節目に想うこと

2023年8月31日をもって、約3年勤めたJR貨物を退職します。
本日が最終出社日だったので、節目に想うことを書きます。

JR貨物での約3年本当に大きく成長できた時間だったと思っています。
入社前、トランスジェンダーを公表して働くということが社会はどんな反応があるのか。ある意味、自分のチャレンジでした。

面接は、当時の支社長・副支社長が担当してくださいました。
「振り切れ」という言葉と「なんでも1番目は苦労する」
という言葉が強烈に残っています。
でも、この言葉をお二人からいただき、
この会社で頑張りたいと思ったことを今でも鮮明に覚えています。

実際に入社し、今日まで
自分でも忘れてしまうくらい
「普通」に働けたことが本当に凄いと思っています。
気まずさを全く感じない。
気を使われることもなく、気を使うこともない。
多様な人材を活かすことができる雰囲気でした。
本物のダイバーシティだと思います。
振り切ったからこその結果かもしれないとも思います。
どちらにせよ、当事者もそうでない人も互いが
「普通」に生きればいいのだと思いました。

「普通」になることが1番難しいと思います。
でも、その難しいことが事実としてできていました。
このような企業が増えていけば、誰もが「普通」の生活ができる
世の中になっていくと信じています。

一般企業で社会人になるのは初めてでした。
しかし、新人の自分でも
会社は様々なチャレンジをさせてくださいました。
アスリートとしての目線、監督としての目線で、安全を守ること。
このように、新しい目線を嫌がらずに、
活用してくださる会社だということも素敵だと思います。

安全を守るというと、重い感じになってしまいがちですが。

楽しく安全を守る。ということを自分の中で意識すると共に
みなさんにもお伝えしてきたつもりです。

本気ラジオ体操・塩バナナキャラバン
ヒヤリハット分析・硬球を使った衝撃体感訓練など、
できるだけ楽しく会社の安全を守る活動をしました。
これも、これを認めてくださったり、
一緒にやろうと声をかけてくださったりした
会社の皆様のおかげでできたことです。

新しいことにチャレンジする時には
必ず反対勢力が来ます。
そこに向かって、先輩たちが話をして
自分のチャレンジを実現させてくださったこともありました。

ここで過ごした3年間で
やっぱり、どこで働くかより、
誰と働くかが重要であり
そして、そこで自分が何をするかだと思いました。

JR貨物の皆様に
社会人としてを学ばせて頂き、
野球の脳みそでも
社会の役に立てると自信をつけさせて頂き
心から感謝しています。

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