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2021年春ドラマを真剣に見ることにしたーおすすめドラマ(その1)

昨年「愛の不時着」を観て以来、韓国ドラマの世界にどっぷりハマっていた私。
その影響で国内ドラマはとんとご無沙汰だった。

とはいえ、昔からドラマは大好きで、新しいクールが始まるととりあえず全てのドラマをチェックしていたほど。でも、いつしか国内ドラマを面白いと感じなくなりそれも止めてしまった。直近(と言っても数年前)オンエアで視聴した連ドラは「凪のお暇」「おっさんずラブ1」くらいだと思う。

でも、せっかく韓国ドラマ沼をきっかけにドラマ熱が再燃しているで、国内ドラマに回帰してみることにした。しかし何か物足りない。Netflixなどの動画配信サービスで配信される海外ドラマと比較してしまうからなのだと思うけど、尺が短いとか、冗長な感じとか、低予算ゆえ…という事情が見え隠れして、あまり心惹かれなかった。


しかし、今年に入って良質な日本映画が多く上映されていることに刺激されたこと、そして、「国内ドラマと海外ドラマの差は何なのか」を知りたいと思い、2021年春は国内ドラマをがっつりチェックしてみようと思うに至った。

と、前置きが長いけど、2021年春ドラマ、今日現在で第1話を視聴し終えたものの中から独断と偏見でおすすめドラマを紹介します。


1. 大豆田とわ子と3人の元夫

坂元裕二脚本、松たか子主演というだけで期待値が上がるのがこの作品。3人の男と結婚&離婚した女とその元夫たちという人物設定だけで面白そう。
実際のところ、適正な距離の取り方をさぐる大人4人のそれぞれの感情模様が初回からいい感じ。
「大豆田とわ子」というなんとなくふざけた名前もいいし、伊藤沙莉のナレーションも可笑しみがあって好き。
今期一番楽しみにしているドラマです。

フジテレビ 火曜(21時〜)


2.コントが始まる

金子茂樹脚本。
菅田将暉、神木隆之介、仲野太賀、有村架純とキャストが豪華。
コント芸人をめざす3人の男と近所に住む姉妹を中心に描かれるこのドラマ、1話からかなり面白い。

今年公開の映画「花束みたいな恋をした」の麦と絹カップル(菅田将暉&有村架純)もさることながら、「すばらしき世界」「あの頃。」で重要な役を演じた仲野太賀の出演も個人的にはツボ。神木隆之介くんは昔から大好きなので、もうとにかく期待値高。実際のところ演技派な彼らの演技にグイグイ引き込まれるのだ。
「大豆田とわ子〜」と並び、続きが楽しみな作品です。

日本テレビ 土曜(22時〜)


3.ソロ活女子のススメ

ドラマの原案は朝井麻由美の書籍「ソロ活女子のススメ」。
江口のりこが「ソロ活」に精を出す主人公五月女恵を演じている。ソロ活らしく、ほぼほぼ主人公恵のモノローグ?ナレーション?で話が進むが、これがなぜか心地いい。ドラマだけどドラマは起きない。「ソロ活」の紹介を淡々と行うこのスタイルはなかなか興味深い。

深夜時間帯のドラマは、こんな風に遊びがあって、好きです。

テレビ東京 金曜(0:52〜)


4.生きるとか 死ぬとか 父親とか

こちらの原案はジェーン・スーさんの同名書籍。
以前よりジェーン・スーさんのコラムのファンなので、「これは!」と思い視聴し始めた。
主演は吉田羊と國村隼。出演者のベテラン感が半端ないが、「父と娘のいい話」的なドラマでないところが心地よい。たとえ家族であってもすれ違うのが人間だし、縁が切れない関係だからこそ抱く複雑な感情や、一方で長い年月を経たからこその許しみたいなものもさりげなく描かれていて心にしみる。「生きるってことは…」とふと考えてしまうようなドラマ。

ところで、このドラマにしろ、「ソロ活〜」にしろ、エッセイやコラムを原案にするパターンって今クールの流行りなのかしら。

テレビ東京 金曜(0:12〜)


5.きれいのくに

加藤拓也脚本。
こちらも吉田羊が主演。
前情報を入れずに観たので初めは中年夫婦の日常を描く人間ドラマなのかと思っていた。が、どうやら全く違うらしい。NHKサイトを見ると「“青春ダークファンタジー”の斬新な世界をお楽しみください!」とある。

実際のところ、第1話見ただけでは面白いのかどうかがよくわからなかった。
いまのところ全容がつかめていないので、「とにかく明日放送の第2話を観なければ……」という気持ちにさせる。いずれにしても独特な不思議感があるのは間違いなく、続きが早く知りたいと思わせるタイプのドラマだ。

NHK 月曜(10:45〜)


6.最高のオバハン中島ハルコ

原作は林真理子「最高のオバハンー中島ハルコの恋愛相談室」。脚本は西荻弓絵。
大地真央がド派手で権威あるオバハンをガッツリ演じているこのドラマ、期待通りの展開にスカッとするエンタメ作品だ。
大地真央が醸し出す独特なオーラが見たいがゆえに鑑賞するという感じ。

結末がどうなるかわかっているからこそ、最高のオバハン「中島ハルコ」が光るドラマだが、ある意味「ショムニ」的であり、もっと言えば「水戸黄門」的に楽しむのが正解。

松本まりか演じるさえない編集者いずみの、「心の声=画面上に出るテロップ的文字」に合わせたリアクションがなんとも仰々しくて好き。

フジテレビ 土曜(23:40〜)


7.最後に

その他にも、「リコカツ」「恋はDeepに」「イチケイのカラス」「珈琲いかかでしょう」「理想のオトコ」「私の夫は冷凍庫に眠っている」を鑑賞し、それぞれに面白いとは感じたけれど、まずは「刺さり度」が高かったこの6作品をチョイス&オススメ。

特に、オリジナル脚本で勝負している「大豆田とわ子と三人の元夫」「コントが始まる」「きれいのくに」にはとても期待。

それにしても見逃し配信(Tver)サマサマだな。とはいえ、動画配信サービスでドラマを見るのに慣れてしまったので一気見できない新作はとてももどかしい。が、ここは我慢。。


ともあれ、本日時点でスタートしていない春ドラマがまだ結構な数あって驚く。

この勢いで、未スタートのドラマの第一話を見倒したらおすすめドラマ(その2)だな。



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