「企業の病」になるどうなるのか
みなさん、こんにちは。
みのる@パニーニコンサルティングです。
僕は「企業の病」をテーマに活動しているのは、「企業の病」による被害って思っている以上に大きいんじゃないかと思っているからです。今回は「企業の病」になるとどうなるのか、をお話ししたいと思います。
「事業の病」は生産性を低下させる
「企業の病」に犯されるとナンセンスな仕事観で業務に取り組むようになります。(詳しくは前回の記事を) 事業内容にマッチしない仕事感は多くの無駄を産み、現場は会社のためにならないことに時間を使うようになります。
そうなると当然、会社の生産性は下がります。去年よりも業績が下がったというように明確に数字に現れる場合はそれが明らかですが、業績が変わらないからといって生産性に問題がないかというと、そうとは限りません。
本来はもっと高い業績を上げられるポテンシャルがあるにも関わらず、それを大幅に下回る生産性しか発揮できず、チャンスを逃しているケースもあります。この場合は業績が悪化するわけではないので、気づかず見過ごされていることも少なくありません。これは非常にもったいないですよね。
優秀な人から辞めていく
「企業の病」に犯された現場では、従業員のモチベーションは低下します。無駄なことに時間を使わされるので、次第に心が削られていくのです。
特に深刻なのが優秀な人ほど、その傾向が顕著だということです。「もっと成果を残したい」と思っている人は仕事の質や時間の使い方にこだわります。だから、無駄なことに付き合わされることは大きなストレスになるのです。
それに対して、「決められた時間働いて、給料がもらえればそれで良い」と考えている人は無駄なことに付き合わされようが、あまり気にしません。仕事の質には興味がないためです。
「企業の病」は優秀な人を落とし、優秀じゃない人を残すための『ふるい』のようなものです。そのままにしておくと、優秀な人から辞めていき会社の力は弱まっていくばかりです。
おわりに
生産性が低下し、人が辞めるとしたら、これは会社にとって大問題ではないでしょうか? だから僕は「企業の病」に目を向けるべきだと考えているのです。しかし、残念ながら生産性の低下や人材流出が起きている会社の多くは、「企業の病」に原因があることに気付いていません。
人は体調が悪いときには、病気を疑います。それと同じように、会社がうまくいっていないときにはうちは「企業の病」にかかっているのではないかと疑う、僕はそれが当たり前の感覚になるようにしていきたいのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この活動がどうなるか、たま〜に気にしていただけると励みになります。
さて、今日はどこにパニーニを探しに行こうかな。
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