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0748.楽しめないことはなにもしない / 活動休止に思うこと


そのアナーキーでラジカルすぎる直球の正直さで、わたしの胸の内にあるモヤモヤをいつも吹き飛ばしてくれていたレーネンさんが、15年間にも及ぶその独自の精神性に根ざした啓蒙・啓発活動の一切を停止する。


レーネンさんを知ったのは例のごとく、吉本ばななさんからだった。

ばななさんからは、カスタネダやゲリーや百合子さん、レーネンさん、そしてバリのアニキのことなど、「世の中にはスゲ~変わった、スゲ~ひとがいっぱいいるんだな」ということを教わった。


中でもレーネンさんの言葉はとにかくぶっ飛んでいて(とわたしは感じていて)、それでもひそかに「わたしもそのとおりだと思います……決して、決して表立っては言えないけれど」と思っていた。

それをぐいぐいと表立って言いまくっている、ハワイに在住の動物を愛するファンキーなおじいさま。それがわたしの中でのレーネンさん像だった。


わたしは、自分がないとまでは言わないけれども、どうしてもその性格上「相手ありき」でものを見るくせがある。わたしの中で絶対的なものというものはごくわずかで、あとのだいたいは相対的なものなのだ。

これをやってほしい、と思ったとしても、お願いする相手がそれを望まないのであれば、それはやってほしくないことに容易に転じる。


「これ」を、やってほしい。というものはあまりない。
やリたいと思う「それ」ならば、やってほしいと思う。


わたしと世界の関わりはそんなふうに成り立っているのだけれど、時としてそれは「絶対」とか「軸」とかから離れてしまうことになり、思いや方向性があいまいになりやすいというデメリットも生まれてしまう。


レーネンさんの言動は、いつも彼の中にある「絶対的な人間の真実」というものに根ざしていたので、わたしは心がもやもやしていたときにいつでもなんとなく彼の言葉をながめていた。その著作も何冊かは持っているが、本になるとどこか彼のソリッドな部分が編集されて、やさしくなっている代わりになにかが失われているので、読むのはもっぱら彼のブログのフレーズを切り取った「マイ・レーネンさんbot」のようなテキストだった。


ブログを翻訳しているのは、彼の日本での活動を支える右腕のような男性なのだけれど、彼の歯に絹着せない質感の翻訳こそが、レーネンさんの表現を最大限に良きものにしていたのだろうとも思う。


もう活動を止められるということは決まっているそうなので、今後のサイトの存続についてもよくわからない。


なので、これまでの活動に敬意を表して、感謝の意を込めて、「マイ・レーネンさんbot」をここに残しておくことにします。

なにか響くものがあったら良いな、と願いつつ。読んでみてくださいな。あんにょん!



「シリアスに生きる、シリアスになることを自分に強制すればするほど、体も怒るのです。あなたの体は楽しみたいのです。もっと喜びを生きたいのです。シリアスに生きる人ほど怒りがたまります。楽しむこと、とても大切でスピリチュアリティに重要です。楽しんで生きれば、ほかの人もそれを学ぶのです。どんなに大変な経験であっても、そこにクリエイティブに楽しめる何かを加えることで少し楽にすることは可能です。楽しむ、お金をかけることだという発想、狭いものです。」


「やりたくないことはしない。心地よさがない人間関係を続けない。そうやってあなたを尊んでいけば自由を獲得するのです。あなたが毎日、一緒に寝ているのはあなたであり、あなたが幸せな関係を構築するのはあなたとだけです。あなたにとって嫌なことを止めれば止めるほど、あなたは自分をもっと愛するのです」


「強くなりたい、勇気を持って生きたい、自信を持って生きたいと思うなら、人生のすべての経験、自分を知る機会だと思って結果を期待せずに取り組むことです。人生は結果ではなく、経験です。誰と結婚する、どんな仕事をするなんて本当にどうでもいいことであり、あなたにとって必要な経験をどれだけ受け取り、人に必要な経験も与えるということなのです。」


誰かを好きだと思うなら、それに責任を取らなくてはいけません。つまり、相手に興味がある、好きだということを伝えなければならないのです。相手に何も伝えていない時点で可能性はできていません。相手があなたの気持ちを知り、選択をしない限り、うまくいく、うまくいかないの可能性はできていないのです。相手が自分をどう思うかを知るのは、相手にあなたの気持ちを伝える以外にないのです。サイキックにあなたを相手がどう思っているか、2人の可能性がどうなるかをいくらたずねたところで、あなたの気持ちを伝えていない段階で何の可能性も創造されていないのです。


怖い顔でシリアスな顔でいるのは自分を守っているのです。微笑み、あなた自身の発するエネルギーを変えると体全体のエネルギーが変化し、もっと感じることができるようになるのです。エネルギーを発すれば人がもっと寄ってきますが、自分を守ったり、感情を抑圧していたり、ブロックのために多くの人が自分からエネルギーを発しません。微笑む、笑うと、手放すことになり、もっと人生で大事なことにつながるようになります。人に見つけられやすくなるのです。自分の表情にもっと気づいてください。とても重要です。もっと顔の表情を使ってください。フィーリングで笑ってください。」


「過去を手放したいなら、期待を持たないでください。明日どうなるか未来がどうなるかなんかも、一切期待をもたないことです。新しい仕事がほしいと思っても、自分がほしいものがやってくるなんて思わないことです。みなさんがほしいと思っているものとあなたが本当に値するものはとても違う可能性があります」


人生にはさまざまなことが起きます。なぜならば、この世界はさまざまなことが起きる世界なのです。そして、あなたはそこに住んでいるのです。何が起きようとどうでもいいのです。重要なのは、あらゆることに対して対処するかどうかということです。対処できないから自殺しても、また生まれ変わって同じことに対処しないといけないのです。これは大変、難しいと思うことがあれば、それに対処するべきなのです。あなたの魂がこの人生を選択しています。


「もっともっとよりよいものを求める、もっともっともっとという生き方、いつまでも満足を知らない生き方です。この瞬間、この瞬間、あなたが持っているものを最大限に生きればよりものが待っているのです。捨てれば新しいものを受け取り、こういうものを受け取るだろうなんてことも期待しないことです。今、仕事を辞めたいなら、辞めればいいだけです。それがどこに導かれ、何がもたらされるかなんて考えないことです。今、この瞬間にあなたにとって適切な行動をし、自然な流れであなたに値するものを招いてください。」


「水泳をしたいなと感じるならしてください。自転車に乗りたいと感じるならそうしてください。今日は何もしたくないと感じるならそれでもいいのです。ときに何もしないことが解決法のこともあります。大切なことは、あなた自身を尊ぶことです。自分がどう感じているのかを考えるのではなく、あなた全体から発せられる声に耳を傾けることです。何かをすれば何かに導かれるなんてそんなことは期待です。今、あなたがしたいことをすればいいだけです。シリアスに考えすぎないでください。


「私は、楽しめないことは何もしません。それが大事です。忘れないでください。人生は楽しいものです。多くの人が人生を深刻なものにしています。楽しめないなら自分を愛し、理解することはできません。親、恋人、夫、妻がどう思うか、そんなことはどうでもいいことです。それは、外にあることです。もっとも重要なことは、あなたの外側にあるものがあなたを満足させてくれることはないということです。満足は内側からやってくるものです。あなたがあなたを愛していれば、人もあなたを愛することができるのです。自分を愛すれば人はあなたを傷つけることはできません。自分を愛していれば自由、平和を見つけます。」




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