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【お金】教員はお金持ちになれない?


はじめに

 今回の投稿は、YouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」の両学長「マネリテ学園」の大河内薫先生から学び得たことを、私自身の生活に当てはめて述べたものです。これから資産形成を始めようとしている人たちに、ぜひ同じ目線で考えていただいて、共感したり批判したりと、考える際の叩き台にしていただければと思っています。特に教員の方々、教員を志す大学生の方々に読んでいただけたら幸いです。

1.お金持ち=たくさん稼ぐ人?

 私は教員になると決めたとき、お金持ちになることはほとんどあきらめていました。なぜなら、「教員=副業禁止」で、「年功序列型賃金で、成果主義の世界ではない」から。そこにある私の固定観念は「お金持ち=たくさん稼ぐ人」というものでした。
 生徒たちに金融教育をしたいと思って始めたお金の勉強。そこから私が得た知識で書くとすれば、その固定観念は間違っていました。

2.「手元に残している資産が多い人=お金持ち」

 Aさん 月100万円の収入 月80万円の支出
 Bさん 月50万円の収入 月20万円の支出
 
 かなり単純な例ですが、お金持ちと言えるのはどちらでしょうか?Aさんが納得した上で支出をしていたとしても、人生で起こりうるリスクを考えたとき、Aさんの生活は本当に余裕のあるお金持ちの生活と言えるでしょうか?
 本当に生活に余裕のあるお金持ちになりたいと思ったとき、まずすべきことは「たくさん稼ぐこと」だけではなく、「たくさん蓄える術を知る」ことだと学びました。公務員になったからといって、お金持ちになれないわけではないと気づいたとき、何か視界が開けたように感じました。

3.固定費を削減し、支出を減らす

 「リベラルアーツ大学」の両学長の教えに従って、まずは固定費の削減に取り組みました。
私が具体的に取り組んだことを列挙していきます。

☆auから、格安SIM(楽天モバイル)への乗り換え→月2000円以上の削減
☆保険料の見直し→自動車保険を対人対物保証(無制限)のみに限定
☆ATMの使用を避ける→ゆうちょ銀行の利率より、圧倒的に高い引き出し手数料を避ける
→楽天銀行に預金することで引き出し手数料を削減(加えて預金金利が0.1%)
☆電気・ガスの契約見直し(手続き中)→楽天電気・ガス→月額500円程度の削減の見込み

 以上のことを取り組み始めた結果、無意識で消えていったお金が手元に残るようになりました。家計簿アプリで記録を残すと、月5000円近く支出が減りました。小さな変化ですが、千里の道も一歩から、というように、お金持ちへの一歩を踏み出せたように感じています。

4. 少額長期投資に挑戦

☆つみたてNISAをスタート→生活資金を守りつつ、S&P500(5,000円)、TOPIX(5,000円)の投資信託を購入
☆iDeco口座開設申請中→複利の力を活かすために、月2,000円からスタート予定
☆楽天カード、楽天ペイ(Suica対応)を活用して、ポイントでの投資をスタート

 預金を持ち続けるだけではお金は増えません。固定費を削減して支出を減らすだけでなく、少額長期投資をすることで、「手元に残る資産」を毎月少しずつ増やしています。

5. 資産運用を始めて得たもの

 固定費の削減も、初めて間もない少額長期投資も、決してすぐに大きな成果が出て、私の「手元に残る資産」が増えたわけではありません。しかし得たものは確実にあります。それは今まで自分が持っていなかった、必要性すら感じることができてなかった「マネーリテラシー」です。
 教室で生徒たちにも「お金は大切だ」と言いつつも、私自身が自分の生活やお金を、本当の意味では大切にしていなかったということに気がつきました。義務教育の中に金融教育が十分に含まれていない(中学公民・東京書籍教科書で言えば、見開き数ページ程度である)ことを考えると、私たち教員がマネーリテラシーを高め、(学習指導要領から逸れない範囲で)生徒に伝えていくことが大切なのではないかと思います。

おわりに

  岸田政権になり、企業の賃上げに向けた政策が行われようとしているなかで、長年給与形態に大きな変化のない教員を志す大学生はさらに減っていくと思われます。私自身も労働時間と給与面を考えたとき、「本当に教員でよいのか」と不安になることもありました。しかし「たくさん稼ぐことだけがお金持ちになる術ではない」ことを知れば、夢ある職業に就く夢を捨てずに済む方もいるのではないでしょうか?
 教員になって2年。しんどさの中で、「多くの人の人生によい影響を与える」私自身の人生の目標に繋がっていると実感できる瞬間が確かにあります。この目標を途中で諦めないためにも、日々勉強してマネーリテラシーを高め、資産運用を続けていきます。


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