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令和のヒット曲を分析してみた

前回のJPOP記事が思った以上に反響が良かったので(私にしては)今回はJPOP記事の第2弾。

ちなみに、前回の記事はこちら。

上記の通り、私のJPOP熱は2003年で終わっている。だから、平成後期から令和のJPOPの知識はほぼない。

そもそも、私はテレビもほとんど観ない人間であり、ことドラマとアニメに関しては全く観る気もしない(この間の「不適切にもほどがある」は例外中の例外)

ほとんどのJPOPのヒット曲はテレビドラマの主題歌だと思うので私が縁遠くなるのは必然の事である。

それと、もう1つ。
これは、オリコンランキングで、令和のシングル売り上げランキングなのだが……。

1 Imitation Rain/D.D.
SixTONES vs Snow Man
推定売上数:1,882,026
発売日:2020/1/22

2 サステナブル
AKB48
推定売上数:1,412,586
発売日:2019/9/18

3 KISSIN’ MY LIPS/Stories
Snow Man
推定売上数:1,213,163
発売日:2020/10/7

4 Sing Out!
乃木坂46
推定売上数:1,210,095
発売日:2019/5/29

5 失恋、ありがとう
AKB48
推定売上数:1,199,933
発売日:2020/3/18

6 夜明けまで強がらなくてもいい
乃木坂46
推定売上数:1,194,962
発売日:2019/9/4

7 ツキヨミ / 彩り
King & Prince
推定売上数:1,191,952
発売日:2022/11/9

8 カイト

推定売上数:1,167,366
発売日:2020/7/29

9 しあわせの保護色
乃木坂46
推定売上数:1,120,637
発売日:2020/3/25

10 Life goes on/We are young
King & Prince
推定売上数:1,087,948
発売日:2023/2/22

オリコン令和ランキングより

一目瞭然なのだが、トップテンは全てSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)とAKB及び坂道グループ。つまりシングル売上はアイドルが独占している事になる。これについては、理由は明らかでシングルに特典がついていて、推し活しているアイドルオタクの方々が課金しているのだろう。

職場に某アイドルの推し活をしている人がいるのだが、このシングル・アルバム売上ランキングは非常に大事で、そのグループが存続出来るかどうかに掛かっているので、お金を出来るだけ費やして応援しているという。ライブやグッズの売上と共に楽曲の売上も当然人気の指針になるので必死らしい。もしかしたら、アイドルご本人方よりもファンの方が必至なのでは?と感じた。

全てのアイドルオタクの方達、お疲れ様です。

ちなみに、下記はデジタルシングルランキングである。疎い私は「シングルもデジタル(CDもデジタル処理だよね)じゃない?」と思ったが、デジタルシングルというのは、いわゆるCD化せずに配信のみで発売された楽曲との事。

1 紅蓮華
LiSA
ダウンロード数:1,469,264
配信開始日:2019/4/22

2 Pretender
Official髭男dism
ダウンロード数:1,154,176
配信開始日:2019/4/17

3 馬と鹿
米津玄師
ダウンロード数:1,133,779
配信開始日:2019/8/12

4 炎
LiSA
ダウンロード数:1,086,056
配信開始日:2020/10/12

5 夜に駆ける
YOASOBI
ダウンロード数:971,161
配信開始日:2019/12/15

6 白日
King Gnu
ダウンロード数:924,914
配信開始日:2019/2/22

7 まちがいさがし
菅田将暉
ダウンロード数:839,696
配信開始日:2019/5/14

8 I LOVE...
Official髭男dism
ダウンロード数:756,787
配信開始日:2020/1/15

9 Lemon
米津玄師
ダウンロード数:696,757
配信開始日:2018/2/12

10 マリーゴールド
あいみょん
ダウンロード数:646,837
配信開始日:2018/7/18

オリコン令和ランキングより

こちらはさっきと打って変わって、歌う事を本業としているアーティストが独占している(菅田将暉さんは俳優だが)だから、純粋な楽曲としてのヒット曲はこちらだとは思う。

令和のヒット曲というのは、アイドルの人気(楽曲というよりも本人達の人気)とアーティストの人気(楽曲の人気)が綺麗に二分されているという印象を持った。

JPOP界隈も随分変わった。もちろん、昔からアイドルはいたけれど売り方が変わった。推し活という言葉がメジャー化されて、より課金させようという戦略がエスカレートしているのが、関係ない私から見ても明白だ。しかし、言い方が悪くなるが、宗教と同じで「信仰」している人達はお金を貢ぐ事で、推しの人達が人気(幸せ)になるのなら本望なのだろう。

ところで、今、私はこの動画を観ながら(聴きながら)この記事を書いている。 

ほとんど聴いた事がない曲だった(たまにどっかで聴いた事あると思う事も)だからこそ、皮肉な事に思い入れがない分、作業曲としては優秀だった。

あと、聴いてみて思ったのは、令和に流行っている曲って「耳障りがやたら良い綺麗な曲」と「テンポがやたら速く言葉遊びが多い叩きつけるラップのような曲」が多いのかなと(私見です)

こんな化石のような私でも、最近の曲でいいと思う曲もある(職場のアレクサから流れていた)

典型的なTHE令和って曲だけれど、メロディー運びが好みだし聴いていて楽しい。

音楽を聴くシーンは、作業中とかドライブ中とか無音では寂しい、物足りないと思う時のムードコントロールの役割も大きいと思うので、そういう意味では令和の曲は役割をしっかり果たしているとは思う。

ただ、ふと思ったのは、昔は失恋した時に失恋の名曲を聴いて自分と重ねて「分かるー」と泣いたり励まされたりしていたが、今はそういう楽曲の聴き方は生きているのだろうか? そういうのは昭和、平成前期で廃れてしまったのだろうか。動画の曲がやたらテンポが良くて軽くて耳障りが良い曲が多すぎて、しっとりとしたバラードがないのでそんな事を感じた。

時代の移り変わりを感じながら、私はこれからも新旧問わずに自分が良いと思う曲だけを聴いていく。そして、良い音楽はいくら年月が経っても褪せずに心の中で生き続ける。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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