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ぺこぱとの出会い

先日アメリカから日本に帰国した。本当はもっとアメリカにいたかったけれど,状況を考えて予定より早めに日本に帰ることになった。一応卒業はできたものの,ロクに卒業式も出来ず,留学が消化不良に終わり,本当に悔しかった。コロナによる影響を受けたのは最後の数か月だけだけど,終わり良ければ総て良しの逆で,きちんと締めくくりができないとすごく後味が悪いのだ。 ANAの帰国便にのっている間,なんだかやりきれなくて眠れなかった。機内エンターテイメントを探しつつ,あんまりおもしろい映画もないなあ

    • 東京大学を出る意味?

      ただの自慢に聞こえるかもしれないけど,私は東京大学出身だ。 小さい頃からずっとずっと東大に行きたくてたまらなくて,高校生の頃なんて「東京大学に入れたらもうこの先彼氏できなくてもいいです」なんて心の中で願掛けしてたほどだ。 受験生当時は全身全霊をかけて勉強した。いわゆる東大専門塾といわれる塾にも通い詰めた。その甲斐あってなんとか現役で合格した。 晴れて東大生になって,それなりにキャンパスライフを楽しんだ。その間に,願掛けに反して彼氏も出来たりしたし,サークルにも入ったりし

      • JORKERを観て思う ニューヨークの治安

        先日,話題の映画「JORKER」を観た。決して楽しい気分になるものではなかったけれど,社会や政治の在り方について考えさせられる映画だった。だが,私が何よりも注目したのは舞台となっていたニューヨークの様子だ。私が今留学しているのもニューヨークだからだ。 劇中で現実の地名と結びつくような描写はなかったが,明らかにロケ地はニューヨークの地下鉄や路地裏だ。店の宣伝を街頭で行っていると,少年らに絡まれ路地裏でボコボコにされる。夜中の地下鉄では女性が酔っ払いに絡まれ,色々ともつれ込んだ

        • どうすれば私の英語を聞いてもらえるのか

          私の通っているクラスは,各国から留学生が来ているからか,比較的オープンマインドな人が多い。なので,私の英語がいくら下手だからといってそれだけでコミュニケーションを閉じるようなことはしない人が多い。とはいえ,会話が成立しない日本人より英語ができるほかの留学生と話した方が面白いに決まっている。私が彼らなら絶対にそうする。 そんなわけで,気づいたら一人・・・ということが多い。ちなみに日本人での立食パーティなどでも,気づいたら一人・・・ということが多いなので,語学力だけのせいではな

        ぺこぱとの出会い

          前ならえ

          もうすぐaikoの誕生日だ。いくつになっても前に向かって突き進むaikoが眩しくて,私も年齢を理由に自分に言い訳するのはやめようと思ったりする。 私とaikoの出会いは小学生まで遡る。その頃は「初恋」とか「ロージー」とかが流行っていて,正直似たような曲が多いなあと思っていた。多分まだ恋心というものがよく分かっていなかったのかもしれない。 中学生になったらいつの間にかはまっていた。きっかけは図書館で借りてきたアルバムに「花火」が入っていたことで,アップテンポで比喩を詰め込ん

          前ならえ

          三十路の留学

          30を過ぎてアメリカに留学した。 念願の留学だったのだけれど,思うようにいかないことばかりだ。 教授や友達が何を言っているか聞き取れないし,私の英語も友達に聞き取ってもらえない。コミュニケーションがスムーズにいかないので,いつも以上に引っ込み思案になってしまう。二人以上の会話になるともうついていけず,私はただ空気になる。 今日は全然英語を話せなかったな,今日の授業は何を言っているのかさっぱりわからなかったな・・・と落ち込みながら帰路に就くことも多々ある。 これはきっと

          三十路の留学