育児改革〜社会を変えようと尽力しているひと〜
知ってる？
世界の自動車の販売台数は
日本が第3位だったけれど
昨年、インドに抜かれたの。
一人ひとりがどんなに
能力が高くて
行動力があって
素晴らしくても、
数が少なければ、勝てない。
日本の昨年の年間出生数は
81.1万人に落ちました。
インドは人口がますます
増えていますね。
様々な分野で更に
台頭してくるでしょうね。
10年前、留学生たちは
日本の電化製品は
素晴らしいと言いました。
日本の嵐やAKB48の
大ファンの子が
たくさんいました。
今、日本の電化製品を
褒める留学生に会いません。
SONYは韓国の会社でしょう？と
言われます。
日本のアイドルが好きな
留学生に会いません。
韓流アイドルの写真を
身につけている子は
よく見るけれど。
アニメもそのうちね、
抜かれますよ。
韓国漫画や中国漫画が
伸びて来ているでしょう？
韓国の合計特殊出生率は
日本より低いですし
人口が増えている訳ではないけれど、
人口が減るって、
子どもが産まれないって、
そういうことだ。
数が少ないと、何でも難しいんだ。
経済は停滞して
食料は買えなくなる。
秋刀魚は高くなりましたね。
飲み水も取り合いになりますよ。
日本の魅力はどんどん減って
留学生も、外国人労働者も
来なくなる。
そしてますます人が
足りなくなる。
経済が停滞して
日本円の信用は落ち
海外旅行は贅沢なものになる。
人口が少なくて
中学高校の部活動が
満足にできず、
子どもの運動能力が落ちている、と
書いてあったのは
昨日の新聞です。
(1月18日 日本経済新聞 朝刊 1面)
この問題を政治家だけに任せて
政治家だけのせいにしていては
いけない。
母をやった、またはやっている人は
辛かったワンオペの経験を
後輩ママやママ予備軍の人に
自慢して
偉そうにしてはいけない。
彼女たちと貴女や私たちの時代は
全く違うのだから
少しでも
「貴女もひとりで頑張れ」と
いうニュアンスを伝えては、いけない。
子育てへの恐怖心を
煽ってはいけない。
どれだけ自分の子育て時代が
辛かったとしても
今のママも同じように、と
思わせてはいけない。
私たちの時代はもっと
大変だったのよ、と
自分の周りだけを見て言うのではなくて、
全体を俯瞰して見て
今よりもっと
良くしていきましょうね、という
文脈を伝えなければ、
いけない。
もっともっと社会を巻き込んで
変えていかなければ、いけない。
偉そうに言うけれども、
上の文を読んでカチンときた方も
少なくないでしょうけれども、
私は何もしていない。
子どもひとり産むのでさえ
産婦人科医に
心臓病ほか持病の多い貴女には
産めないから堕ろせ、
と言われました。
だからひとりしか
産み育てていない。
全国の子どもたちのために
何かしている訳でもない。
言うは易し。
誰にでも出来る。
こんなちっぽけな人間です。
実行するのは
とても難しい。
けれども「難しい」で
片付けてしまわないで
力を精一杯使って
行動に移したひとを
知っています。
ありがとう。
昨日、Amazonから本が
届きました。
そう。
もう女性だけの育児は
無理なんだ。
全くもって時代錯誤だ。
だから子どもが少なくなる。
だけど、男性に無理に押しつける、
これも違う。
知っていれば楽しめる。
楽しく大人みんなが
育児参加出来れば、
きっともっと子どもは増える。
みんなのために
社会を変えようと
努力したひと。
そしてそれに協力された
周りの方々。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本をさらっと
読んでみました。
ところどころにコラムや
可愛い漫画が入っていて
とても読みやすい。
クイズも「少しだけ」と思いながら
つい、いろいろやってしまう。
終始安心して読める雰囲気で、
これなら育児で余裕がないパパもママも
気楽に読むことができます。
これほどの知識を盛り込んで
かつ分かりやすく仕上げるためには
きっと、大変な困難が
たくさんあったことでしょう。
それでも
面倒だから、大変だから、で
やめなかったひと。
ありがとう。
私はマーケティングや経済、
国際関係論を教えているから、
日々、否応なく少子化の問題に
触れて、考えさせられている。
少子化がどんなに
悪影響をもたらすのかを。
留学生に常に接しているから
肌身に染みて分かる。
彼らにとって
日本が10年前よりも
魅力的ではなくなってしまったことを。
「国際競争」のみに焦点を当てて
考えるのは好きではないけれど、
着物を愛する者として
日本人が少なくなるということは、
たくさんの伝統文化が
今より更に存続の危機に陥ることだと
把握している。
たくさんの素晴らしいDNAが
受け継がれることなく途絶えてしまう、
それを考えるだけでも
やるせない気持ちになる。
ありがとう。
英智や人脈や努力や
その他いろいろなものを駆使して
こんなに素敵な本を出版してくれて
ありがとう。
ベストセラー1位、おめでとうございます。
当然の結果です。
きっと社会は動くでしょう。
まだまだ小さい力だと思っても、
未来に繋がって行くでしょう。
本当に、ありがとう。sachiさん。
最後にお話したとき
私は
「出来ることはさせてください」と
言ったけど、
今年度のいまだかつて無い
担当授業数の多さに翻弄され
自分のことだけになってしまい、
結局何も出来ないままで
ごめんなさい。
これから子育てする方々が
もっと楽しく
協力して
たくさんの人と共に
育児が出来るように
なりますように。
私たちがそういう世界を
作れるように
少しずつでも力を使えますように。
ありがとうございます！頂いたサポートは美しい日本語啓蒙活動の原動力(くまか薔薇か落雁)に使うかも？しれません。