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授乳を制する者が、育児を制する #出産後1ヶ月のふりかえり

出産してびっくりすることの一つに、『授乳』がある。


赤ちゃんのお世話というと、ほぼ『授乳』なのではないかとおもう。
毎日10回以上、1回に当たり約30分。

単純計算でも、毎日、5時間以上を費やす『授乳』
赤ちゃんにとっての生きるためのエネルギーとなる『授乳』

しかし子育ての根幹をなす、この『授乳』はそう簡単にはいかない。多くの新米パパママの悩みになるらしい。

おっぱいが出ない。肩こりがしんどい。乳腺炎で熱が出たと、出産前に、何人もが『子育てのトラブルといえば・・・』で、答えてくれた。


はて、何がそんなに大変なのか?

子供を産むと母乳って出るんじゃないのか?

なぜ、ママだけでなく、パパも大変そうだというのか?

横で見ているだけでも、そんなにママが辛そうなのか?

そもそも母乳って出したことがないから、対策のたてようがない。

そして胸って女性にとって”女性らしさ”の象徴つまり、装飾パーツみたいなものだと思っていたから、そこから乳が出るとか、何なの、機能転換しすぎ。そこから戸惑うわ!と思ってしまう。

色々と、起こってみたいとわからない!

ということで、自分に授乳という経験を持った上で、私は全ては生まれた翌日から対応しようと考えた。

今回は『授乳を制するものが、育児を制する』と題して、産後一ヶ月で赤ちゃんと一緒にやったこと、効果があったことを書いていく。

医学的なことは語れないけど、病院の助産師さんや、ネットにある記事を読みながら、私と赤ちゃんでできるところはたくさんあったので、これからママになる人の参考になれば嬉しい。

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いたい・いたい・いたい!乳首への対処法(生後0〜10日)

新米ママで、母乳を出したことがない人は、最初の一ヶ月とにかく乳首が痛くなる。赤ちゃんにハムハムと噛まれるんだけど。とにかく痛い。切れたりするとさらに痛い。

出産経験ない人にこの痛さを伝えると、洗濯ばさみでずっと乳首をつままれている感じ。どうでしょう、そんな芸人芸やったことはないでしょうが、痛さはイメージできるかな。

しかし、身体の不思議なところは、その痛さに慣れていく。最終的に2週間もすれば痛くなくなる。こればかりは人間の適応力に感謝。

そして、最初の痛みはしょうがないと腹をくくり、その期間の痛さを和らげながら乗り切るかがポイントとなる。

【赤ちゃん/お母さんができること】
授乳で痛くなる乳首の対処法は、赤ちゃんの口の形が鍵になる。お母さんが痛くない理想的な口の形で加えてくれると痛さはかなり軽減される。その理想的な形は、ドナルドダックのようなあひる口。

しかし、生まれたての赤ちゃんは、最初からこの理想的な形ができるわけではない。なので、入院中に一緒に練習するといい。ちゃんとできているか不安だったら、助産師さんに見てもらおう。私もyoutubeを見ながら何度も練習した。入院中に赤ちゃんが自然にできるようになることを目指すといい。

(※以下は私がよく見ていたYoutubeのアカウント)

【お母さんができること】あとは、入院前に最初に乳首保護器を買っておくといい。乳首が毎日5時間つままれていると思うと、何をどうしようが痛い。もう痛いのはしょうがないのだが、この保護器があることで、最初の10日間の痛みを少しだけ軽減できる。

予算は700円ぐらい。ないよりは全然マシ。
でも、10日後には乳首も柔らかくなっていくのでいらないと思し、正しいやり方ができるようになっていればいらなくなるのが正しい。あくまでも最初の10日間の痛みを軽減するために買うのがいい。



つらい・つらい・つらい!肩こりへの対処法

授乳というものを、初めてやってみるとその角度や姿勢の難しさに戸惑う。そして、なれない姿勢で毎日5時間いると、首が痛くなるし、肩がこる。  

赤ちゃんが可愛いから大丈夫?

いやいや、実際に経験してみるとそんなことは幻想だった。どんなに可愛くても、自分の首や肩があるべき場所じゃない位置で、5時間も無理な姿勢を強いられていると筋肉が疲弊する。

肩も首もガチガチになる。私も類にもれずひどい肩こりになった。友達に聞くと、”筋肉注射”を打って肩こりを治していたという。

人生最大の重さでのしかかってくる、この肩こりという敵にどう立ち向かうか。色々リサーチするとこの凝りをなくすためには授乳の姿勢が鍵だった。


【お母さんができること】
背骨や首を曲げることなく、普段どおり座る姿勢できると肩がこらないらしい。色々とリサーチしたところ、ポイントは、私が普段座る高さにまで、授乳する高さを揃えること。


そうすると、一日5時間、授乳のために下を向くことがなくなる。それに気づいてからは、毎日、肩こりから眼精疲労が来るほどひどかった首コリと肩こりがなくなった。

私は以下のYoutubeを参考に”乳首の位置と赤ちゃんの口の高さを揃える”練習をした。この動画は縦抱きの例を扱っているが、大切なことは『背骨を伸ばしたままで授乳できること』

私が高さを揃えるためにやっていることは2つ

まず、1つ目。
ソファーに座りながらの授乳の場合は、授乳クッションを2つ使うこと。赤ちゃんの頭の位置を調整する時にタオルや小さな枕を使うとベスト。

2つ目は、
テーブルに座りながらの場合は、テーブルの上にタオルを置いて高さを揃えること。

高さを揃えられることで、両手があく。両手があくことで、授乳中に本を読めたり、お母さんの自由時間になる。

【赤ちゃんができること】
赤ちゃんにとっても授乳の姿勢が大切。授乳中にそのまま眠ってしまえるほどリラックスできる姿勢で、おっぱいを加えられるようにしてあげるといい。

あかちゃんにとって首や胴体の位置がしっくりこないままおっぱいを加えることになると、加えているのにちゃんと飲めていなかったり、せっかく授乳しているのに泣き出してしまったりする。赤ちゃんにとっても、授乳は姿勢が命。

しんどい・しんどい・しんどい!ストレスへの対処法

新米ママにとって、授乳という行為は大変である。この時間をどのよう豊かに過ごすかで、一日のQOL(Quality of Life)が決定すると言っても過言でない。なので、私は幸せにこの時間を過ごせる”授乳スペース”なるものを部屋に作った。

【お母さんができること】
”授乳スペース”に5時間座っていなさいと言われても、自分自身が『喜んで!』そう言えるには何が必要かを考えた。そしてそれらを自分は動かないでも手が届くように設置した。

・硬めのイス or ソファー(背中を預けられ/膝を90度で曲げて座れる所)
・右手にテーブル(携帯やお茶を置ける場所)
・音楽やNetflix
・スキなアロマ
・赤ちゃんケアアイテム(授乳中によく吐き戻すので、ガーゼタオル)

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授乳を制するものが育児を制する

1.いたい・いたい・いたい!乳首への対処法(生後0〜10日)
2.つらい・つらい・つらい!肩こりへの対処法
3.しんどい・しんどい・しんどい!ストレスへの対処法

以上が新米ママとなった私が入院中から産後1ヶ月まで取り組んだ、授乳プロジェクトからの学びだ。 今は産後2ヶ月目だけれども、トラブルゼロ!乳首も別に痛くないし。肩こりも乳腺炎もない。『授乳って幸せな時間だ』そう思えている。

赤ちゃんも最初はできない、お母さんと学んでいくんです

助産師さんから入院2日目で『授乳は赤ちゃんも最初はできない、お母さんと学んでいくんです』という言葉をもらった。

子供が生まれれば授乳ができると思っていたし、
赤ちゃんもおっぱいが吸えると思っていた。

しかし、『実際は生まれた瞬間から一緒に練習していかないといけない』。

(旦那さんも、両親も助けられず)多くの新米ママが悩み、苦しむ授乳が、赤ちゃんとの共同作業が早めのうちにトラブルゼロにできるときっとスムーズな育児がスタートできる。入院中の数日を含め、新米ママと赤ちゃんは、『楽な授乳』にむけて、ぜひ、最初の10日間を乗り切って欲しい。



おまけ:肩こりになってしまったあなたへ

赤ちゃんが寝ている15分でできて、肩こりや首こりに効果てきめん。私は毎日やっていた。





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