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苦しみからの脱却

今年一年、前に進めなくて、自分のことを見つめ直しては、苦しくて苦しくて、好きな人のことをどうにかしなきゃ進めない。家族のことをどうにかしなきゃ進めない。仕事のことをどうにかしなきゃ進めない。
「どうにかすること」にこだわりすぎて、どうにも出来ないことを無理矢理進めようとしてきた。

この前、親友たち2人がうちに遊びに来てくれて、久しぶりに3人で長い時間話しをした。

今まで自分の悩みをぼんやりとしか伝えられなかったんだけど、自分の家でリラックスした状態だったからか、少しづつだけど言葉が出てきて、好きな人に連絡することを辞めれないこと。過去のトラウマになっている出来事のこと。家族への不満。色んなことが言えた。

その中で片方の親友が「好きな人に連絡する日を決めてしまえば?」と言った。「手っ取り早いのは連絡先を消すことだけど」と最後に付け足した。
親友はあの人のことを忘れるのが一番良いと思っているようだったけど、私にはそれがあの人を想う一番いい方法のように思えた。そんな方法がある事に目から鱗だった。

それから、あの人に連絡する日を月2回に決めた。
そうやってみると、本当に気持ちが楽になった。
何か言いたいことを思いついてもすぐにLINEを打たなくていい。
スマホのメモにとりあえず書いておく。
LINEを送る日に整理する。
日にちがたっているから自分も冷静になっている。

これは、感情的に物を喋ってしまう今の私に本当に必要なことだった。
冷静に話すとても良い練習になる。

そうやっていく中で親友が言うようにあの人のことを忘れていくなら、それは私の中でも自然なことだ。

もう片方の親友はこんなふうに言ってくれた。
「〇〇がどれだけ病気で変わってしまったって言っても、人の真似をして演技をしているとしても、何度も言うようだけど〇〇の本質は昔から何も変わっていないよ。周りの状況を見てすごく空気をよもうとするところ。悪いところでもあるけど、〇〇のそういう敏感な感性を私は昔からとても尊敬してるんだよ。」

私は昔から自分の根っこに自信が無い。
そのことが分かった瞬間でもあり、同時に救われた瞬間でもあった。
ぼろぼろと涙が出て、親友たちがそんな私の様子を見て心配してくれた。

「嬉しいんだ」って言ったら2人とも笑ってくれた。

新しい職場はだいぶ環境が良さそうだ。
初めに長く話しをする時間を取ってくれたので不安に思っていることも結構話せた。
他にも勤務する中で話をよく聞いて貰えそうな環境のようで少し安心している。

今年一年振り返って、全然前に進めない思いでいたけど、振り向けば「去年より少し大人な自分」がいる。
自分への課題はまだまだあるんだけど、師走でギリギリ何とか良い年末を迎えられそうで本当に良かったと思う。

今年はこの曲で締めくくりたい。
宇多田ヒカル/Wait & See 〜リスク〜

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