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0981.自分を分断することをやめる


自分を何者だと考えて、どう扱っているか。
ということを、とてもだいじなことだと思っている。

だれかが言葉を放つときも、放たれる言葉はすべてそのひとの「価値観」「世界観」をあらわしているに過ぎなくて(言葉だけじゃなくて、表情や仕草も装いもなにもかも)、ひとって、それを言外にかなり微細に読み取っているのではないだろうか。

たとえ造形が美しくても、自分で自分のことを「ブスだ」と思っているひとがいたら、それは他者の目にも「このひとはブスだ」と、そのまんま映るのだ。
自分が自分をどう見ていて、どこまで受容できているかを考えたときに、心の奥底では「100点満点中、30点くらい」と見ていたら、ものの見事に世界中から「あなたは30点のひとですよね」という反応が手に入るのだ。

なんか、めちゃくちゃすごい仕組みだと思う。理解していなくても、作用する。まるで重力のような力。

わたしはどこかで、「仕事においてプロとして自分の力を発揮する世界」と、「妻や母としておだやかに日常を送る世界」とを、分断しているようだった。

この部分のここは譲れないな、ぜったいに。「もし、これが仕事だとしたら」。「でも、日常だし、学校関連だし、わたしの主戦場じゃないから、べつにどうだっていいか。」と、こんなふうに、力の発揮のしどころを分けていたと思う。

ビジネスでリーダーシップを発揮することは、ビジョンでもあり喜びである。
けれどもそれ以外のジャンルでは、リーダーシップは発揮しない。向いてないから。

これが、ここ数年のわたしの最適解だった。けれど、かんくん(小6野球少年)のチーム卒団を前にして、どうしてもやりたい企画というのがむくむくと湧いてきてしまっていた。
これが、ビジネスだったらいいのだ。むくむくと湧いてきた企画を練って、準備を重ねて形にして、その成果を幸せな気持ちで受け取ることって、自然だ。
でも、学校や、クラスや、チームで、わたしはこれまでとにかく日陰に身を置いてきたし、声高になにかを主張することも、ましてや企画を発案することも、まったくなかった。さっきも書いたように、「ビジネスはわたしのミッション。でも、日常は”わたし”の存在をなるべく消す場」として生きてきたのだ。

自分の、夢、とかは、正直よくわからない。いつでもわたしらしく在りたい、とかも実はそれほど思わない。

けれどもここ最近思うのは、「ビジネスの世界で発揮しているわたしの存在の力」というものに、手応えや確信や、なんというか「あ、わたしってそういえばこういう感じだったな、うんと小さかった頃」と思い出すにつれて、それってべつに、ビジネスシーンだけじゃなくって、いつでも自由に発動させたらいいんじゃないの?
ということ。
逆に、「なぜそれを、今まではかたくなにしないようにしていたのかな?」という気持ちになっている。

まあ、長々となにについて書いているかというと、卒団式に、子どもたちのために作ってあげたいプレゼントがひとつあって、それを「作りたい!作ろうよ!」と、ひとを巻き込むことにずっと躊躇していたのだけど(いやでも、その先の制作物の工程管理とかも結局わたしがやることになるし、めんどいよな。言わないほうがいいに決まってる、とか)、今朝、「えーい。やったろ」と思って保護者向けの手書きのプレゼン資料をつくり、完成イメージを作って持参し、保護者全員を巻き込んで「OK&GO」の決定となったので、

俺、ふだんの生活でもがんばったお。
自分を、日陰のほうでひっそりと波風立てずにいるタイプの人間だとはもう思わないし、そうなったらまた、日々の中でもきっといろんなことが変わってくるんだお。

ということが言いたいだけなのでした!

でも、これまでの卒団式にはなかった企画だし、子どもたちにとってはきっと大事な宝物になるはずなので、心をこめて作ろうと思います。
うまくできたら、ここに載せられるといいのだけど。あんにょん!



2022年9月スタートのライティング・ライフ・プロジェクト第12期生、満席となりました。ありがとうございました。



<世界観と表現>ビジネスコーチング、9月期は満席となりました。



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