご褒美旅。
お薦めです。

最後に、おまけの写真を。

帰りのロマンスカー
展望席からの眺め
新緑と青空
実は、マガジンの写真は この景色なのです


最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。

また、あなたにお目にかかれますように🍀



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