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さいごに食べたいものには、ヤク◯のイメージがついてまわる。


さいごになに食べたい。


この企画に参加されている方の記事を読んで
あまりにも心に響くものが多く
自分はどうするか悩んでいます。

でも、これは
いつもとてもお世話になっている
くまさんの企画です🧸


何としても参加しようじゃ
ありませんか。

既に大変な盛り上がりですが
もっともっと盛り上げたいです!
イェーイ🏠皆さんもどうぞ‼️


う〜む。

他の方の記事を読んでいると
食べたいものというのは、
幼少期からの思い出と
深く結びついていることが多いですね。

私は築地の魚市場に卸売問屋を営む
家の子だったので、
魚介類を多く食べて育ちました。

今、我が家では
魚→肉→魚→肉、と
交互に食卓に出すようにしています。
こういうご家庭は多いですよね。

ところが実家では
魚介類→魚介類→魚介類→魚介類→魚介類→
魚介類→魚介類→魚介類→魚介類→魚介類→
たま〜に肉、でした😅



ハンバーグなど家で食べたのは
10歳をゆうに過ぎてからだと思います。


家族全員で売れ残り処理を
しなければならなかったのでね😅

父や祖父が発泡スチロールに
入れて持ち帰った魚介類を
大抵は家で刺身にしてくれて
食べるのが通常でしたが、

フライや天ぷらは
祖母や母が調理しました。

つみれを作るときは
私も手伝わされました。
ゴリゴリとすり鉢でするのです。


売れ残りとは言え
筋の無い新鮮な魚に
柔らかく子どもでもすぐに噛み切れる
甘いイカやタコやホタテ、
大ぶりの牡蠣フライや
ぷりっぷりの海老フライ。

海藻はウゴが好物でした。

美味しいものを食べて
育ったのは幸せだと思います。



だけど、
さいごに私が食べたいのは
魚介類じゃないんです。何故か。


さいごのさいごは、甘いものを。



子どもの頃
祖父や父は自分のお店で
働いていましたが、
母は銀座の高級料亭で
長い間パート勤めをしていました。

クラブじゃないです😅

呉服屋の娘だった母は
毎日着物で仕事を
したかったのでしょう。

料亭での仕事始めは日々
利き酒をするそうです。

その日に出す全国・世界各地の
上質な日本酒やワインを
少しずつ飲んで
味を覚えるのだそうです。


もしかしたら母は着物より
そっち目当てだったかも⁉︎

母はなんと!


その職場で
「ヤ◯ザ担当」だったのです‼︎


ひいぃ〜😱

ヤク◯さんはお金持ちなので
いろんな組の方が来たそうですが、
「あっヤク◯だ!」と顔に
出てしまう人が担当すると
すぐに因縁をつけられます😱

母はその立ち回りが
上手かったようです。


だからヤ◯ザさんが来ると
「みおいち母さん、お願いね!」と
チーフに無理やり
担当にされたそうです。


しかしながら
悪いことばかりではありません。

よく
「姉ちゃん、取っときな‼︎」と
一番大きいお札を何枚か袖の下で
頂いたそうです😅



羽振りがいいですね、ヤク◯さん。
担当を嫌がる母も
そのうち、金の亡者になった?

そのお金は清いのでしょうか?
あれあれ、私に回って来なかったぞ💦

ヤク◯さんというのは
ボスは穏やかで落ち着きがあり
礼儀やマナーをわきまえていて、
決してすぐに怒らないそうです。

すぐに因縁をつけるのは
一番下っ端のチンピラさんだそう。
弱い犬ほどよく吠えるのですね😅


とにかくお客様から
現金やらお土産やら
いろいろ頂いたようで、

母は仕事から戻るたびに
美味しそうな高級お菓子を
私たちに恵んでくれました。

お金は回って
来ませんでしたが(しつこい?)。

その中でも一番多く食べたのが
こちらです。

しっとりと柔らかく
上品な味の小川軒のレイズン・ウィッチ。



これを頂くのは決まって
夕暮れ時。
大好きな次姉と一緒に
(私は自他共に認めるシスコンです)
いろんな話をしながら頂いていました。

冬は2人でくっついて
暖かいこたつに入って。
父がゴロゴロしながら
テレビを見ているそばに、
単独行動が好きな長姉が
たまにふらっと来たりして。

甘い甘い、思い出です。

大人になってから
いろんなレーズンサンドを
食べてみましたが、
やっぱり私には
小川軒のレイズン・ウィッチが
一番美味しいんです。

思い出と一緒に
食べているからでしょうね。

さいごにはこの
甘くしっとりと柔らかく
優しい味で、
甘い幼少期の記憶を思い出して
幸せだったな、と思いながら
旅立ちたいです。


ん?


まてまて!


この甘いレーズンウィッチの思い出の
出どころはもしかして、


ヤク◯さん???


どんなお金で買ったんでしょう😅
ひいぃ〜!


ごほん。


話を戻します。
なんとか真面目に
感動出来る感じで終わろう。


死について考えるのは
少し怖いですね。

でも、私のダンナは
「みおいちちゃんが死ぬまで
 死なないでいてあげる」と
ことあるごとに言うので、
さいごはダンナとチビが
いてくれるかもしれません。


ちゃんとみとってから
死にたいという気持ちも
ありますがね。


死を考えることは
今の生を生きること。
日々大切に楽しく
美味しいものを食べて
過ごしたいですね🤤


ふーっ。
なんとかカタギの道に
軌道修正して終われたぞ。


くまさん、貴重な企画を
ありがとうございます💕🧸
お陰さまで毎日を
もっと大切に生きようと思いました。
(胡散臭くなったぞ💦)


※サムネイルの写真は
 小川軒のHPから
 拝借しました。

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