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日常的且つ自然に

今日は、マガジンを始めようと思ったきっかけを少し書いていこうと思います。

しばしば音楽界隈では、「理論派」と「感覚派」でぶつかることがありますが、私としてはどちらも必要なものです。感覚は過去に聴いた音楽や体験等、主に自身の人生から影響を受けるもので、音楽理論に関するものだけでは養えない部分です。一方、理論は攻略本みたいなもので、どうすれば効率的にできるか、どれが最適なのかを手っ取り早く見つけることができますが、そこに自身の感覚との繋がりはありません。

どちらも必要な理由は、理論と感覚の間に繋がりを生むためであり、この繋がりがあるからこそ、オリジナリティ(個性)の構築や前衛的な音楽を生むことができるのだと私は推測しています。

ただ、理論に関する書物や記事においては、専門用語のオンパレードで内容が難しすぎるものもあれば、簡易すぎたり論点がずれているなんてことも多くあります。そして、基本的に楽譜が読める、理論というものを知っているという前提で話が進められているため、自身の理解が追いつかない内に次の展開になっていたりすることもあります。

私が日常に着目したのは、在学時代の師匠からそういう考え方を教わったことも大きな影響を受けているのですが、単純に言葉を難しくすることが苦手であるのが一番の理由です。専門用語は、噛み砕きながら説明すると取り留めのない文字量になるため存在しているものですが、その用語を理解するまでのハードルが高かったりもします。そして、もっとわかりやすい例えがあるなら、私はその方が自然に取り入れられていいかもなあと、このマガジンを始めるに至ったわけです。

内容に関しては、ものすごく専門的なものではないのですが、楽曲制作における基本的な考え方を中心に、ちょっとしたスパイスとして日常に置き換えて言葉にできればと思っております。


tohma


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