外国で日本の本が買えるしあわせ

毎年一時帰国をしていたころは(2019年まで)
あらかじめ実家に送り付けておいて
食材やら服やらと一緒に
制限ギリギリまで
段ボールにいくつも詰めて
飛行機でお持ち帰りしていた本。

普段は日本人会にある図書室で借りたり
古本屋でたまに買ったり
ジジババに送ってもらったり。

その図書室で受付ボランティアをしていた時
「この本がほしい」
と要望を書くと
90何パーセントの確率で承諾されたので
異色の本の数々をお願いしては
プチ啓蒙活動をして
図書カードに名前が増えていくと
「わかる人いるね~」
と一人盛り上がっていた。

話し戻って
子供の絵本や日本語教材だけじゃなく
自分用の本も大量に購入するもんだから
親戚には重くて高い本などに
お金を使うなんてもったいないよ
と言われたりもした。

元々子供の頃はあまり本は読まなかった。
本の虫(兄)から「読め読め」
言われても無視してた。
活字は睡眠導入剤でしかなかった。

海外暮らしをするようになると
ネットで情報は得られるとは言え
どうしても日本語の本が読みたくなる。

バンコクには日本人が多いから
幸い古本屋もいくつかあって
なんとなしに立ち読みしたりできていた。

ところがこの騒動が始まって
古本屋もドッと減ってしまった。

それでも生き残ったK古本屋。
当時タイ在住一年にも満たない
新参者((笑)の友人に)
ココは半年に一度の半額セールが凄い
と聞き、何年振りかで足を運ぶ。

それからというもの
定期的に通っているのだけれど
いつ行っても

「あ、これ」

というものが不思議と見つかるのだ。
毎回だよ?

読みたいな~読んでみたいな~
とアマゾンで調べてみても
高額だったり手に入らない様子の

「アミ 小さな宇宙人」

K古本屋でも見当たらない。
この騒動で新しく始まったのか
元々やっていたのかはわからないが

「リクエスト」
なんてすばらしいサービスが
あることを知った。

早速リクエストしてみると
しばらく経って

「多少汚れがありますけどいいですか~?」
と返事があり
もちろんですよ~
と受け取りに行く。

続編があるのですが
「2と3もありますかねぇ??」

1か月くらい待っただろうか…

「入荷しました!」

なにぃ!?
「早速伺います!」

というわけでお迎えに行くと…
今度帰った時にでも買いたいなぁ、
と思っていた本が
目の前に!!!

「コレ、買える?」

さっきお客さんから引き取ったばかりの
本をちょうど査定中だったのだ。

「チョとマッてクダサイ」

今日は無理かな、
じゃあ次回までお取り置きお願いね?
と思って今日の目的のアミちゃんズを
買って帰るか、と思いきや

売ってくれた!

嬉しいなぁ
カウンターに置いといてくれてありがとう!
手放してくれた人にありがとう!
私ってツイてない?!

そんなわけでウキウキ。

外国では意外と掘り出し物の
CDとかレコードとか本とかが
見つかったりする。
その価値に気づいてる人が少ないから
縁のある人に見つけられるのを
ジーっと待っている。

だいすきなフォロワーの
心音さんがおススメしてくれた本も
K古本屋でゲット。
(勝手に紹介しちゃった!
だって本当にすてきなんだもの)

どちらも夢中で読んだ。
本ってこんなに面白くて温かくて
心を豊かにしてくれるものなんだ!!
半額セールでは続編2と3もゲットしたよ!
心音さんアリガトね♡

最近は紀伊國屋も充実したのができたし、
アマゾンも海外発送してくれるから
割高ではあるけれど
マニアックな本や新刊本などは
恥ずかしいから注文時には
タイトル言わずにISBNでね!
すると電話を受けた日本語が得意な
タイ人スタッフが
「○○○○ですね~?」
とご丁寧に確認してくれちゃうもんだから
最初の「〇」を言おうもんなら
早押しクイズの如く
「あ、はいはいそれです」
と合ってるよ!のアピール!

騒動を機に
よく利用するようになった。

騒動を機に
本がドッと増えてしまった。

Kindleなんかもあるけれど
画面を見るのも嫌だし
電気製品をこれ以上持ち歩くのは嫌だし
私は本に線を引いたり
書き込んだりしてしまうので
古本屋にも売れないのだけれど

やっぱり紙が好き。

古本なんて嫌だという人もいるけれど
私はむしろ
持ち主だった人はどんな風に感じたのかなとか
書き込みがあったりすると逆に
あぁこの人はここが大事だと思ったんだなとか
妄想するのも楽しくて
新品みたいに綺麗なのより
薄汚れていた方が歴史を感じてしまう。

「耳をすませば」
みたいなね。

つい数日前ボケーっと本棚を眺める。

「ん?」

何年前だろうか、
日本語読めないダンナなのに
なぜか私にパッと買ってくれた本。

そこに「神との対話」の著者
ニール・ドナルド・ウォルシュが登場し、
最近買った本の訳者でもある
佐野美代子さんと

山川紘矢&亜希子さん
は「アルケミスト」の訳もしているし、
英語版は10年近く前に
何の予備知識もないまま買ったまま
なんだか意味が解らず
そのままろくに読みもせず、
だけど去年から行く先々で何度も目にして
自分は今年K古本屋で
日本語版を買って読んで、
本棚のAlchemistは息子に読ませた。

買ってもらった当時は
読んでもそれほど響かなかったのか
改めて読み進めてみても
全く思い出せない。

タイミングってあるものね!

繋がりを感じる
騒動真っただ中!

私にしては長い文章。
慣れないリンク貼り付けなんかも
しちゃったりなんかして!
ここまでお読みいただき
どうもありがとうございます。

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