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読むこと・書くこと

【「読む」に時間がかかる】

書くことはできるけれど、
読むことはきつい日は多い。
正直にいえば、ほとんどの日は「読む」は非常に疲れてしまいます。

小学生のときは、
ファーブル昆虫記、シートン動物記を図書室にあるもの全て読み、
児童書の定番といわれる本も、それなりには読んでいたと思う。
宝島、ああ無情、トム・ソーヤなどなど。
布団の中で隠れて読んだこともあった。

中学生のときも、
分厚いハリー・ポッターシリーズを友達に借り、何の問題もなく読んでいた。
活字を読むことは、苦痛ではなかった。

16歳くらいから、
力が入って読むのがすごく疲れるようになった。
その頃読んでいたダレン・シャンは、読み進められなくなった。

14歳のときに、一度脳が萎縮したことが関係しているかどうかは、分からない。(体重が減りすぎると、脳も萎縮します。)

今は少しマシになった気もするけれど、続いている。


【「読んだ」責任を感じる】

しっかり読まなくちゃ、と思うものほど読めなくなる。
流し読みがしづらいという方が近いかも。

メールも、自分は長く書いてしまうくせに、
読みづらい日に難しそうな長いメールが届くと、困ったぞと思う。
ただ、受け取ったかぎり開かないわけにもいかないし、
開いたかぎり粗末に扱うわけにもいかない。
それが礼儀かなと私は思うし、そうしたいので。

―――

大学の教科書は、下線を引きながら読んでいた。
下線が引いてあるところは、もう読んだから大丈夫と思うために。

一度目は鉛筆、二度目は茶色の色鉛筆、三度目は朱色鉛筆、四度目は藍色鉛筆、五度目に読むことがあればペンという順番。
めちゃくちゃ勉強している教科書のようになるが、読んだ印という意味の線。

重要そうな箇所は四角で囲ったり、付箋付けたりするのだけど、埋もれてしまってよく分からない(笑)

読んだページ番号にも、上記の色の順番で印を付ける。

定期的になんだかんだやってくる資格試験も、テキストをこの方法で読むことで切り抜けてきている。

大学の試験も資格試験も、一応一度で合格してきた。
結果からすると、読めていて、理解できているようなのだが、ものすごく疲れる。
力が入り、だれにも見られていないのに緊張する。


説明書読みながら、ひとりで家具も組み立てます。
いろんな意味で疲れますが、裁縫よりは得意です。

―――

テキストでない紙の本は、よく、指でなぞりながら読む。
どうしても進まないときは、音読する。音読し始めると、のってきて、途中から声なしでも読めたりもする。
たぶん、声を出すことでいい具合に力が抜けるのだと思う。
おかげさまで、
私は音読、朗読が上達しました。

―――

noteの記事は、目を通したものでも、
しっかり読めていない(受け取れていないに近いかな)と思うときは、スキは付けていない。
開いた印のようにつける♡は、私は嫌で。ごめんなさい。
(最低限のLINEと、このnote以外のSNSはやっていません。)

スキさせていただいた記事は、少なくとも2回、ほとんど3回読んでいます。
また読みたい、見たいと思ったものにのみ、付けています。

【「読める」を探して】

私は縦書きより、横書きのほうが読みやすい。
詰まって書かれているものより、
行間ひろめで、ゆったり配置されているものを自然と選んでいる。
大きな文字の方が読みやすい。

以上の条件から、文庫より単行本を選ぶことが多くなります。

漢字、カタカナばかり出てくる文章は、余計に疲れる。これに関しては、当てはまる方は結構いると思う。

真っ白白な紙より、少し黄ばんでいる紙(白色度が低い)の方が楽。

お気づきの方もいらっしゃると思うけれど、
私が楽だと感じる条件は、ディスレクシアの方が読みやすい条件といくつもかぶります。

私も明朝体よりゴシック体の方が、そのまま目に入ってくるような感覚があります。
字体によって読めなくなることはないけれど、とっつきやすさはだいぶ変わります。

紙の色はその人によって、見やすい色があるみたい。最近は、カラーペーパーの学習ノートも売られるようになりましたね。
文字に関しても、見やすい色がある方もいらっしゃいます。


私は、真っ白な床など、反射する明るさが疲れます。
学校や公共施設の印刷物のような、アイボリーに近い、The再生紙が読みやすい。
ザラ紙は、環境にも目にもやさしいようだ♪
自宅コピーでは、低白色再生紙(再生紙100%)を使っています。公共施設の紙よりさらに茶色いです。書きにくくもないですし、普段使いには何も問題ありません。


中1のときには、すでにモノクロの地味な参考書を選んでいました。カラフルならいいというものでもない。
ツルツルの紙は、鉛筆での書き込みがしにくいし、あまり好きじゃない。

図鑑と、野生動物の写真集は、大好きです。これはオールカラーがいい。


【紙の本が好き】

数年前に、半年以上悩んだ結果、
何かのご褒美でKindleを買ったのだが、私にはしっくりこなかった。
一度しか読まないだろう本は、電子書籍にしようかなと思ったのですが。
右肩上がりに増えていっている物のひとつが、本なので。

Kindleなどの電子書籍は、
バックの背景の明るさや色味、字の大きさ、ものによってはフォントなども変えられるので、
そういった視点から愛用されている方もいらっしゃいます。

ラジオなどの朗読の時間も、
私のある意味、読書時間。
オーディオブックは、視覚障がいの方にとっても、目が疲れて読めない方にも、
活字が苦手が方にも、
ありがたい読書の形だと思う。

―――

私は、好きなもの、ときかれて「和紙」と答えるくらいなので、紙そのものが好きなのかもしれません。
しかけカードを作ったり、切り絵のような作業も好き。
おりの入った画用紙とか、大好きです。
包装紙もついつい取っておく(包装紙に関しては、ちゃんと後日活用されています)。

一週間の中で、紙の本に触らないことはない。
毎日ではないけれど、2、3日に一度は紙の本に触れる。
めくる、という動作、感触は、
あたりまえですが、指先と本が触れているわけで、
その特別感が好きなのかもしれない。
何でもこなしてくれる液晶画面ではなく、その言葉を私に届けるためだけに、私の手の中にある、紙。

もともとが線を引いたり、付箋を貼ったりしながら読むことが好き。
心に響いた箇所には印を付けたい!
売ることを前提で買うこと、読むことはしない。
私の本棚の本たちは、Amazonの状態でいうなら「可」にもならないかもしれない。
「使用感あり」とか書かれちゃいそう。


詩集や絵本、短めのエッセイ、童話、図鑑風の本、
厚い本でも、一章が短めなものが好き。
好みのイラストが入っていると、
目も気持ちも休まる。


読みやすさは、多くの方がそうだと思うけれど、(自分にとって)心地よい文章かどうかに大きく左右される。
文章ってすごく相性があると思う。
内容と同じくらい、もしかするとそれ以上に。

私にとってのそれは、声に出して読んだときに、より実感する。
リズムやテンポのよいもの、
耳だけできいても意味の分かる文章だと、目で読んだときも、すっと入ってくるようだ。

きっと書き手の方と、私の呼吸、息つぎのしかたが似ているのだと思う。
きっとそう。そうだといい。


長い小説は読めないので、
楽しめたらいいなとは思います。
でもあせらず、そうなったらいいと、
気長に構えたいと思う。
今は、丁寧に凝縮された言葉たちを、
ゆっくり楽しみたい。


【「読んでもらう」責任】

私のnoteの記事は、このような拙い文章ながら、何度も読み・直したものであります。
“推敲”というかっこいい言葉で呼べるほどではありませんが、読み直しができないときは、下書き保存しています。
必ず音読もして、確認している。
ボソボソではなく、結構真面目に読みます。
ルーナ先生がチェックします。
これは、意識的にやっている部分でもある。

誤字に関しては、音読はかなり有効。
つい先日、
短いメールだったので黙読のみで送ってしまったら、
「おつかれさま」が「おつかれ」になっていた…

自分の書いた文章、
一度読んだことのある文章など、
中身が分かっているときは、力まず読めます。
私は、何度も同じ本を開き、
何度も同じ映画を観ることが好きです。
時間とともに自分は変わっているからか、飽きないです。


溢れ出すときに、溢(こぼ)れないように言葉で受け止めていくイメージで書くので、何を書こうかで迷うことはないです。次の言葉が出てこないことも、ほぼない。
勢いで、そのままの気持ちをどんどん書き出していく。

芋蔓式で、ダラダラ書いてしまう癖があるので、ある程度で切り上げ、削っていきます。一部を別の記事として分けることもある。

言葉回しはできるだけ変えないようにしつつ、
ぐわ〜と書いた時間の、おおよそ10倍くらいの時間をかけて、手直ししていきます。

よくも悪くも、できたてアッツアツで
投稿することはないです。
数時間(一晩、数日のことも)経って冷めています。
冷めた焼き芋だって、おいしい。

(ルーナ「早く次に行きな」
こういう脱線ばかりするから、長くなるんです、はい。)

どんなにふざけた内容や、悲観的な内容でも、このステップを踏んでいます。
それでもあとで見直して、これは出すべき言葉ではなかったと思うことはあります。
(メールも同様です。)

―――

ルーナ(うさぎ)は、呆れながらも、
仕上げの読み合わせに最後まで付き合ってくれますよ。

「呆れてものも言えないよ」
と、黙って座ってきいています。↓

・・・。

2024.2.18 / 19
ルーナは、小柄の美人うさぎです。
カメラを向けるとブサカワの顔をします。

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