母をたずねて
こんにちは。
いつもお弁当を作ったり食べたりしながら、昔のことについてあれこれと思いを馳せている、羽村美栞です。
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母は、数年前からケアハウスで暮らしています。
我が家からケアハウスまでは、電車とバスを乗り継いで、片道三時間弱。
電車、というか人混みや閉所が苦手なわたしは、その道のりを思うだけで心が挫けそうになります。
でも、行ってきましたよ。
姉と二人、母をたずねて、えっちらおっちら。
今日は、そんな、母に会いに行ってきたお話です。
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年を取ると同じ話を何度もするようになるとは言いますが、ご多分に漏れず、母もまた、終わらない話をする人になりました。
母の話が繰り返されるたび、わたしは「へ〜」「ほ〜」と、まるで気の抜けきったラッパーのような合いの手を入れます。
でも、さすがにそれだけでは話している方も気が乗らないだろうなと思うので、適当なところで「ふ〜ん、そうなんだ」と応えることにします。
さも、初めて聞いたわ、びっくりねぇと言う顔をしながら。
それで勢いがつくのかどうかはわかりませんが、母の話はまた巡り巡って行きます。
だから、わたしもまた「へ〜」「ほ〜」とラッパーになる。
もう空で言えるほど同じ話を聞かされた頃になると、いっそのこと横揺れしながら「よぅよぅよぅ」と両手を上げて合いの手を入れてみようかしらん?なんて思ったりもいたしますが、それはギリギリ我慢します。
我慢しますけれども、かすかに横揺れはします。何事もリズムは大事ですから。YOYOYO!
話の切り上げ時がわからなくて、ずいぶんと帰りが遅くなってしまいました。
あと何回会えるかわからないけれど、会えたらまた会いましょう。
そう心の中で言いながら、手を振りました。
道中いろいろありましたが、行けてよかった。会えてよかった。
実は、うちの母は、とんでもなくファンキーな人です。
そのあまりにも独特すぎる思考回路によって生み出された逸話は、数知れず。
わたしが電車が苦手な理由とか、母の逸話については、いつかまた。
追々、お話できたらいいな、そう思っています。
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今日は、さすがにお弁当を作る気力がなかったので……
お昼はこれ。
わたしの夏のお楽しみ。
フジパンのパインパンです。
夏季限定で発売されるこのパン。わたし、大好きなんです。
みなさんの中に 同志の方はおられますか?
昔はどこでも買えたと思うのですが、今は探すのにも一苦労。
なので、見つけると「うほほ。パインパン、めっ〜け」と小躍りしながら、カゴに入れています🍍
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今日も「哀しいお弁当」受け取ってくださってありがとうございます。
次は何を詰めようかしら?
また、がんばって作ります。