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闇を泳ぐ【読書感想文】

こんばんは。ゼロです。
今週のオススメは「闇を泳ぐ」
木村選手の著作の感想です。

木村選手のnoteを読んでいてアスリートとしてだけではなく、文章もとても面白かったので購入。

とはいえ、なぜか東京パラの結果を見るまでは買えず、金メダルを獲得してから買いました。

ただ、応援してるだけの身なのに。
なぜか緊張して買えなかった。
「この気持ち伝わりますか?」
100mバタフライの時は、泣きました。

この本の続きとも言えるnoteはこちら

さて、本は5章構成
1章 幼少期  2章 中学・高校 3章 大学時代 4章 社会人・大学院時代 5章 アメリカへ
木村選手を知ったのは4章あたり、リオ前のBS番組「ストロングポイント」で知りました。
本を読むとテレビで見ている姿とは違う姿が知れておどろきました。
相当努力しているだろうな。
と思っていた努力のもう一つ二つ上のレベルでした。

面白かったのは第2章
中学・高校のエピソードがぶっとんでいて、盲学校ならではなのか、木村選手がぶっとんでいるのか。本の中にでてくる谷口君や寺西君のインタビューを読んでみたい。

本の中のエピソードなのに
「止めて!!それはやめとこ!!」
ってなります。恐怖でしかない。

パラアスリートのとんでもない一面と普通の人と変わらない一面。どちらも知ることができます。

また、視覚障がい者のことも書かれているので、健常者が思う「手助け」と実際にしてほしい「手助け」がズレていることもわかります。これは、想像もできなかった部分。

困ってそうな方を見かけたら
「何かお困りですか?」と声をかけよう。
「いや、特に困ってないです」と言われたら立ち去ろう。
また、別の機会にもう一度、声をかけよう
見えない人が何に困っているかは、その瞬間、その人によって異なる。
「○○に困ってるはず」と決めつけられては困る。

1章のコラム 見えない人へのサポートについて
から抜粋・要約です。白杖を持っている方を見かけたら勝手に決めつけないようにしたい。よかれと思った想像があっているとは限らない。
点字ブロックの上に自転車を止めない。など、基本的なことも忘れないようにしたい。

5章 アメリカへは木村選手のnoteを修正しているものです。
noteで読んでいてもKindleで一気に読むとやっぱり面白い。
表現が変わっていたり、違いを探すのも楽しい。
世界記録を出したところが最高にスキです。
語学学校の再テストの話とか、苦労や相当な努力だと思うのだけれど、面白くて思わずニヤニヤしてしまいます。

アスリート・ユニバーサルデザインや障がいについて
あまり知ることができない世界が軽快に爽やかに書かれていて、最後まで一気に読めます。おもしろい。ホントに。

本文最後のこれまで何度も尋ねられた質問
そして、その答えが。打ち震えるぐらいカッコいい。

はたして、自分はそう答えられるか?
何度でも読み返そう。自分もそう言えるようになるまで。

木村選手ありがとうございました。
読んでくれた方へ ありがとうございました。

kindleunlimitedにはいったのでこれからも本の紹介していきます。
月額980円で読み放題。とはいっても月に2冊が関の山

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払っているからには読もう。
読んだらアウトプット。無理やりではなく楽しんでやっていこう。
月1冊か2冊は紹介できればと思います。

では、また。

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