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環境にやさしいこと、自分にやさしいこと

食べ終わったみかんの皮を、湯船に入れたり、シンクの掃除に使う、と聞いたことはないだろうか。実践していらっしゃる方も多いかもしれない。
「おばあちゃんの知恵袋」ともいわれる、昔から伝わる知恵。
私はこの手の本をたくさん持っているのだが、スーパーの書籍コーナーで見つける度に、つい手に取ってしまう。

環境にやさしいといわれる生活の工夫は、心にも体にもやさしく、お財布にもやさしい。
でも、例外もたくさんあると思う。
何をやさしいと受け取るかは、人によっても、時代によっても変わるものだから。
家族のあり方、働き方、ご近所との付き合い方、身近な家電の種類も変わった。

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10年以上キッチンラップを買っていない私だが、生理用のナプキンは使い捨てを使いたい。
布のものを使ったこともあるが、ただでさえだるくて、腹痛や頭痛のあるときに、こまめな洗濯はつらい。
昔にはなかったと言われてしまえばその通りなのだが、文明に感謝して使わせていただきたい。
「生理の貧困」が最近注目されているが、大切なことだと思う。声をあげにくい(その点も問題なのだが)ことこそ、後回しにしないでと願う。

オーガニックコットンのものを毎回選びたいところなのだが、お金の余裕はたいていないので、ポイントがたまったらそのポイントで買うとか、思っていたより安く手に入ったものがあるときはプラマイゼロと考えて購入している。

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昨日は日が落ちた後、洗った毛布を持ってコインランドリーに行ってきた。
「こんなに毎日晴れているんだから、昼間ならすぐ乾くよ」という声が聞こえそうだが、
肩が痛い+手足が短い+力がない私にとっては、背より高い位置の物干し竿に、背伸びをして、地面に引きずらないように、水を含んで重くなった毛布をかける、というのは、考えただけで気が滅入る。

洗いはどうしようかなと思ったのだが、自宅洗濯機で洗い、踏み台に乗って引き上げながら45リットルのゴミ袋に突っ込み、自転車に乗せコインランドリーへ。
大きめ毛布でも30分回せば大方乾く。待っている間に暑中見舞いを1枚書いた。

コインランドリーを夏に利用すると、暑い中干し入れしなくていいし、蚊に刺されないという利点もある。
ご高齢の方にこそ、うまく活用していただきたい。

乾燥機を使うときのポイントだが、扉を開けて中を触ってみて、温かいものを使うのがエコ。
お風呂も乾燥機も、続けて使おう!

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電動自転車も手放せない。
20キロ近く体重が落ちたときに、筋肉が果てしなくゼロに近づいてしまい、体重が増えても筋力は戻らなかった。
少しの坂でも、自転車であがるのは結構つらかったし、日によってはこぐこと自体もしんどかった。
摂食障害の人には、ぜひとも使ってほしい。

私は公共交通機関が苦手なこともあり、電動自転車があるからこそ行ける場所もある。
先日も映画館まで相棒と行った。もっと早く出会いたかった。

自転車の方が運動にはなるけれど、家にいるよりは健康的でしょ。

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日々の体調や疲れ具合、季節などに合わせて、文明の利器を使わせていただくスタイルが、私には合っている。しんどいのは、スクワットだけ十分。
使っちゃダメと自分を縛るのは、ヘルシーではない。


酷暑の夏、まず自分にやさしく。
少し余裕がある方は、まわりの人を気にかけよう。
もう少し余裕がある方は、「おばあちゃんの知恵袋」を調べて、ひとつ実践してみよう。

大切なのは、つらさからは余裕は生まれないということ。

2023.8.4


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