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この夏読んだ本

備忘録も兼ねて

ハン•ガン
『菜食主義者』
出会い:韓国からの留学生のおすすめ図書
一言:はまった。作者あとがきに「共感とかではなく、目を見開いたまま、深みに降りていきたい」というようなことが書いてあったが、まさにそんな小説。

『少年が来る』
出会い:同じく韓国からの留学生のおすすめ図書。
一言:彼女の人間との向き合い方が好きだと確信。次は詩やエッセイも読んでみたい。

アーシュラ•K•ル=グウィン
『今ファンタジーにできること』
出会い:後輩ちゃんと飲みに行く前にふらりと立ち寄った本屋。
一言:ウィットに富んだ鋭い文章が楽しい。ファンタジーってやっぱり素敵だ。

多和田葉子『エクソフォニー』
出会い:講義で多和田さんの『献灯使』を学んだ時に紹介された。
一言:言葉や日常生活に対する観察眼が鋭い。
私も境界を越え、言葉で遊びたくなった。

G•ガルシア•マルケス『百年の孤独』
出会い:ヤマザキ•マリのおすすめ図書。
一言:壮大な無常感。皆がそれぞれの仕方で生き、老い、死んでいく。

もともと父のだから年季が入ってる

◎研究関連
Harold Pinter
Ashes to Ashes, A Kind of Alaska
一言:どちらも不確かで独特のピンターらしい世界観。それなのになぜか共感できる言葉が見つかったりする。

三村尚央『記憶と人文学 忘却から身体•場所•もの語り、そして再構築へ』
一言:現実社会や文学作品を参照しながら記憶についての議論を紹介してくれる。読みやすく面白い。

◎読みかけ
『存在の耐えられない軽さ』
出会い:最近、作者がお亡くなりになったそうで、よく書店でみかけた。
一言:今の自分に刺さる言葉が多い。

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