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みんなのオーケストラ第二回定期演奏会アンコール

 お越しいただいた皆様、ありがとうございました。本番ではティンパニを演奏していました、アンコール「ふるさと」の編曲を担当したものです。    今回のアンコールは「ふるさとを歌おう」にある「ふるさと」でしたが、曲中に「新世界より」のフレーズがいくつか散りばめられていたことにお気づきになりましたか? 今回、アンコールの編曲にあたっては、演奏会の内容を振り返り、聴いていただく皆様がそれぞれのふるさとを思い浮かべられるようなものにしたいと思い編曲を行いました。  前奏は企画ステージ

    • みんなのオーケストラ第2回演奏会ロビーコンサート

      開演前 ~合唱~海  作詞:林 柳波 作曲:井上武士 合唱編曲:山本寛之  広く大きな海の様相をうたった、言わずと知れた日本の童謡。音階の四番目と七番目の音が抜けている、いわゆる「ヨナ抜き音階」でできている曲。あなたのふるさとに海があってもなくても、なつかしい海の景色が想像できるのでは。 小さな空 作詞作曲:武満徹 編曲:ヘニング・ブラウエル  子供のころの何気ない一幕を哀愁たっぷりに物語った曲。そろそろ家に帰らないといけない夕暮れどきの不思議と切ない気持ちを思い出

      • 小さい頃だけ聞こえる音

         少し趣向を変えて、不思議な話をします。  皆さんも、年をとるにつれて高い音が聞こえづらくなるという話や動画を一度は見たことはあるかと思います。あるいは、古いテレビやスピーカーからでる高い音に小学生くらいの時は悩まされていたが、気づかぬうちに気にならなくなった/聞こえなくなったというような経験があるのではないでしょうか。    高い音以外にも子どもだけが聞こえる「音」と言うものもありますよね。より正確に言うなら「聞き分けられる音」と言うべきでしょうか。  「せみがいる!」「で

        • 人はなぜライブに行くのか

           こないだ職場の近所のラーメン屋で、隣の席のおじさんが「なぜアイドルのライブに行くのか」と部下と思われる若者に問うているのを聞きました。確かに、会場に行っても結局遠くから見ることになるアイドル等のライブになぜわざわざ行くのか、人によっては理解しがたいことなのかもしれないと思います。  さて、この話を紐解くため、少し幼児の発達を踏まえて考えてみましょう。幼児の発達においては「体験」と「環境」が非常に大切なものと言われており、実際に「幼稚園指導要領」や「幼保連携型認定こども園教

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          音楽がなぜ面白いのか考えたことがありますか?

           まず、「音楽」という言葉を辞書でひくと と説明されています。一文目に、「芸術」という言葉が出てきましたね。「芸術」といえば音楽以外にも演劇や文学、絵画、建築にいたるまで、様々なものがあります。それぞれに面白さはあると思いますが、今日は人間の発達的側面から、芸術の一つである「音楽」がなぜ面白いのか、探ってみたいと思います。 人間が好むもの -絵の場合-  手始めに、芸術の1つの形である「絵」を人類が発達的にどのように受容するのか、ということを考えてみます。  絵に対する

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