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0953.あなたは売れようが売れまいが地球の宝である
とても、とてもシンプルなことなのだけれど、「起業して間もない頃で、お客さんがゼロです」という時期はなにをするかというと、
STEP1
だぁれも自分のことを知らないし、もちろんサービスを買ってくれたりなんてしない。という身もふたもない事実を受け入れる。
ことから始まる。
ここは一合目かな。わりと無力感がある。
特に、サービスと自己を同一化しているひとは、「お客さんがいなくて、サービスが売れない」=「自分に価値がない」みたいに、飛躍した論理にへいきでなってしまうので、ちょっと宣伝して、誰もこなかったらもう、ぺしゃんこになりがちだ。
「サービス=あなた」じゃないよ。サービスは知られていないだけだし、あなたは売れようが売れまいが地球の宝である。
つづいて、
STEP2
いま自分から見てうまくいっているように見えるあのひともこのひとも、みんなまずはその時期をある程度の期間、経たのちに、”うまくいっている状態”が、後からやってきている。という事実に気づく。
ということが大事である。
つづいて、
STEP3
となると、今の自分がやるべきことは、100% 完全に、疑う余地なく、「マーケティング」なのである。
と、腑に落とした上で(だってそうでしょう。あなたは地球の宝だし、サービスが売れまくっている世界線はちゃんとある)、
STEP4
自分の持っていて使える時間の100%を、「マーケティング」もしくは「マーケティングに関する学び」に使う。
を、とにかく短くても3ヶ月、ふつうに見積もって半年、しっかりとやる。
という、なんかもう「当たり前中の当たり前」のことを、あまりにもやらないひとが多いのでいつもけっこうびっくりする。
「マーケティングに100%時間を使う」のは、スタートアップ期の特徴でもある。だんだんと、なんとなく顧客接点が増えてきたり、サービスの提供(これぞやりたかったことでもある)の時間が増えてきたりしたら、マーケティングに使う時間は減らしていってもいいと思う。
けど、どんなにうまくサービスが回っているとしても、よくよく長くお仕事をしているひとたちを見ていると、そうだな、エネルギーの15%とか20%くらいは常にマーケティングのために費やしているのではないかな、と思う。
ぱたっと手を止めるひとはいない。
スタートアップ期に、100%ただひたすらマーケティングに自分を捧げられるかどうかというのが、わりと岐路なんじゃないかな、と思っている。
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