見出し画像

「金木犀」縛り短歌サイクリング五首の部結果発表

『秋雨が排水溝へと運びゆく金木犀の美しいこと』

先日投稿した記事に「スキ!」をくれた皆様方、どうもありがとうございました。あふれんばかりの愛と感謝をこめて短歌サイクリング五首の部に出場してまいりました。この記事ではその結果発表をしたいと思います。

短歌サイクリング五首の部とはいったい何なのか――。

それはお題を決めて、とにかく五首詠むまではお家に帰ることができないという過酷なサイクリングのことです。※投稿時間が深夜なのは副業をしていたせいで実際はもっと早くに帰れました。

ちなみにこの競技を考案したのはこの私、ミノリアキラ。
そして競技を行っているのも地球上で私だけです。
オンリーワン!!

さっそく気になる結果発表に参りたいと思います。

『冬憂う心が秋を希釈する金木犀が咲いているのに』

実況:いい滑り出しではないでしょうか
解説:どうやら水道代に続きガスが止まりそうなことが気になってるらしいですね。

『空き腹に花の香りをつめこんでツンとすまして上みて歩く』

実況:朝食を食べないで出かけたのが裏目に出ました
解説:金木犀っていいにおいなんですが、まとめて五本生えてるところに出くわしたのはちょっと……香りが強すぎましたねこれは

『隠しても隠しきれないものを抱く そうでしょう朱に染まるからには』

実況:おっと、ここで苦手な恋愛にふってきましたよ
解説:ふりきれ……ふりきれませんでしたね、朱色をスマホで検索している姿がみっともないです

『真夜中の散歩も楽しかろうなぁ夢の中まで薫るだろうか』

実況:後半に疲れが見えますね
解説:前半はけっこう気に入ってたフレーズなんですが、はやく帰りたさがにじみ出てますね

『美しいところばかりを見せてくれるね枯れないで落ちるとことか』

実況:ここで…………きかー----ん! 圧倒的な帰還力をみせつけましたミノリ選手! 五首詠みきりましたね。クリアタイムは3時間です。
解説:金木犀は水に濡れると花が落ちてしまうんですよね。しかしその点を詠むのは地味っていうか……わかってもらえるかどうか……そのあたりは判定に持ち越しでしょうか。まずは健闘をたたえたいと思います。

オマケ
『生垣のうち一本が甘やかな銀木犀と気がついた午後』

いかがでしたでしょうか。秋は風も涼しく外出にぴったりな季節です。皆さまも短歌サイクリングのような限界ひとり遊びにぜひ出かけてみてください。短歌マラソンも楽しいと思いますよ!

それではまたどこかで!

※以下『どこか』

https://sutekibungei.com/novels/c86e7a81-0460-4927-8c58-8bb3a7cdbbfe


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?