アキバ魔境放浪記
買ったばかりのAmazonブランド製のローズ嬢(パソコン)が不審な動きばかりして、とうとう起動しなくなった。安すぎる通販品はそれなりにアレなんだろう(私が挙動がおかしい時に、強制終了を何回かしたのも悪いのかも)
パソコンはやはり店舗で買った方がいいのかなと思い、すぐには買えないかもしれないけれど、久々に秋葉原の電気街に見に行こうと電車に乗った。さすがに東京都内は、原付の駐輪場が高過ぎる。
久々に訪れた秋葉原は、外国人観光客はやたら多いし、コアな電子パーツを求める人達や、萌え系看板を撮っているアニオタさんもいた(うちの弟と同類項の方々) 相変わらずアキバはカオスな魔境だ。
そして、あちこちで、メイド服を着たメイドカフェの呼び込みの子が道端でチラシを配っていた。
私がウロウロ歩いていると、「サクラ大戦」の真宮寺さくらのような袴(ゲーオタですみません)を着た子が、明らかに私の方を見て、微笑みながら手を振っていたが、え？ 私？？ いやいや、貴女達のお母さんみたいな年のオバサンだから、メイドカフェの客層じゃないでしょ。かなり昔に、男友達に頼まれてメイドカフェに付き合ってあげた事は数回あるけれど？ 「萌え萌えハートでキュルーン」とか萌えポーズでチェキ撮っていましたけど？(私ではなく男友達が)
とりあえず、朝を食べずに来てしまったので、お腹が空いている。腹ごしらえをしてからと思ったが、ちょうど11時50分くらいでお昼時。しかも、今日は三連休中日で人出も多く、飲食店はみんな満席だった。
お腹が空いて、ゾンビのようにウロウロ徘徊していたら、道に凄い行列が出来ていた。軽く30人くらい。何処のお店だろう？と思ったら、有名とんかつ屋さんの「丸五」だった。
最初、並びかけたが、さすがに30人となると、最低でも1時間以上は並ぶだろうと諦めた。
その近くにこれまた有名つけ麺屋の「つじ田」があった。
こちらも行列が出来ていたが、10人くらい。他も満席だし、今日はここでつけ麺を食べようと。あれ？ つけ麺って確か食べたばかりじゃ……。
昨日だよ！！！
明らかに脳がバグっている今日この頃。とうとう昨日の事を数日前と勘違いするようになった。老化が著しい。
でも、既に並んでしまったので、大人しく待つ。15分ほどで入れた。
店内はカウンターのみ。既に食券は買ってあるので、席に着いてすぐに麺もスープも来た。
昨日の麺よりも、ちょっと細め。食べてみたら、昨日に負けず劣らず美味しくて。麺にスダチが付いていて、これを麺に搾って食べるんだけれど、これが良い仕事をしている。濃厚なつけ汁なのに、サッパリとしてめちゃくちゃ合う。2日連続で美味しいつけ麺が食べられて、とても幸せ。
空腹問題も解決して、パソコンをゆっくり見ようと思ったけれど、秋葉原はあまりにもパソコン関係のお店が多く、しかも点在しているので、訳が分からなくなったので、手っ取り早く、「ヨドバシアキバ」に行く事にした。
早速、1階にあるパソコン売り場に行ったのだが……。
広い上に、販売員さんの数が尋常ではない。ハッキリとは数えていないが、多分、ワンフロアに100人以上はいたんじゃないだろうか(もっといたかも) お客さんじゃなくて、販売員さんが！
販売員さんは、ネックストラップをつけているのですぐに分かるし、「パソコンの事なら私にお任せ下さい！」と書いてある宴会で使うような派手なタスキを斜め掛けした販売員さんまでいる。きっと、パソコンの知識に特化したスペシャリストなんだろう。
そんな、ハンターみたいな販売員さんがフロア内をウロウロしている。隙あらば獲物を仕留めよう(勧誘)という圧がフロアに充満している。マジで気を抜いたら狩られそう(勧誘)だったので、怖くなって逃げるように店を出た。
冷静に考えれば、ハンター販売員さんにパソコンの事を相談すれば良かったのかもと後悔。でも、高いPCを買うお金はない (いつも、押されがち)
アキバは昔からいつ行ってもカオスで魔境のような場所だ。今度は今日並び損ねたとんかつ屋にチャレンジしてみたい。
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