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女は1人、紅い革命へと向かう

秋とは言えば読書の秋、楽しんでますか?
今日は先週、紹介した『イノサン』の続編漫画をご紹介していきたいと思います。

〈あらすじ〉
フランス革命…人類が「自由と平等」を手に入れた世界史的事件の前夜──。サンソン家長兄シャルル‐アンリは死刑執行人一族の家長としてパリに君臨、妹マリー‐ジョセフはベルサイユで処刑職を得て自由に生きていた。だがある日、マリー‐ジョセフは初恋の男アランを傲慢な貴族によって殺害され…!? 血塗られた苛酷な道を無垢に生き抜いたサンソン兄妹の物語[イノサン]は、「未来を変える」紅き革命編「イノサンRouge」へと新たな幕を開ける──!!!

『イノサン』ではサンソン家長男のシャルルが完全に主人公だったが、『イノサンRouge』は次女のマリー・ジョセフが加わったことでW主役に!

美しさと過激さがパワーアップし、女主人公であるマリー・ジョセフを中心に女性に関する問題が取り扱われていているのがめちゃくちゃ気に入った。

「階級社会の犠牲になった未成年の妊婦」「フランスを驚かせた首飾り事件の裏側」「暗殺の天使と言われたシャルロット・コルデーの生涯」「マリー・アントワネットの最後」…この文章を書いているだけでも胸がいっぱいになる。

歴史上の出来事を詰め込んだ『イノサンRouge』と処刑人のマリーに出会えてよかった。

ただ疑問が一つ。
マリー・ジョゼフは実在したが一般人女性で、処刑人という設定はフィクション。あの世に行ったマリー・ジョゼフはこの漫画を見て喜んでいるのか怒っているのかが知りたい、と思った。

あの世で会えたら聞けるかな?

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