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こんな世界は湯の中で破壊して

今日はやめとこ、を2日もやってしまって少し後悔しているけれど、おとといは疲れていたし昨日はとても日記を書く気分ではなかったのでゆるしてあげることにした。

昨日はとにかく最悪で、客に言われたことばを風呂の中でずっと反芻していた。苛ついた客が店員に放り投げることばとしては弱いというかノーマルというか、まぁ取るに足りないようなものかもしれなかったけれど、これを言ってはいけない相手が世界には確実にいることが問題なのであって、あの人はそれをわかって言ったのだろうか、や、わからんからゆったんやろな、というようなことをずっと考えていた。想像力がないのだろうな。そんなお年になってまで、あなたは、人間はこうなのですね、と思うと、かなしいというかさもしいというか、もうこんな世界滅んじゃえばいいのに、と簡単に世界を滅ぼしたくなってしまってよくない。こんな大人にはなりたくないなぁ。

といろいろ考えながら頭をわしゃわしゃと洗ってあったかいお湯に浸かって上がって冷水で顔を濡らしながらふと、これはわたしは傷ついているのか、だからこんなふうにぐるぐると考え込んでしまっているのか、と気がついた。
あんなひとこと。どうにかして自分の納得のいく形に収めたかったのかもしれないな。こんなもの、書きたくなかったけれど、こんなにも頭の中でこねくりまわしたことばを頭の中から解放してやることは難しく、だからここに書いて供養してやった。書いてしまったから、もう忘れられないかもね。や、案外忘れてしまえるかもね。わからないね。

と、昨日はこんなだったのでとても日記を書く気分ではなく、おとといの幸せを記録しそこねてしまったのだった。以下、おとといの日記。

11.27は『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories』を観に行った。
ひさしぶりの嵐で、なぜかオープニング映像で泣き、登場のJのアップで泣き、そしてわたしの頭の中での第一声が「なりてぇ〜〜〜〜」だったのがおかしかった。Jは「ここにいる5万2000人を幸せにしてやる」と言った。わたしもそうなりたいと思った。自分のことを好きでいてくれる人たちしかいないところで、これまでの自分を見守り応援してくれた人たちに囲まれて、わたしもとびきりの幸せを振りまきたい、と思った。手を振りたい。笑いかけたい。わたしの一挙一動に喜んでほしい。笑ってほしい。そんなことを思いながら見ていた。わたしは生まれ変わったらジャニーズになりたかった。

好きな曲をたくさん歌って踊ってくれて、嵐は5.2万人といわず、スクリーンのこちら側まで幸せにしてしまった。ありがとう。すごいなぁ。

わたしは別のグループの応援をしているので、彼らも素敵な20周年を迎えてほしいなとぼんやり思った。その前に15周年だね!

そういうことで、この2日間は本をまったく読まなかった。今日は『酔郷譚』の続きを少し読んだ。
わたしは主人公の慧君の慧の字が「けい」と読まれることがとても嬉しい。この字は「さとし」とか「さとる」とか読まれることが多いから。



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