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【9】グラデーションに学ぶ「音の移ろい」

随分と久しぶりの更新となりました…大変お待たせ致しました。
番外編も含め、現在までの8項目で基礎的なポイントは書いていたこともあり、新しい観点を探すのに少々苦戦していました。今回はグラデーションからアイディアを得たいと思います。

グラデーションと言えば、どんなものを想像するでしょうか。空、木の葉、虫、グラス…などなど。水彩画のように、色の境目が曖昧で柔らかな印象を受けます。音で置き換えた場合、どのような点がグラデーションぽく感じられるでしょうか。

音の性格そのものをグラデーションを彷彿とさせるようなものにすることも、一つの手段だと思うのですが、私は滑らかな「音の移ろい」がそれに当たると考えています。隣り合う和音が違和感なく徐々に変化していく様。徐々に変化させるということは、音が変わる時に跳躍が少ないことが挙げられます。

試しにドレミファソラシドにコードをつけてみて、グラデーションを感じられるような音の配置を作ってみるのも、新たな発見があるかもしれません。

こちらは以前ドレミファソラシドチャレンジというタグで参加したものです。メロディが上行形に対して下行形のバス、内声は跳躍を少なく徐々に変化させています。私としては、徐々に変化していく内声とメロディとバスの音域が広がっていくことから、水彩絵の具が滲んで広がっていくようなイメージを持っています。

【9】グラデーションに学ぶ「音の移ろい」まとめ
徐々に変化していく様を、音(コード)の変化で表現してみる。


tohma

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