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津和野町教育魅力化コーディネーター記録

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2019年より、津和野町教育魅力化CNは3人体制となりました。 「教育魅力化コーディネーター」という仕事についての記録です。
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#教育

津和野町でコーディネーターとして働くとは

 島根県津和野町には、様々な「教育魅力化コーディネーター」が暮らしています。  今回は、そんなコーディネーター達による、コーディネーターとして働く上での「やりがい」や津和野町でコーディネーターをさせていただけることの「価値」などについて話します。  それぞれの感じている思いをどうぞ受け取ってください。  こちらは、前回のnoteです。  前回は、津和野高校教育魅力化コーディネーターの牛木力さん、山本竜也さん。町営英語塾HAN-KOHスタッフ玉木愛実さんの3名に、今の仕事の

「自分の強みをいかす」そんな生き方をしてみませんか?

ここは、島根県最西端の町、津和野町。 人口約7200人のこの町では、教育をはじめ、おもしろい動きがいたる所で起きています。 (島根県津和野町の風景) 「まち全体が学びの場」 この言葉をきいて、何を思い浮かべましたか? この言葉は、津和野町の掲げる「0歳児からのひとづくりプログラム」から生まれた言葉です。 「まち全体が学びの場」とは、いったいどのような場なのでしょうか? 学ぶことは、学校の中での限られた空間だけで行うものでしょうか? さて、津和野町には、様々な立場で

固執するから争う

今日は、教育の世界のことについて。 今日強く感じたことを。 たとえば、自分が「特別活動」という分野が好きで、本を読んだり、勉強会に参加したり、実践もしてきたという自負があったとする。 となりに「体育」という分野が好きな人、いわゆる「体育畑」の人がいたとする。 そんな二人が、なんとなく雑談から最近の教育事情について話している場面を想像してみてください。 A「最近は、人間関係がつくれない子が多いし、自分のことしか考えられない子も多い!もっと特活に力を入れて、どんどん学級会

「教員の元気が出る会」とは

この会の最大の目的は… 教員が、元気になること! シンプルにこれです。 このタイミングで、この会をやりたいと思った気持ちを記録に残させて下さい。 私は、埼玉で教員をしていたとき、多くて6クラス、少なくとも2クラスの学年しか受け持ったことがありませんでした。 ちょっと大事な単元は、学年の先生達と相談して授業を作ったり、日々の授業も放課後職員室で他の先生と一緒に授業準備をしたり、共有したりが当たり前でした。 私は、その時間がすごく楽しいと感じていました。一生懸命準備し

教育に関わるとは?

7月13日、津和野町で研修を行いました。 https://www.facebook.com/events/2397860740260584/?ti=icl 武田信子先生より 「大人は、どのように子どもの学ぶ環境を作るのか?」 についてお話がありました。 幼児教育や発達に関わることを切り口に3時間たっぷり考えさせていただきました。 今のおんぶやだっこの仕方の写真、今まで何も気にせず見ていましたが。 昔のおんぶやだっこをしている様子と比べてみると、その違いに気づき愕然とし

スウェーデンから学び考えたこと

今回、幼児教育のことを勉強したいと思いスウェーデンの教育についての講演を聞きにいきました。 ◎備忘録 ずっと、日本との違いは何だろうと思って話を聞きました。 ・圧倒的に、そこに住む人のあり方が違う。 ・政治が違う。 ・親が子育てに関われる制度と風土がある。 ・平日17時からの家族や自分自身とゆっくり向き合う時間がある。 ・0から1歳は、家族が責任を持って子育てをできる。 ・くらしを人任せにしていない。 ・子育てを通して、親が成長できている。 これからの学びを自分の言葉

教育魅力化コーディネーター考察

今日、とてもうれしいことがあった。 たまたま宮城から津和野に来られた方に、 「もしかして、note書いてますか??」って! はい!!私です!! だれも、見てないだろうな~と思って書いていたけれど、そんなことなかった! 書く価値があるのかもしれない。残す価値があるかもしれないので、久しぶりに書きます。 この「教育魅力化コーディネーター」という職業は、一見するとよく分からない。 私なりに考えている、コーディネーター(以下CN)の在り方について、今日は記録しておこうと思い

7ヶ月目の考察

この仕事を始めて、あっという間に7ヶ月目。 何かをコーディネートする仕事をするならば、きっと大切だと思うことを記録しておこう。 ・活動のねらいは外さない ・なんのため、誰のためにやっているか常に頭にいれておく ・合意形成をしながら、多様な人を当事者としてゆるやかに巻き込んでいく ・みえないつながりを見えるようにする ・たたき台は作るが、完成は意見をもらいながら一緒に作り上げる ・活動後のふりかえり、感謝を忘れない ・ホウレンソウは最重要事項 ・あらゆる人の間に入る、第

働き方改革じゃなくて、仕事の仕方改革じゃない?

世は、働き方改革が叫ばれている。 でも、ちょっと待てよ。 仕事の仕方や仕事への意識を変える方が優先すべきことじゃないかな。 私は、去年小学校教員7年目。学年主任で大卒初任者と組む、生徒指導主任、7年次研修、カフェの学校… この年は、教員生活の中で1番盛りだくさんだった。 でも、毎日が楽しくて楽しくて仕方ないと思った。 子供達に会えない休日がイヤだと思った。 仕事が楽しい!!ってはじめて思った。 仕事内容は変わらない。むしろ増えている。 ただ、決定的に違ったのは…

対話カードを吟味すると、これからの教員の立場を考えるきっかけになった

「小学生版対話カード作ったらおもしろそうだね!」 ではじめた企画を8月28日にやってみた。 小学校の先生と、社会教育の方と、教員経験のない対話カード経験者の方と私。 4人中3人は、小学校の教員経験あり。今回よかったのは、教員経験のない人がいたこと。 なぜか? それは、教員だけだと陥りがちな視点をずらしてもらえたから。 対話カードを作るのはやめて、既製の対話カードの活用方法を考えることにした。 ①直感でカードの絵をみて、それを説明するバージョン →これにより、カードを選ぶ

教育魅力化コーディネーター

これは、私の職業の名前。名前だけ見たらなんかかっこいいけど、「どんなことしてるの」が分かりにくい。魅力化ってそもそも何だろう。 「魅力」・・・人の心をひきつけて夢中にする力 「教育」・・・教えて知能をつけること。人の心身両面にわたって、またある技能についてその才能を伸ばすために教えること 「教育」については、辞書によって微妙に違うし、どの範囲をさすかによっても全然違うなぁというのが印象。今、「教育」についての歴史を私がまだ理解していないので、深くは話せない。 やっている

笑顔でいられたら、それでいい

今日、小学一年生と高齢者の方と交流会をしました。 従来のよくある交流は、小学生が歌をうたったり何か発表して、先生に用意されたことをやらされる感じになることが多いです。 それをみた高齢者の方が拍手する。 みたいな、交流ごっこで終わらせたくなかったので、 関東にいるときに教えてもらった 「ボードゲーム」 をやってみることを提案しました。 せっかく集まるなら、「楽しかった!」 って思ってもらいたかったので! 事前に高齢者の方にボードゲームのプレゼンをしました。 どれだったらみ

教育魅力化コーディネーター②

この仕事について、4ヶ月たった。 今感じるこの仕事について書いておこう。 初めて教育魅力化コーディネーターについて考えたのは2018年2月。 その時に思ったのは、 コーディネーターって、仲人なんだな!という自分なりの納得解。 学校と地域をまずは引き合わせて、いい感じになったら手を離す。でも、困ったら助ける。 その感覚は今も変わらないし、本当仲人さんみたいだなぁって思う。 ただ最近追加された! 学校と地域だけじゃない。 人と人をつなげる仕事でもあるなぁと! 人には、そ