変化する、OBOG訪問の質問について考えること

最近、OBOG訪問の相談を受けることが増えてきた。商社とか分かりやすいキャリアでもない私が、なぜ呼ばれるかというと

「複業している先輩に話を聞きたい」
「地域ビジネスをしている先輩の話を聞きたい」

というタグ付けにピンと来るからということらしい。

私も学生時代は、OBOG訪問で多くの方に、無償の愛と時間とフリーランチ(タダ飯)をいただいた。しかもリーマンショックのどストライク時期だったので、泣きながら何度も何度もOBOG訪問させていただいていた。

最後はもう励ましと美味しいご飯のために通わせていただいていた方もいた。(多くの先輩方、最後まで面倒を見ていただきありがとうございました)

そんな経験もあって、今度は私が恩を返す番だと、できるだけ全てのお声がけには応えたいなと思っている。

そんな中、ここ数年、OBOG訪問時に出てくる学生さんからの質問のトレンドが少し変わってきているなと感じる。

・いつか故郷に帰れる仕事を探したいです

・地方の仕事をしながら、東京でも働きたいです

・いつか私も、海外/東京/地方の三拠点が夢ですがどうすればいいですか?

・ダブル正社員ってなんですか?

・いつか副業したいのです。そのための働き方について教えてください

・シェアで副業できますか?

昔は「女性のキャリア」や「広報のキャリア」についての質問が多かったし、転職しようと考えている子は本当に少なかった。しかし、今は一社目に入る前から「複業」や「地域での仕事についての転職」を考えている子が多い。

わずか数年の間に、多様な働き方が加速している。自分の働き方を自分でカスタマイズできるのって、とても楽しいと思える人がいる一方で、これでいいのかと悩む人も多いのではと思う。

親も学校の先生も、そして私さえ「自分らしい働き方」についての答えは持ち合わせていない。

だからこそ、答えを探しながら歩む時間も楽しんでほしいなと思う。

そうして今の10代、20代には人生100年を存分に楽しみ尽くすようなキャリアを紡いていってほしい。

こんなことを書きながら、ジャーナリストの田原総一朗の言葉を思い出した。

若い人にとっては、こんなにいい時代はないと思いますよ。上の世代に閉塞感が漂っているから、若い世代に出番がある

あと数週間で始まる、令和の時代

これからの生き方を作っていってくれる後輩たちに会えるOBOG訪問。

私も今から楽しみになってきた。


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