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【未来思考の仕事のOS⑤】人間関係の要因アプローチ

組織の人事と家族の問題の要因アプローチについてまとめてみた。

人材育成に関わる仕事をしていると、「〇〇が無い」「○○に困っている」そんなお題をもらうことが多いのですが、そのまま対処的に対応しても、同じことが繰り返されてしまいます。昔「臭いは元から絶たなきゃダメ!」(世代がわかる)というCMがあったのだけどまさにそう。難しいことが苦手な私が、問題を解決するためによく使っている方法をまとめてみました。

そもそも

組織の中で人材育成の仕事をしている時に思っていたのは、与えられたテーマに向かって課題解決をしていくのだけど、一筋縄では行かなかったり、同じようことを他でも考えていたり個別に解決するのではなく、「一石二鳥」テコを動かすように仕事がしたいと思ったことがきっかけでした。問題解決は、いつもモグラ叩きのようになりがちで中々解決には結び付か無いことを経験していました。長くやっていると同じようなこと前にもやったなと思うことが繰り返しされたり、成果が全ての組織に出るわけではなかったり、そんな仕事を変化させたいと思ったことが考えるきっかけでした。簡単なフレームを使い、問題を理解して解決策を考えることでより短い時間で研修などを考えることができるようになりました。

組織の中で起きていること

よくありがちな組織の中で起きていること、組織の問題は人と人の間の関係性で起きています。例えばマネージャーと中堅社員の間で起きている「組織をリードできない」、中堅社員と新人の間で起きている「定着率」の問題は、その元にある要因が影響した結果としてイケていない状態になっていたりします。そこでよく起こるのが組織をリードできないマネジャーの強化だったり、定着のための支援策だったりするのですが、そこだけを取り組んでいても結果が一次的なものに止まることが多いのです。組織の中にあるマネジャー以外の要素が意外と大きく影響していたりもするのです。※横に経営陣、社会環境などを足していくともっと大きな俯瞰図ができます。

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要因へのアプローチとは

直接の問題ではなく一つ上にある要因に目を向けます。そこをオセロのようにひっくり返していく方法を考えます。要因要素が変われば自然と組織に変化が及ぶ方法で、直接気になっていた問題もひっくり返っていきます。

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所在と要因の関係

所在を特定し要因を考えていくことはよく行われていることですが、目的は「一石二鳥」テコを動かすように仕事なので、一つの取り組みで複数に影響を与えるためにどんな石をおいて行くかを考えることでもあります。簡単にできるので問題を捉えて解決の方向性を考える時には便利です。(ちなみ管理職の方の研修などで自組織をみてもらう時にも使います)

家族の問題を考える

少し、飛んでしまうように感じるかも知れませんが、チャイルド・ファミリーコンサルタントの私としては、家族についてもオセロをしてみたいと思います。家族も社会の最小限の組織単位、チームなので会社の中と同じようなことが起きますね。

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小さな行動変化が家族にどんな影響を与えるか見えてきたかと思います。

まとめ

問題が発生している時は、目の前のことに囚われてしまいがち、そんな時は簡単に構造を絵にしてみることで客観的な気づきがあり、視野が広がります。そして複雑に絡んでいる問題もオセロのように考えると取り組みやすい粒感になってきますのでお勧めです。

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