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Cafe Carpe diem・・・eigaとongaku6.


海辺の小さな町にある、カフェ・カルペディエムへようこそ・・・。



アナ・カラン

Sunflower Time

 

やっと、大好きなボサノバ・・・。


 ボサノバが好きになった切掛は、映画、”男と女”の主人公の女性が、亡くなった旦那さんを思い出すシーンで、物憂げな、ボサノバが流れるのですが・・・。


「す・素敵・・・。」と、思わず言ってしまいました。


 父が若い頃は、ラテン系のタンゴが好きだったそうで、小学二年生の時、新しいお家に引っ越した際、父の希望で、リビングの床はダンスができる様にと、タイル張りでした。
 

 私は、一度も父のダンスする姿は、観た事がないのですが、晩年は、カルチャークラブのお仲間に、教えられるくらいの腕前だったようです。
「一度、見たいな。」と、申しますと、「私の踊っている姿は、王子様、と言うより、おお爺様だ!」と、言って、笑っていました。


 当時、居間にあったステレオで、時々、父がタンゴ、母が映画音楽やクラッシック音楽を聴いていました。


其のステレオで、恐らく、サントラ版を聴いたのでしょう。



全く、覚えていません。 


 勿論、映画は、ずっと後、中学生か高校生になってから、観たのですが・・・。


 時は流れて、母が亡くなり、人生の短さを知り、大好きだった、ボサノバを再び聴きたいと思っていたら、雑誌の新譜レビューの記事で、アナ•カランの新しいCDの紹介記事を読んで、近くにあるお店にはなくて、注文待ちが待てなくて、他県にある、お店に行きました。


 其の帰りに、近くにある、お気に入りのカフェのあるインテリジェントビルの、豪華な螺旋のエレベーターが緩やかな、ボサノバのBGMの速度に合わせて、動いていました。


 其のビルには、当時バブル期の終わり頃でしたが、たくさんのセンスの良いお店がテナントとして入っていたのですが、其の時は、ジャック•レモンの主演映画の主題曲をボサノバ風に、アレンジした曲で、夏の昼下がりに、冷たい飲み物を、海辺かプールサイドで、デッキチェアーに寝そべって飲んでいる様な、心が開放される、緩やかな曲でした。
 

 映画の主題曲という事がわかったのは、最近、その映画を観てからですが・・・。
1972年の映画で、” お熱い夜をあなたに ”という題名の大人のラブコメディでした。
曲は、イタリア語で” Senza Fine ”でした。


 印象的だったのは、主人公のジャックレモンが、相手役のジュリエット・ミルズに、キスを迫るシーンで、”Permesso?”と、ジャック•レモンが聞くと、相手役が、”Avanti!・・・"と答えるシーンです。

 
  以前仕事の繊維関係の展示会で、会場が、ミラノのレオナルド・ダビンチの博物館だったので、会場が、見学の小学生でごった返している中、通りにくそうにしていたら、ハンサムな10歳くらいの男の子が、私の手を引っ張って、イタリア語を、こんな場合はこう言うと、お友達と一緒に演じて教えてくれました。
 ホテルのボーイさんと、客のシーンでは、上の二つの言葉が有効、そして公の場では、”Permesso posso  passare."と、演技で教えてくれました。
 そして、"Grazie!”有難うも忘れずにね・・・と。



レオナルド・ダ・ビンチ博物館


小さな、イタリア紳士に、感謝でした・・・。


 さて、アナ•カラン、お薦めはたくさんありすぎて・・・。


最初に買った、此のアルバムの中から、



 クロース・トゥ・ユー、オーヴァージョイド、波、他のアルバムでは、


ブルー・ボサとレインボゥです。


夏のボサノバは、勿論の事、晩秋と初冬のボサノバもいいものですよ・・・。


晩秋の夜長を、ボサノバを聴きながら・・・。


本日は、お越しいただき感謝いたします。
またの起こしを、お待ちいたしております。
 

それでは、また・・・”a bientot!”

                 Mio 

  




 





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