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やさしさの余韻

もし…

私が今日、こう文字にしたことが、

あの日のことを思い出したり、
平和について想いをめぐらせたり、
その話題に、耳や目が反応したり傾けたくなったり、
そのことを家族や、職場で話したくなったり、


そんな、ちいさなちいさな
きっかけになるとしたら…


〜〜〜


言葉は、引き出す力がある。

そう。だから、
苦しい思い出や気持ちを
たぐり寄せてしまう方もいる。
やっと しまうことができた
かなしみを引き出してしまった方に、
心から申し訳ないと、いつも思う。



慎重に、丁寧に、味方だよって伝えながら、

想いを、私の心と頭の中から、外に出したい。
言葉というかたちを借りて。


〜〜〜


ある一言をもらったことで
笑顔になって、
その笑顔を見た人も
しあわせな気持ちになる。

満たされた気分のときは、
“いいこと”をしたくなる。
親切にしたくなる。
やる気が出る。


たとえば、
自動精算機で困っているおばあちゃんをお手伝いして、
おばあちゃんも自分も、
まわりの人も、
いそがしくて手伝えなかった店員さんも、
みんながうれしい気持ちになる。
そのとき、まるくてあたたかい何かが
確実にそこに生まれる。

みんな、
家に帰ってからも
何か ちいさな“いいこと”をしたくなる。

やさしさの余韻は、だれも傷つけない。
静かで、大きなパワーを持つ。


〜〜〜


ちいさな やさしい想いは
だれかにわたり、
また だれかにわたり、
ひろがっていくって信じてる。


そのひとしずくになることが
私の役目。

今、私にできること。


2024.9.11


2001年の9月11日、
アメリカ同時多発テロが発生、3000人近くが亡くなりました。
この人数よりさらに多くの方が、
体に心に傷を負い、涙にくれました。

今もそのかなしみは続いています。

私は今日、ジョン・レノンの『イマジン』を、
歌詞をかみしめながら、歌いたいと思います。


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