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「怪物」

ずっと見たかったけど忙しくて劇場に行けなかった「怪物」をやっと鑑賞!
とりあえず余韻がすごくてエンドロールが終わってもしばらく頭が切り替えられなかった、、
全体的な印象としてそれぞれの目線で物語が進行していくことから、解釈が180度変わるのが新鮮でとても面白かった。是枝監督×坂元裕二×坂本龍一とか絶対間違いないと思ってたけど。

↓以下ネタバレです
湊と依里が2人で秘密基地に行くシーンや学校で喧嘩するシーンはふたりだけの世界という感じがしてとても良かったです。世界から孤立してるふたりというエモさが存分に演出されていた印象。
全体を通して改めて、人に人として向き合いたいなと感じた。ちょうど自分が今高校生なのもあって小学校の頃こんなのあったなー、という懐かしい発見が沢山あってそれも楽しかった。
ラストシーンと坂本龍一の音楽がやばすぎてもう涙しか出てこなかった(語彙力)
個人的に「僕は星川依里くんですか?」と聞いた時、「いなくなったらやだよ」の黒川想矢くんの表情と口調のトーンがとっっても刺さりまくって鳥肌がたちました。
最後に、校長先生の「しょうもないしょうもない、誰にでも手に入るものを幸せって言うの」という台詞はすごく自分の中で噛み砕くのに時間がかかって1日ほど考えましたが、笑
「世間の人たちにとっての幸せは、一般的な家庭を築いたりする普通の幸せで、湊の恋は世間的には幸せとは呼べないけれど、湊にとっては幸せであると気づくことが出来た(自分にとっての幸せに気づけた)」ってことなのかな?と思いました。そう気づけたからこそ、自分の中の怪物と向き合い依里とまた会うことが出来たんじゃないかな。
余談だけど、夜景を綺麗とは思わないという保利先生の台詞はすごく坂元裕二節だなーと思って1人で感動してました笑

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